バングラデシュ料理とは (再掲載) | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba

バングラデシュ料理とは (再掲載)

バングラデシュのトピックが続いているので


バングラデシュのカレーとは??


バングラデシュ料理とは??のブログ記事を再掲載してみます。


後半にはバングラデシュやインドのベンガル料理の食べ方も!!


興味のある方はじっくり動画も見てみてくださーーい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

バングラデシュ料理でよく見かける“ブナ”というカレー料理。

 

カレーの1種だということは、食べるとわかるのですが、

 

どういう料理がベンガル式のブナなのか??

 

いまいち把握しきれていないんですよね。。。

 

良い機会なので、調べてみることにしました!

 

※Bhuna(ブナ)という言葉を使ったカレー料理はバングラデシュだけでなく、インドやパキスタンにもありますが、今回はバングラデシュスタイル(ベンガルスタイル)の“ブナ”について書いていきます。

 

 

 

こちらでは以下のように解説しています。

 

Bhuna(also bhoona)

A medium-hot dry curry originating in Bengal, prepared typically by frying meat with spices at a high temperature.

Origin

From Bengali, Urdu bhunnā ‘to be fried’, ultimately from Sanskrit bhrajj ‘fry, parch, roast’.

 

『ベンガル起源のスパイスと肉を高温で炒めた、水分少なめの(dry)カレー』

※肉を使わないダル(豆の)ブナなどもあります。

 

 

なるほど、なるほど。

 

そもそものBhunaの語源が“炒める”という言葉なのですね!

 

 

今度は動画で見てみましょう。

 

こちらのビーフブナはけっこうドライな仕上がり。

 

 

 

こちらのチキンブナは汁気があるものの少なめ。

 

 

 

お次は魚のブナ。

 

冒頭の説明通りBhunaはやはり、汁気が少ないカレーを指すようです。

 

 

 

汁気の多いカレー料理はJhol(ジョール)になるようですね!

 

※ベンガル式魚カレー“マチェルジョール”のJholのことです。

 

こちらはチキンのJhol。

 

 

 

こちらはマトンのJhol。

 

 

 

魚(macher)のJhol。いわゆるマチェルジョール。

 

 

 

 

さて、ここまで英語で調べてきましたが、

 

“ブナ”を日本語で調べてみると…、

 

 

あっ、あれ?!

 

あっさりヒットしちゃいました(笑)

 

バングラデシュにある旅行会社

 

ベンガルツアーズのHPに載っていたのですが

http://www.bengaltours.net/bangladesh_info/food_binfo.php

 

 

 

なるほど!このサイトはわかりやすいです!!

 

ベンガル料理のあれこれについて詳しく書かれてあったので

 

スクリーンショットでお届けしてみましょう。

 

 

 

 

バングラデシュ料理は曖昧な部分が多かったので

 

なるほど!かなりスッキリしました!!!!

 

 

ここまで来たら、もう少し動画で紹介してみましょう。

 

こちらが、おかずの定番のボルタ(ボッタ)。

 

 

 

こちらは炒め料理のBhaji(バジ)。

 

 

 

ズッキーニと卵のバジ。

 

 

 

これまた定番のダル。

 

 

 

揚げ魚。

 

 

 

揚げ魚と玉ねぎの料理。

 

 

 

最後は、陽気なバングラデシュ料理の紹介動画をどうぞ!

 

※ニューヨークのバングラデシュエリアでの動画です。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

せっかくなので、ベンガル料理の上手な食べ方も再掲載してみます!!

 

 

南インドと同じく手食文化圏であるベンガル地方。

 

※ベンガル地方(Bengal)は、インドの西ベンガル州とバングラデシュが含まれる、南アジア北東部の地域。詳細はこちら

 

 

ですが、

 

おかず同士を混ぜ合わせることは“しない”!

 

おかずやカレーは1品ずつ味わい、

 

それでいて、お米とはしっかり混ぜ合わせるんだそうな。

 

わかるようで・・、どうもスッキリしていなかったのですが…

 

動画を見て、なるほど!一発で納得。

 

まさに教えてもらった通りでしたね!!!!!

 

 

まずはバングラデシュの男性編から。

 

 

おかずやカレーを1品ずつライスに投入し、

 

しっかり混ぜ合わせて、おかずを食べ終わるまでいただく。

 

食べ終わると次のおかず(カレー)を入れて、食べ終わるまでいただく。

 

その連続なのですね!!!

 

 

お次はベンガルの女性編。

 

 

こちらも、ほぼ一緒。

 

食べ終わると次のおかずに行くのがスタンダードというのがわかります。

 

人によるのかもしれませんが、

 

ダルはおかずと一緒に食べるのもアリなのですね!!!

 

 

※この食べ方はあくまでもベンガル地域の食べ方。インドの全ての地域、共通の食べ方ではありません。ご注意を。

 

 

ちなみに、ベンガル料理は食べる順番もあるそうなんです。

 

インタビュープロジェクトDiggin'のベンガル料理編

 

町屋“プージャー”の長潟さんは以下のように教えてくれました。

 

『普通は揚げ物からスタートです。揚げ茄子とかタマネギとかの揚げ物が出てきて、シュクトという苦瓜が入った料理が来て、そのあとに豆スープがでます。揚げパンのルチが出て、それは、豆スープと食べる事が多いです。そのあとに野菜料理を食べて、そのあとに魚、エビ、肉などのメイン。ポラオ(プラオ/ピラフ)などを食べて、揚げせんべい、ヨーグルト、デザート、パーンという感じです。』

 

※パーンはストリートなどで売ってる口の中が赤くなる嗜好品です。

※あくまでも西ベンガルのヒンドゥの食べ方になります。地域や宗教によって違いがあるようです。

 

 

3年前に行ったインタビューなのですが、

 

へぇーっ!!

