2007年に始めた当別荘、おかげさまで50作を数えました。ご愛読感謝です
50作を記念(?)して、先日行ってきた韓国への旅を、4作シリーズでご覧頂きます
今作・第1回はソウル市内ブラですが、末尾に次作以降のシリーズ予告も付けます^
では、成田から出発です
出来た当時は"新東京国際空港"の名称だった事を記憶する人も減ってきた感がありますが、2004年に民営化された時、それまで通称だった『成田空港』が正式名となりました
僕は飛行機での旅、特に海外へ行く時には、早めに空港に来てウロウロするのがすきです^
これから乗る大韓航空、第1ターミナルからです。ターミナル内が改装されたようで、前回来た時より洒落た雰囲気のような気が^
イミグレを抜け、搭乗前に免税店をひやかすのも海外旅の楽しみ^
成田の免税店でおなじみの↑"アキハバラ"
街中ではつい歩いてしまう"動く歩道"、なぜか空港では立ち止まって乗ってみようという気になります^
近年各航空会社は機体の塗色やデザインを変更する社が多いですが、大韓航空はかなり以前からこれですね・
離陸しました!
あっという間に九十九里浜が遠ざかってゆきます
メインディッシュがパッと見た感じ↑"鶏肉のチリソース"に見えたんですが、いざ食べてみると、白身魚(※たぶんタラ)のコチュジャン味でしたw
日本積でも、さすがKALという事で、韓国味にこだわっています^
高度を上げるにつれ、濃くなっていく青空
旅気分の高度も上がってゆきます^
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成田から2時間余、大韓航空機は無事・
着陸しました!
仁川空港です
韓国の空の玄関、しかし仁川からソウル中心部までは60km以上あります。成田⇔都心の距離感と似ています
アジアのハブ空港を標榜しているインチョン空港、成田よりはるかに巨大です
広々とした空港内ですが、そんな大空港も埋めつくす程の人で賑わっていました
各種表示の多くは日本語も併記され、わかりやすい
2001年にオープンした仁川空港ですが、国際空港としての世界的地位を着々と上げているようです。頑張れ、成田^
ソウル市内へは、一昨年(※2007)開業したばかりの空港鉄道に乗って向かいます
この空港鉄道、インチョン空港と国鉄ソウル駅を結ぶ予定ですが、2009現在は途中の金浦空港駅まで、部分開業の状態です。
(※金浦空港から市内へは地下鉄が接続)
市内に近づくにつれ、緑の中からニョキッとマンション群が現れます。日本のマンションとは違う雰囲気で建つ姿、こういう光景にも異国情緒を感じます
仁川空港が出来るまでは、ここがソウルの国際空港でした。
現在は国内線中心で、日本でいえば羽田の役割です
同駅で、空港鉄道から地下鉄に乗換えます。年を追うごとに延びているソウルの地下鉄、訪韓する度に↑路線図が書き換えられています
予約していたホテルの最寄り駅、地下鉄3号線・安国(アングッ)駅で下車
安国駅の通路ですが、通路の真ん中になぜか、↑巨大なバケツがポツンと放置w
掃除が終わった直後かもしれないんですが、韓国でこういう謎の光景はけっこう見かけますw
このバケツ結局、このあと街中に外出して、夜半再び駅に戻ってきてもまだ置いたままでした^
又、通路の↑右側にイーゼルが並んでますが、駅で写真や絵、詩等をイーゼルを使って展示しているのも、韓国でよく見かける光景です
同駅近くにある、チャンドックン(※昌徳宮)
15世紀の李朝王朝の宮殿で、世界遺産にも指定されています
安国駅は宗廟や仁寺洞にも近く、この周辺はソウル市街有数の史跡観光ゾーンになっています
ソウル市の道は車線も多くて広く、バスやタクシーも頻繁に走っていて便利なんですが、車そのものが大変多く、朝夕は大変な渋滞になります
そこで、ソウル市では地下鉄の延伸工事を急ピッチで行っているんですが、急増する人の動きに追いついてないのが現状です
いわば、日本の高度成長期頃のような活気や活力が、2009年のソウルでみられる感じです
とりあえず1日目は、ソウル市内の市場巡りと繁華街歩きにします^
まずはソウル駅の近く、南大門市場へ
↑市場へ一歩入ると、凄い人と商品で溢れています
