時代には流れがある。
どれだけ強かった国でも、いずれ落ちぶれていくもの。
どれだけ華やかだった産業でも、衰退していくことが常である。
北海道にいると、炭鉱で働いていた人達の、当時の贅沢な生活について、生の声を聞くことができる。
当時の炭鉱は、日本の経済を支える花形産業。
遊んでも、遊んでも、お金なんて少し働けば、がっぽがっぽと手に入ったそうです。
さて、時代は流れて、現在。
いうまでもなく、衰退しています。
原油高で、一瞬見直されもしましたが、たぶん少し原油価格が落ち着けば、また元通りの扱いになるでしょう。
では、こう衰退してしまったのは、誰が悪かったのか?
もちろん、犯人なんていません。
時代が変わったというだけのこと。
昔から、こんなことは分かりきったことです。
諸行無常。
物事すべては移り変わるもの。
変わらないと思っているのは、人間の「脳」だけであり、人間の身体は、日々衰えていく定め。
日々、醜くなっていく肉体と対峙しながら、生きていくのが大人という存在です。
スペインが「無敵」を誇った時代もあった。
イギリスが「世界の頂点」に立った時代もあった。
日本が「経済大国」と認識されている時代もあった。
アメリカが唯一の「超大国」と、もてはやされた時代もあった。
どんな時代にも、終わりは来る。
そのタイミングタイミングで、ラッキーな人もいれば、そうでない人もいる。
それは、一個人で、どうこうできる問題ではない。
時代のうねり・流れには、逆らうことなんてできないものだから。
盛者必衰。
800年前に書かれた「平家物語」の思想が、21世紀の今でもそのまま通じてしまう。
人間は、根本的に「進化」していない。
表面的には古代人と異なる生活はしているが、中身は変わっていない。
生きる悩み、死にゆく悲しみは、いつの時代も同じである。
そう思えば、いま現在悩んでいることも、どうでもいいことだってことが分かる。
人が死んでも、何も変わらない。
地球がなくなっても、どうってことではない。
そう、諸行無常が、世の摂理なのだから。