2009年初のツーリングは、関東からのツーリングでは人気の地、富士山麓を走り、その流れで静岡県東部へもグルっと廻ってきました^
過去作でも富士五湖や道志村等、この地域は何度か訪ねていますが、何度でも行きたくなるのが富士山のパワー/魅力です^
では出発します
海老名SAがなぜか激混みだったので、鮎沢PAで休憩
もう↑富士山が見えています
御殿場ICで降りますが、今回詳細なコースは決めずに来たので、考えながら走りますw
富士を仰ぎながら走るのは、毎回ホント気持ちいいです^
御殿場から富士山の南の麓に延びている、富士スカイラインを走ります
"スカイライン"といえば有料っぽいですが、無料の県道です^
地図で見ると走りやすそうなルートに見えたので、初走行します
富士山を真正面に見ながら、森の中へ入っていきます
この森、両側は自衛隊の演習場と、一部米軍基地の敷地になっています。写真では見えませんが、↑両側にフェンスがあります
途中で数ヶ所、富士山への登山口が分岐しています
↑は"太郎坊"ポイント、御殿場口への入口になります。
さらにWo号で登っていきます
富士スカイライン、御殿場から富士宮市まで約40kmあるんですが、その中央近くに位置する、↑水ヶ塚PAで休憩
↑富士山を近くに感じることが出来る、高原の駐車場です
このルートは、日本の道100選にも選ばれていますが、それにふさわしい風光明媚な道です
精緻な富士山の絵が↑掲げられていた、PA駐車場
同PAは霧に覆われて富士山が見えない日も多いとの事で、そのため、"見えない日は絵で楽しんでもらおう"という心遣い(?)みたいです^
幸いこの日は、↑ホンモノが見事に見えていました
冬季には、雪遊びも出来るエリアも
富士山麓で、しばし過ごしました
PAを出て、さらに富士スカイラインを西へ
なだらかな坂が連続し、両側は緑、ホント快適な道でした
↑新五合目への分岐が見えてきました
↑富士宮市に入ると、富士登山口で最もメインともいえる、富士宮口への分岐。
ここから新五合目まで、車やバイクで登ることが出来ます
↑地点で標高1460m!
過去ツーリング作中では最高峰です
ここから約13kmで、富士山五合目です。
13kmといえば短距離のようにも思えますが、標高差が激しく、5月のこの時期でも厳重な防寒具が必要だとの事で、今回は平地用ウェアだったため、残念ながら見合わせました
新五合目への分岐を境に、下り坂になってきました
ここから後半です
富士宮市に入っても、道の両側は依然、緑の森が続きます
さすが富士の樹海、永遠に続いているような感覚に陥ります
すこし森が途切れて、眺望がきくところに出ました
眼下に、富士宮の市街が広がります。
かなり登ってきていた事がわかりました
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富士スカイライン全線走破を終え、次はご当地の名所、白糸の滝へ行きます
白糸の滝入口です。駐車場にWo号を置き、歩いて滝へ
↑ソフトクリームのデカい模型が目を引くw土産物店通りを、滝の方向へ歩きます
白糸の滝へ向かう道で、まず訪問者の目に飛び込んでくるのは、
↑音止(おとどめ)の滝です
白糸の滝の手前にあるんですが、こちらもなかなかの見応えです。
しかも水量豊富、その姿や流れ落ちる轟音も豪快でした
さらに続く、土産物屋さん街を通り抜けて・
いよいよ滝つぼへの降り口へ
↑少し見えてきました
着きました!白糸の滝です
流れ落ちる轟音が響いています
滝つぼの脇にも1軒↑土産物店、この横を通ると滝に最も接近できます。
お~
メインの太い流れの右側に、↑幾筋もの細い流れが糸のように細やかな筋をつくっています。
まさに"白糸の滝"です^
水量もかなり多いように見受けました。
轟々とダイナミックな音を響かせ続けています
そして、この滝(※というか、滝つぼ)を見て印象深かったのが、↑写真でわかりますでしょうか、滝つぼの"水の透明度"
ホント澄み切っていました。
この透明度、水中の微生物が少ないという事でしょうか?^
真夏なら思わず入ってみたいと思ってしまう位の美しい色
なぜこんなに綺麗なのか、自然の神秘も感じます。
↑写真でわかりにくいですが、水の中に"光る藻"のようなものも見受けられました
マイナスイオンを全身に受け、心地よいひと時でした
水流の轟音が響くなか、滝つぼをあとにしました
土産物店街の片隅にあった、↑『飲食物が入っています』と書かれた水槽
滝つぼの水をひいていると思われますが、夏季に飲料や果物を入れて冷やすためと思われます(※この時は空だった)
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次に、白糸の滝近くの、田貫(たぬき)湖へ寄ってみます
ここ、元々は"狸沼"と呼ばれる小さな沼地だったらしいんですが、昭和に入り、水利のため拡張工事を行なって現在の姿になったという事です。
今では、富士山が美しく望める場所として、知る人ぞ知る隠れた名所です^
