「Re:ゼロから始める異世界生活 4th Season」


今回は例によって、「喪失編」で1クール、8月から「奪還編」ということだそうです。

とことん追い込まれて反撃、というのは、王道だけど面白いですね。


で、現在は喪失編の中盤ですが、まずここまでのストーリー展開が面白いです。

スバル一行がプレアデス監視塔に辿り着くまで波乱あり、到着してまた波乱(詳しくは書けませんが)、息つく間もありません。死に戻りも使われ刺激的な展開でした。直近回ではスバルが•••


そして、今までスバルやエミリアから一歩引いた役回りだったキャラクターが掘り下げられています。

中でも、ユリウスが熱い。

アナスタシア(エキドナ)も熱い。

頑張って欲しいです。


更に、ラムの毒舌もキレッキレッです。

初登場のシャウラは目立ってはいますが、これからどう活躍するのでしょうか。


前にも言いましたが、シリーズものが4thまで来て、なおレベルを落とさず面白い、というのはスゴいことです。

この先も期待しかないですね。


「タイム・マシン」(H・G・ウェルズ 創元SF文庫)


今年、H・G・ウェルズの生誕160年、没後80年ということで、3冊の傑作集が新版で出ました。

既に紹介した「世界最終戦争の夢」「深海潜航」と、もう1冊がこの「タイム・マシン」です。

なお「タイム〜」と「世界〜」は若い頃、旧版で読んだことがありました。


あまりにも有名な表題作「タイム・マシン」は、改めて読むと、本当に傑作です。

1895年の作品で、多少現代科学からすると甘いところはありますが、それでもその知見の深さ、発想の鋭さには唸らされます。

描かれるのは80万年後の未来世界で、21世紀の世界でも進む「格差」「分断」が究極まで行ったら、というダークな未来です。

また、人類が満たされるほど文明の進歩が停滞するというのも、ITなどで便利になり過ぎる現代においても通じる、痛烈な文明批評になっています。


その他の作品も面白いですが、短編というか、ショートショートに近いかも知れません。水晶の中に何処かの景色が見える「水晶の卵」は結構好きです。


この3冊のウェルズSF傑作集、オススメです。



「日本三國」


近未来の日本、文明は明治時代レベルに後退し、三つの国に分かれ争っていた。豊富な知識と弁に長けた三角青輝は、理不尽な妻の死をきっかけに日本再統一を目指すことになる。


おそらく1クールだろう、ということですが、日本再統一がゴールなら、先は長そうです。


タイトルは三国志をオマージュしていると思いますが、特に三国志を模しているわけでもなさそうです(私の三国志の知識が浅いからかも。)。

しかし、個々のエピソードの知略、謀略、戦略の凌ぎ合いはそれっぽくて面白いです。

なにより、序盤から平殿器や輪島桜虎など、クセの強すぎるキャラクターが、クセの強い作画で、インパクトを残しています。特に初回が衝撃的だったのですが、常に何が起こるかわからない空気です。

一方で近未来という設定も上手く使われていて、軽いギャグもありますが、なんだか怖くて笑えませんね。


後半の楽しみは、まだ力を発揮しているとは言えない三角青輝や仲間たちが、乱世の中どうのし上がるかでしょう。

とにかく、春アニメでも特筆すべき作品であることは間違いないです。