6年前にタイムトラベル … Utaco.さん at 池尻大橋(詩-uta-復活祭 1月31日) | まるゆいのおと日記(ですよ)

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本業は天気屋の私、まるゆいの'行動記録'的なもの。もっとも、多いのはライブレポ♪、次に旅のはなし(でありたい...)。
どうぞごゆるりとお楽しみください。
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2月に入り、「立春」を過ぎました
まぁ、この二十四節気の「立●」モノは、夏と冬はともかく、「立春」と「立秋」は、ときに嘘つけ と突っ込みたくなるような時期でありまして。なんだか、きょう5日も雪 …という予報なのが気になります(;゚Д゚)


さて、当日記が”おと日記 ”として本格的に始動したのは、6年前のちょうどこの時期であります。はい、当時のそれは、まだまだ寒い2月の夜空の下、職場から船橋まで足を延ばし、「詩-uta-」を名乗って弾き語りの路上ライブを毎週されていた、Utaco.さんの記録…であります。もちろん、”おと”じゃない内容や、ほかの唄い手さんの話もありますが、とにかく日記として機能しだしたのは、このおかげなのです

その、いまはハンドマイクスタイルをメインに「Utaco.」さんを名乗るうーちゃん。

(ややこしくなりそうなので、ご本人そのものは、ここでは”うーちゃん”と呼んでおきましょう。数ある?呼び名のなかの一つ…なはずなので、許容範囲かと^^)

現在のUtaco.さんのスタイルで、当時の詩-uta-さんの曲たちに新たな息吹を吹き込む、うーちゃんのワンマンライブが、1月の締め。筆者には、1月も末日になって、ことしの初うーちゃんであります。 

 


このように最近では珍しいスタイルであり、かつ、ワンマンとはいうものの、20人も入ればかなりぎゅうぎゅうというバーが会場ですので、事前にソールドアウトしています。筆者は、ステージ脇、うーちゃんを左から見る形の場所に陣取ります。


と、盛況の場内。まずは、おもむろにうーちゃんが一人で登場。演奏スタイルも以前のように…ということで、1曲目は弾き語りで「オレンジ」。過去、音源化された曲の中で、唯一、筆者の自宅には存在しないものですが、本当に最初期の曲であります。始まりをトレースするかのような1曲目ですね

2曲目の「虹の花」からは、もうおなじみになったサポート陣である、やっくん(モチヅキヤスノリさん)と豊田稔さんが入ります。初期アルバムからの「It covers」、当時の路上ライブでは定番曲の一つだった「手紙」などと進むうち、次第に6年前にタイムスリップしていく感覚が、ありありとしてきます

それは、ご本人にとっても同様なようでして…というか、こちらはいささか”驚愕の事実 ”らしい(笑)。ちゃらかった?のか、若気の至りだったか?どうかはともかく、今は今なりに、過去は過去なりの深さがあるのは、まぎれもないことでして。事実だったのは、Utaco.さんとして、3人編成で演奏された、詩-uta-さんのうたも、やはりうーちゃんの唄であること。タイムスリップであると同時に、現在のUtaco.さんが唄っても、よくお似合いであることでした


中ほどは、ゲスト出演の森本真伊子さん(以下、ここでは”もりまいさん”とお呼びします)のステージ。当初は、うーちゃんと同様に船橋でもよく路上ライブをされ、ときにうーちゃんと姉妹のように語られたもりまいさん。「始発」から始まり「私は世間一般で言う一人っ子です」「第三者」などと続く4曲のセットは、のちにライブハウスでの出演が定番になってきてからの唄ですが、そのスタイルなど、当時の詩-uta-さんに通ずるところが多々あります。こういった、人生って何?といったテーマの唄が多く、そちらにこのひとらしい迫真の空気感がみてとれます
あ、ついでに、”姉”たるうーちゃんのいじり方も、進化してましたね~(笑)。こちらも日々研究…といったところですな


再びうーちゃんのステージに戻ると、まずは「もう遅いけど」のソロ弾き語りからスタート。続いて、初期の渋めの唄といえる「迷いの路」を3人編成で。当時でも厚みのある曲でしたが、改めてUtaco.さんとしての編成で聴くと、一段と厚みを増しています
コーラスにもりまいさんを呼んでのステージは、実際に詩-uta-さんとしてのワンマンで、この組み合わせがあっただけに、これもまた狭い空間の中では貴重な光景。「無数のロンリー」「空白未来」「月ときどき太陽」(この「月ときどき…」が、詩-uta-さん当時のワンマン表題でもありました)、そして、もとはもりまいさんに書き下ろした「確かなこと」と4曲。ようやく本来の姿になった「確かなこと」は、もりまいさんの力を得て、さらに変化していきそうですね


本編ラストは、詩-uta-さんの曲としてはほぼ最終期のものにあたる「オヤスミせかいサヨナラきのう」。ワンマンなどでの、以前の演奏の際には、トイピアノが登場したりするなど、少し幻想的な雰囲気もあったものですが、改めて3人編成で演奏されるそれは、厚みが加わって、現実に一歩近づいた印象です。折に触れて、これからも出てきそう…な感じであります。
そして、アンコールに「星の降る夜に咲いて」。ようやく現在に戻ってきた、そんな締め。過去をトレースしていく一夜は、ここに集ったひとびとが見守る中、いっときのタイムトラベルという名で語れるものでもありました。


さて、2月は、筆者はうーちゃんのステージに2回出没予定。こんどは思いっきり現代のUtaco.さんで登場されるはず。この先、どんなふうに進化していかれるでしょうか。久しぶりに懐かしい曲にたっぷりと触れた後だけに、楽しみなところです。


皆様ありがとうございましたぁ