 

なるほど!なんだか、色々とスッキリしてきました!!!

 

※Diggin'ベンガル料理編は興味深いベンガル料理のお話が盛りだくさん。一度読んだ方も改めて読んでみると新たな発見がけっこうあると思いますよ!未読の方もぜひ。

http://blog.livedoor.jp/kiyotoku_sauceco-spicymaruyama/archives/cat_1237804.html

 

 

上記の食べる順番も踏まえて、もう1つ動画を見てみましょう!

 

 

ベジの揚げ物→ベジ→ダル→ベジ→ノンベジ料理。

 

あっさり系から徐々にパンチのある味付けの料理を食べていく!

 

って流れなのですね。

 

へぇーーっ!!

 

ホント、色々スッキリしますね!!!!

 

 

各種おかずと一緒にビリヤニも出てきたらどう食べるのか??

 

そんな疑問がでてきたので動画を探してみるとこんな動画がヒット。

 

 

ビリヤニはあくまでもメインのご馳走。

 

まず、おかずを白米と食べて

 

ビリヤニはラストにビリヤニ単体で食べるのですね!!

 

 

プージャーの長潟さんが言っていた

 

『~中略~ 豆スープと食べる事が多いです。そのあとに野菜料理を食べて、そのあとに魚、エビ、肉などのメイン。ポラオ(プラオ/ピラフ)などを食べて、揚げせんべい、ヨーグルト、デザート、パーンという感じです。』

 

上記のポラオがビリヤニになったって感じでしょうか。

 

贅沢な米料理は、最後に単体で食べるのがベンガルスタイルのようです。

 

 

※この食べ方はあくまでもベンガル地域の食べ方。インドの全ての地域、共通の食べ方ではありません。ご注意を。

 

 

さて、ここまで読んでくださった人の中には

 

「そこまで気にしなくたって好きなように食べればいいじゃん。」

 

と思った人もそれなりにいると思うんですよね。

 

はいっ、ごもっともです(笑)

 

ただ、手食でいただくインド料理は

 

日本の都市部では南インド料理が一番メジャーなので、

 

手食は南インド式が正解だ!と思っている人も一定数いると思うのです。

 

 

ベンガル料理を南インド式で食べる日本人を見て、

 

「嬉しいけど・・、そっ、それ、違うんだけどなぁ・・(汗)」

 

と店員さんは思っているわけですよ。

 

南インドの視点でみると、「別にいいじゃん」だけど

 

ベンガルの視点になると「オレたち違うし!」って気持ちになるわけで・・、

 

知っていて損はない“違い”だと思いブログアップしてみました。

 

※南インド式の手食はこちらでまとめています。対比として見てみると面白いです。

 

※追記: バングラデシュで生活されていた方からTwitter経由でいただいた情報。その方が過ごされていた所ではバジとボッタはトルカリと一緒に混ぜて食べるそうです。肉や魚同士は一緒に食べず、ダルは最後なんだとか。ゆるやかなグラデーションで統一されている南アジアの文化。やはり色々な食べ方があるようですね!!

 


スパイシ~~♪♪♪

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 



スパイシー丸山へのお問い合わせ、出演、お仕事のご依頼はこちら。

marushu1101@gmail.com

 

公式facebookページもぜひ。ページ上部中央にある『いいね』ボタンをクリックしてくれると嬉しいです。ツイッターもやってまーす!

 

著書「初めての東京スパイスカレーガイド」絶賛発売中(送料無料)!楽天iBooks(電子書籍版)

 

「駅名+スパイシー丸山」で検索すると食べ歩いたお店がいろいろヒットします。食べ歩きの際に活用してみて下さい。

 

南インド料理を多くの人に楽しんでもらうべくまとめた『東京 南インド料理店一覧』。

 

100円ショップのスパイスで作るカレーetc.最近力を入れている簡単レシピをこちらでまとめてみました。

 

日本野菜ソムリエ協会カレーマイスター養成講座で講師の1人を務めています。(諸事情により本名で)

 

BSフジ「パレドZ」で高嶋政宏さんとセリフ付きで共演しました!(YOUTUBE視聴可)

 

Gyao!のさきどりBOSEでスチャダラパーのBOSEさんにカレーの魅力をプレゼンしています。(こちらで動画視聴可)

 

日テレ「シューイチ」登場!東京の最新個性派カレー店を紹介させていただきました。

 

テレビ東京「車あるんですけど...?」に再び登場。“カレー食べ尽くしドライブ”を決行しました。

TBS「王様のブランチ」に2回目の出演!注目のインスタントカレーTOP10を紹介しました。

テレビ東京[イチゲンさん」カレー対決で優勝!日本一のカレーマニアの称号をGETしました!

朝日放送「探偵ナイトスクープに再び出演しました。


MBS「明石家電視台」で明石家さんまさんと奇跡の共演を果たしました!

 

インド料理店、南アジア料理店の店主の皆さんにお話しを聞く、インタビュープロジェクト「Diggin'」はこちら


旨辛調味料ソースコ×スパイシー×音楽のカレーレシピサイト「Wild Spice」はこちら

 

カレー×HIPHOPな活動もしています。シングルCD「CURRY RAP~作れマハラジャ~」発売中!タワーレコード楽天