vol.88 2011冬・沖縄旅② 北部やんばるを走る(その1) 今帰仁城跡へ | 旅ブログ Wo’s別荘

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 震災後、連載を延期していた沖縄シリーズですが、復興への動きも出てきましたので当別荘も前進を再開する事にします。震災前に編集していた第2回をおおくり致しますかお

 

今作は、那覇から一路北へ走り、名護市も通り越して、本部半島にある今帰仁城跡をご覧頂きますカメラ

 

"城跡"とは言っても、沖縄県の城跡は本州のそれとは趣を異にする部分が多々あります。特徴ある沖縄の城跡へ、スタートします馬


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1枚目から↑よくわからない写真ですがw、ここは沖縄道の北の終点・許田ICの料金所を出たところです車

 

ここから北へ、沖縄本島北部の主要都市・名護市には日ハム球団のキャンプ地があり、↑歓迎の看板が出ていました野球
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名護市街から、国道58号を外れ、西方向へ左上矢印

本島から丸く突き出したような格好の、本部(もとぶ)半島へ、レンタルWo号は入ってゆきますDASH!

↑本部半島北西部に位置する、今帰仁村(なきじんそん)に入ります波
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城址への道路標識に誘われ、丘の中腹を登っていくと~
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突如現れた、↑新しげな建物家
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↑は『グスク交流センター』で、これから見学する今帰仁城址の管理棟兼、売店や食堂を兼ねた施設ですグッド!

城址への入場券は、同センターで購入してから現地へ向かいます。

(※城址への入場門は↑から少し離れており、城門では入場券売っていないので、必ずここで買っておく必要があります^)
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センターから城門へ向かうと、↑早速見えてくる沖縄独特の形の城壁キラキラ

今帰仁城跡です。
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グスクセンターから城址入場口まで、徒歩4~5分程かかります走る人

(※繰返しですが、切符はグスクセンターでお忘れなく)あせる
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↑入口の前ですクローバー

シリーズ初回で訪ねた斎場御嶽と同様、今帰仁城跡も2000年、ユネスコ世界遺産『琉球王国のグスク及び関連遺産群』の構成物件に指定されています。沖縄が世界に誇る、貴重な史跡です星
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↑改札ゲートの窓口には↑猫が沢山いました^にゃー

観光客にも逃げずに出迎えてくれます(※ナデナデOK)ネコ

窓口のカウンターで食事をしていましたwナイフとフォーク

まさか城跡の受付に"看板猫"がいたとはw、沖縄っぽくゆる~い感じでした^グッド!
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↑から石垣をくぐり抜け、城内に入ってゆきますかたつむり


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入口から城址の中心部へつづく、↑緩やかな石段の道右上矢印
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↑城址の中でもひときわ高台にある、"主郭"に来ました。本州の城で言えば天守跡もしくは一の丸に相当すると思われます。

主郭の横には"御内原(ウーチバル)"があり、女官たちが祭祀を行っていた場所といわれています。

 

斎場御嶽もそうでしたが、沖縄では祭祀や祈祷は、主に女性が担当しました。
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御内原から、↑城郭を見下ろしたところです目

独特の曲線美を持つ城壁に目を奪われます。

城壁のむこうには、海も見えています波

 

↑城壁、本州の城とは大きく異なる石組の形態も興味深いです。

城壁の内部には武家の住む屋敷があったと言われていますが、1609年の薩摩藩侵攻によって、灰燼に帰したそうです。
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ここで、今帰仁城跡の沿革を簡単に纏めておきますクリップ

今帰仁城が出来たのは13世紀頃と言われていますが、正確な資料は残されていません。

琉球王国が成立する以前に沖縄本島北部を支配していた、『北山王』の城だったといわれています本

 

しかし、前述の通り薩摩藩によって落城。その後は、祈祷の場/御嶽(ウタキ)として、地域の人々の信仰と心のよりどころとして大切にされてきました。
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ホントに美しい、絶妙な形でカーブを描く石垣ニコニコ

世界遺産の指定を受けてからは、以前にも増して国内外の注目を集め始め、海洋博記念公園に近い事から、来訪者も増えているとの事です虹
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海を見下ろす高台に位置する今帰仁城。しかし城壁は殊更高すぎず、必要以上に目立たないよう、戦略上計算された位置に築城したような感もうけます。
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現在でもなお、城跡では発掘調査が行われ、史料が残っていないため今だ生い立ちがよくわかっていない"今帰仁城の謎"を解明しようとしていますロボット


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↑出口に戻ってきましたリサイクル

早咲きの桜のピンクと、石垣のグレーが見事にコラボしています桜
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前述の通り、廃城後は御嶽として親しまれてきた今帰仁城跡。城内外あちこちに、上写真のような拝所(ウタキ)があり、現在も地元の方々の信仰対象です(※謹写)

 

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城址の次は・


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冒頭のグスク交流センター隣に、↑今帰仁村歴史文化センターがあります。

城跡と共通の入場券で入れるとの事なので、見学します走る人
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ひとつ上↑の写真の通り、外観は"公民館"といった感じなので、期待はせずに入ってみたんですが、いざ内部を見学して驚きました。

凄い量、そして貴重な史料が満載なんです、ここ目
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ホント、こんな小さな村の・、といったら失礼なんですが、ここの史料の質と量は、そこそこの街の博物館と比べても遜色なかったですグッド!
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明治~戦前の古文書や、米占領時代の"B円"等、他館ではなかなかお目に掛かれないような貴重な史料が惜しげもなく展示目
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これは凄い・
館内はいくつかの部屋に分かれていて、昔の生活用品等も、かなり広範に収集されています宝石ブルー
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↑復帰前の村の写真を集めた、企画展も開催されていましたカメラ

見応えある展示に、時間を忘れます^合格
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↑は、落ちてきた爆弾をくり抜き、加工して造ったボートだそうです。庶民のたくましさと、沖縄の戦史をも同時に感じられます。

思わぬ収穫となった、今帰仁村歴史文化センターでした宝石ブルー

 

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見学を終え、グスク交流センター食堂で↑沖縄そばの昼食ラーメン

城跡をあとにします。

 

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再びレンタルWo号に跨り、サトウキビ茂る道を名護方面へ戻りますDASH!

 

今作ここまでです!

次作はシリーズ第3回、本島最北端の辺戸岬へ向かいます。

沖縄県最北の地とはどんな所か?ヤンバルクイナには会えるのか?w、お楽しみに^黄色い花

 

 

 

 

 

(※2022.5 2024.2 文一部修正)