地下道へ降りる階段の一段一段にも↑ギッシリと商品が並び、露店と化しています
・そして、南大門市場の名の通り、市場の端には"南大門"があります。
しかし・
古来よりの城郭都市・ソウルを代表する門だった南大門。韓国の国宝第1号にも指定されていましたが、惜しくも昨年(2008)、放火により、ほぼ全焼してしまいました。
現在は、↑周囲に覆いが施され、復元工事が行われています。
(※2021追記 : 2013年に復元が完成しました)
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夜は、ソウルの老舗繫華街・明洞へ
あらゆる業種の店、そして街路には露店がひしめき、ソウルの今が手っ取り早くわかる場所ではあります
日本でいえば渋谷に相当する、代表的な繁華街の明洞ですが、そのメインストリートが行った日に舗装工事をやっていて、道は凸凹、その上↑資材のモルタル用の土砂が積みっぱなしでしたw
日本なら工事中の資材置き場とかは囲って見えないようにしてありますが、冒頭の"安国駅のバケツ"と同様、けっこうユルい光景が韓国の面白さでもあります^
ソウルの人は気にする様子もなく、上手く除けながら歩いていますw
↑ツーウ ター ニタ ヌリ オ クウエマエル?w
明洞には日本語の看板も多く、食事や買い物には困りませんが、なかには↑のようにほとんど"文字化け"のような、意味不明な日本語も
ソウルに行くと毎回食べます
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翌朝・
南大門と並んでソウルを代表する、東大門市場。地下鉄東大門市場駅から地上に出ると、もう店が並んでいます
南大門と同じく、市場のそばには"門"があります。
先程の南大門と並び、ソウルを代表する場所の一つ、↑東大門(トンデムン)
正式名は『興仁之門」、初代のものは14世紀に建てられたといわれています(※現在の門は19世紀に改築されたとの事)
韓国の国家宝物(重文級)に指定されています。
グルリと道路が取り囲む東大門、車の洪水の中でソウルの今を見守っています。
門には、韓国おなじみの↑太極拳マーク(?^)が施されています。
市場一帯を歩きます
南大門市場に比べて、卸売市場的な性格が強く、↑大阪の船場を連想するような問屋街ビルが、川の両側に林立しています
(※一般向けの小売店も充実しています)
↑の川は、問屋街の真ん中を流れる、ソウル市自慢の都市河川・清渓川(チョンゲチョン)です
以前は、同川の上に高架道路が走り、その下のドブ川のようだったという清渓川。ソウル市民からの環境改善要望が高まりをみせ、2000年から改修工事に着手、川の名の通り"清渓"を甦らせる事にしました
川の上にあった高架道路を撤去、川岸には緑と遊歩道を新設。
併せて、川に噴水を配置する事で水中の酸素濃度を上げる等、当時としては画期的な"環境主体"の整備を行い、見事"憩いの川"への変身を果たしたという事です
今では河岸に↑雑草も生い茂り、都市の中の自然が復活。緑の遊歩道を散策でき、セカセカした雰囲気の問屋街で"オアシス"となっています
このような河川再生事業は、日本でも大阪・道頓堀川の例や、東京・日本橋付近でも、首都高を地下化して撤去する構想があり、もし実現すれば日本橋もこんな感じに変貌するのかもです
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今作はここまでです!
今回、韓国へ行ったのは4日間だったんですが、そのうち2日間はソウルを出て、郊外に行ってきました。次作以降でご覧頂きます
次作以降でおおくりする、今シリーズの予告をしておきます
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☆次作・第2回(vol.51)
ソウルから北へ、京義線に乗って軍事境界線(DMZ)を訪ねます。
緊張の軍事境界線へ近づきます
★第3回(vol.52)
ソウルから東北へ、"冬のソナタ"のロケ地 春川を訪ねます
◎第4回(vol.53)
最終回は、韓国の鉄道乗りまくりをご覧頂く予定です
以上、順次up予定です。お楽しみに^
(※2021.10 2024.2 文一部修正)