たぬき湖畔からの↑富士山、見事です
あまり観光化されていない分、静かに富士を眺めることが出来ます。穴場といえます^
湖畔は緑の丘になっていて、キャンプする事も出来ます
(※管理事務所に要申込)
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田貫湖を出てしばらく走ると又々↑"滝"の案内板が
"陣馬の滝"とありますが、初めて聞く名です。
せっかくなので、寄ってみます
駐車場から、遊歩道がつくられていました
↑陣馬の滝です
"ミニ白糸の滝"とも言えなくもない感じ、けっこう豊かな水量がとめどなく流れていました。
流れ落ちた水は、小川となって流れ去っていきます
遊歩道の案内板によると、この滝の水源は"湧水"との事です。
湧水であれだけの水量は凄いと思いました。まさに、水の恵みに生きる日本列島を感じた一時でした
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陣馬の滝近くの↑水田は、田植えが終わったばかりのようです
富士山麓の名水に育まれるお米、美味しいんだろうなぁと思います
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Wo号は国道139号を北上、朝霧高原へ
"ミルクランド"との名もある朝霧高原、↑国道脇にも牧場が点在し、牛さんが沢山いました
『道の駅 朝霧高原』で休憩します
この道の駅、標高950mあります。"高原"の名にふさわしく、空気もひんやりとします
午後から雲が増えてきましたが、↑富士山はしっかり顔をのぞかせています
ここから約2~3km程で山梨との県境となり、県境を越えれば富士五湖の一つ、本栖湖に行けます
富士五湖については、2007年upの"富士五湖ツーリング"で訪ねましたので、↓リンク貼っておきます^
vol.13 富士五湖ツーリング | 旅ブログ Wo’s別荘 (ameblo.jp)
(vol.13 07.9.21up)
道の駅で折りかえし、この後南下していきます
しかし、その前に~
↑地元の方々で賑わうお店で頂いてきました
引続き、R139を南下し・
標高950mあった朝霧高原から、焼そば休憩を入れw約2時間、海へとひたすら走って着いたのは、海浜工業地帯
田子の浦付近まで下ってきました。
太平洋岸、田子の浦港です(※JR吉原駅近く)
周囲には製紙工場が集まり、製紙の街・富士を実感する場所です
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この後は、太平洋に沿って東へ、↑一般道をしばらく走ります
富士市~沼津市間で、松林を横に見ながらの、千本松原を通ります
(※千本浜道)
JR東海道線は、この松原の道より少し内陸を走っています。
↑原駅に寄りました。
吉原駅から東京方面へ行けば、駅順は東田子の浦→原→片浜→沼津→三島という順になります
↑千本浜道の東端あたりにある『千本浜公園』
沼津市が管理しているので"沼津公園"とも呼ばれ、1907(明治40)年開設との事。日本初の公立海浜公園といわれています
少し歩いてみます
見渡す限り、一面の松林です
↑"1本植えては なむあみだ"と、特徴ある言葉が彫られた像。
これは、増誉上人という室町時代の僧で、旅の末にここ沼津の海岸に辿り着き、当時潮風が強くやせた土地だったこの海岸に、彼が1本1本松を植えていった、この松原の始まりといわれています
又、同公園には他にも、数々の歌人の歌碑が建てられています。
↑は若山牧水の碑、"幾山河 こえさりゆかば 寂しさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく" とありました。
牧水も、ここ沼津の風光に魅せられ、住み着いた一人との事です。
↑は25才の時、当時難病とされていたハンセン病に罹り、故郷沼津を追われた悲運の歌人、明石海人のものです。
同公園は、"文学公園"という一面もあります
長年の潮風で、松が↑海から陸への方向に傾斜しています
海岸に出ました
東には、↑伊豆半島が望めます
長年の風雪に耐えてきた、老松の姿。
太平洋の雄大さを実感します
しばし千本松公園で過したあと、沼津をあとに、帰京します
ちなみに、この千本松公園から3km程に、08年5月の伊豆ツーリングで行った沼津御用邸記念公園があります。↓リンクを貼っておきます
vol.26 伊豆ツーリング《その1 沼津御用邸公園他》 | 旅ブログ Wo’s別荘 (ameblo.jp)
富士の裾野から沼津の海岸まで、かなりの距離を走ったツーリングになりました
強行軍でしたが、静岡県東部の輪郭をほぼ描くように走りました^
沼津ICから高速の人になります
2009初リーリング、ここでゴールとします。本年もWo号で各地を訪ね、ツーリング作をつくっていきたいと思っています^
(※2021.10 2024.2 文一部修正)