もう6月ですが、こんな春アニメも観ていました。

まとめてで申し訳ありませんが。


まず、ちょっと狂気すら感じる2作品。


「霧尾ファンクラブ」

同級生の霧尾くんに偏愛とも言える好意を寄せる、藍美と波。好きな内臓を言い合ったり、ラブソングを作ったり、なかなかの危なさです。

時々学園もの、恋愛ものらしさもあったりしますが、でも本質はあれだからなぁ、と思います。

仲間に入りたくはないですが、その生態はつい観てしまいます。


「ニワトリ•ファイター」

人類を襲う鬼獣(きじゅう)と戦うニワトリ、ケイジ。鬼獣を操る鬼人(きじん)も現れ、ピヨコにも秘めた力が発現、鶏(ひよこを除く)の絵が妙にリアルな作画にイカれたストーリーがハマります。

しかし、未だなぜニワトリが戦うのかよく分からず、そういうところも謎めいていて良いです。

(この作者、鶏のスケッチが好きなんでしょうね)


そして、日曜日夕方、安定感たっぷりの2作品。


「杖と剣のウィストリア Season2」

魔法を使えないため無能者とされるウィルは、卓越した剣の能力で、幼馴染であり天才魔法使いのエルファリアとの約束を果たそうとする。

これは王道の本格的ファンタジーで、ストーリーも、ウィルにも実は魔法の力が?という展開で面白くなっています。

観れる時間帯なのに観ないのはもったいない、というほどの出来なので、観ています。


「夜桜さんちの大作戦 第2期」

夕方のアニメらしく健全で、日常回も含む長閑さもありますが、実はストーリーは生体実験など意外とシリアスで、グロいシーンもあります。中でも主人公、太陽の身体(花が生えてくる)はどうなってしまうのか。

何クールなのかもよくわからないのですが、とにかく観ています。





NHK夜ドラの新シリーズ「ミッドナイトタクシー」が始まりました。


象子(古川琴音)が運転する深夜タクシーに乗る乗客たちの人間ドラマ•••だと思います。

後部座席でイチャイチャする男女がいても無表情で運転する古川琴音さん、なんかいいですね。


初回は、グイグイくる派手目の女性と、そういうのが苦手そうな地味めな女性。どう見ても合わないタイプの二人が乗りこみ「どういう関係に見えます?」と聞かれた運転手との、三人の密室会話劇。既にかなり面白いです。

この話も次回に続くようですが、何か予期せぬ展開が待っていそう。

オリジナルドラマなので、何が起きるかわからないところが楽しみです。


ちなみに、タクシーの運転手さんと話すのが好きな人もよくいますが、私は苦手な方です。

「痛い人たち」(くわがきあゆ 講談社文庫)


売れないお笑い芸人、矢場北太郎は、殺人事件の第一発見者になり周囲に疑念を持たれる。その後、別の殺人事件でも第一発見者になる。

そんな中、ロケでやったイジリ芸が評判になり人気が出始めるが、また、新たな殺人事件で第一発見者になる。何が起こっているのか。


くわがきあゆさんは、「レモンと殺人鬼」「先生と罪」など個性的な作品があり、好きな作家です。強いて分類すればイヤミス系でしょうか。


本作もイヤミス的な要素もありますが、とにかく登場人物が「痛い」というか「ヤバい」です。

犯行動機もかなりヤバくて、全く釈然としません。そんな奴いないだろ、と。

しかし、そんな理解不能のヤバい犯罪者が、イジリという危険な方法で笑いを取る矢場自身にも重なってくるのです。


で、一応真相は判明しますが、その後のエピローグが、全くスッキリしなくて、そこがまた、くわがきさんらしくていいです。

くわがきさんの今後の作品にも期待します。