有楽町で逢いましょう♪ 藤田麻衣子さん@有楽町1/23(弾き語りLIVE2016 ~恋愛小説~) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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先週土曜日(23日)は、実は”ダブルヘッダーでの参戦”でありました。
日中、朝倉さやさんのステージを観てきたあと、まだ、月半ばの大雪のあとがのあとが残る横浜近郊や東京都心(日陰に除雪された雪がたまっていると、残っているのですね)を通り、やってきたのは有楽町はよみうりホールであります。

このホールの下は、いまは某家電量販店が入っていますが、以前はそごうデパート。往時であれば。「有楽町で逢いましょう~♪」となるシチュエーションであります。この日、逢って…というか、聴いてきたのは、このひと。


今年最初の藤田麻衣子さん。昨年末のニューアルバム「恋愛小説」をお題にした弾き語りのコンサートであります。
今回のお題は、この公演1回のみという、学園祭などを除けば、久しぶりの単発でのライブ。
ビデオ撮影者もおらず(=DVD化はされない)、まさにこの回一発のみということで、入場列は、7階の入り口から、2階くらいまで延々と続いています。さすがこのひとといったところ。当然、早々にSOLDOUTしています。

で、歴史ある場所ですので、多少古さは感じますが、いかにもホールといった雰囲気。割り当てられた座席は、久しぶりに後方の2階席部分ですが、前のひとが邪魔になる…といったことはありません。ジャンプが禁止だそうで(あとでネタに出てきます)、基本的に聴かせる曲の多い麻衣子さんのステージでは、良き時代にタイムスリップしたような感覚になりますね

1曲目は、CDデビュー曲である「恋に落ちて」。10周年イヤーのコンサートの1曲目は、その10年前に初めて世に問うた曲からスタートします。書いたころは20代も前半のはずですが、いま聴いても、みずみずしく感じられるのは、麻衣子さんらしいところです
対比するかのように、2曲目は最新シングル「おぼろ月」。10年の時の流れ…ということですが、こちらも同じようにみずみずしい…。とにかく、年を経ても、新鮮味やうたの持つ力が薄れてしまうことはありません

その後、しばらくは(「おぼろ月」も含めて)ニューアルバムの中からの曲が続きます。その名の通りの恋愛ものだけでなく、純粋に”愛”をうたっていくセット。10年という時の流れは、こういった、うたの幅を広げるほうに、ちゃんと出ているようです


ちょうど真ん中あたりに、少々キャッチーなうたが続くお時間がきます。コミカルな”曜日シリーズ”の完結作「火曜日、聞かなきゃよかった話」で温めた後に、「1、2、3」。本来ならばジャンピングがありますが、下の店舗に響くそうで、ジャンプは禁止。そんなわけで、妥協の産物は”背伸び”(笑)。ペンライトやらタオルやらが一番活躍する場面ですね


後半も、”恋愛”だけではない、広く”愛”をうたう場面が目立ちます。割合としては、やはり”恋愛もの”のほうが多いのですが、長く続けているうちに、そればかりではない、聴く者をほっとさせる唄も、同じように多くなった麻衣子さん。
この日が完全弾き語りのスタイルであることも、一段と、そのように見せているのかもしれません


アンコールには、「伝えたい言葉」、「泣いても泣いても」の2曲。後者は、東日本大震災のあった2011年の曲ですね。この年の麻衣子さんは、「全ての都道府県でフリーライブをする」イベントを敢行し、見事に達成されたのですが、その中で生まれてきた「泣いても泣いても」。ご自身のこの先の決意のようでもあり、この日の聴衆をそっと後押しするような歌でもあり、筆者の今年の仕事への糧にもなりそうな…、そんなエンディングでした

麻衣子さんご自身の決意としては、こんどは「全ての都道府県で箱ライブをする」ことが決定したそうで、4月に横浜からスタートとのこと。パワーアップして帰ってくる、自ら出向いて行かれる企画。5年たっても、この心意気はちゃんと息づいています

とりあえず、まずは休日と重なって!!!…なのですが、いずれにしても、どこかの会場にはお邪魔して、しかと聴き留めておきたいものであります。

では、ことしもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m