銃乱射事件が、またフィンランドで起きた。
フィンランドといえば、いま教育機関では注目の的である。
書店などにも、「フィンランド方式の教育こそ、世界一の教育である」といった本が多数ある。
福祉も充実し、ノキアなどの世界企業もある経済大国。
が、一方、銃の保有率は世界第3位。
アメリカ、イエメンについでの、世界第3位。
日本人が勝手にイメージしている「フィンランド」とは、かなり異なる現実である。
昨年に、学校での銃乱射事件があった。
たぶん、フィンランド国内には、事件の再発防止の運動もあったのでしょう。
けれど、先日また学校で銃乱射事件が起きる。
規制があるとはいえ、拳銃が手に入る環境では、同じことが繰り返されてしまうのか・・・。
光があれば、影がある。
世界中のことが、一瞬にして分かってしまう、IT社会。
しかし、実は、なにも分かっちゃいないのではないだろうかと、最近つくづく思う。
上っ面の最新情報で、分かった気がしているだけで、
本質的なことが、見えにくくなっているのではないか。
いや、本質的なことを見抜く能力が退化してしまっているのではないか・・・、と。
世界一の教育、福祉の充実、徹底した男女同権、ハイテク産業を主とした経済大国・・・。
これが「光のフィンランド」なら、「影のフィンランド」って、いったいなんなのだろう?
現地で暮らしてみないと、見えてこないことなのか。
現地で生きていかないと、感じられないものなのか。
インターネットによって、世界中のことが何でも分かる社会になった。
インターネットによって、隣に誰が住んでいるか知らなくても生きていける社会になった。
これが、人間が求めてきた「理想の社会」なのか?
これが、人間を幸せにするカタチなのか?
何でも知っているということは、
何も知らないということと、同じことではないかと思えてしまう。
結局、「無知」な自分に対して、右往左往しているだけなんですが。