腰痛で病院や治療院に行くと、言われる定番の言葉がある。
「腹筋、背筋を鍛えましょう!」
そりゃ、そうだ。
腰痛を軽減するのに、体幹の筋肉はあるに越したことはない。
でもね、そんなこと、みんなわかっています。
どうすれば健康になるかってことは、それほど難しい話ではない。
また、それほど、意外性のあることでもない。
早寝早起き、腹八分目、体をしっかり動かす・・・。
体にいいだろうな、と思えることをすれば、健康になれるもの。
でも、しない。
健康になることが難しいのではなくて、
そうなるために実践し続けることが、難しい。
人間は意志の弱い生き物です。
「良い」と分かっていても、安易な方向に流される。
そして、その結果を突きつけられたとき、
「ああ、ちゃんとしてればよかったな・・・」なんて後悔する。
だから、私は整体師として、できないこと、やらないであろうことは、アドバイスしません。
運動嫌いな人に、
「こういった体操が、いまの症状には効果的ですよ」
と言ったところで、右から左。
そのクライアントさんが実践してくれなければ意味がない。
もちろん、それは整体師の責任ではないとも言える。
最終的には、体のメンテナンスは自己管理しかないし、
どのような状態になったにせよ、それは自己責任である。
でも、せっかく何かの縁で、お店に来ていただいたのだから、
少しでも「元気」な体になってほしいもの。
だから、その人がやってくれそうなこと、なんとか継続できそうなことをアドバイスする。
「こんな簡単なストレッチだけでいいのですか?」
反対に、いぶかしがるクライアントさんもいる。
でも、まずは簡単なことでも、続けることが大切ですよ、と伝えています。
どんな行為でも続けることでしか、効果は出ない。
短期間で体に変化をもたらす行為は、当然、元に戻るのも早い。
継続することでしか、根本的に体質を変えることはできないものです。
健康なんて、簡単です。
体にいいことなんて、単純です。
でも、それを継続できない「弱い」自分を変えることが、
本当に難しいことなんですよね。