日本は資源がない、資源がないと言われている。
確かに、ない。
石油や天然ガス、鉄鉱石など輸出するレベルの資源はない。
中東やロシアなどを見ていると、資源のある国は強いな、とは感じる。
アメリカや中国もそう。
国際的に強気でいられるのは、自国に資源があるからなのでしょうね。
さて、日本。
いわゆる資源に乏しい国。
だいたい、こんな狭い国土で取れるものなんて高が知れている。
でも、こんなに狭い国なのに、1億2千万人もいるってことはどういうことなのか?
戦後の経済成長も、もちろんあるでしょう。
貧しい国ならここまで、人口が増えなかったかもしれない。
しかし、経済的うんぬんの前に、この国が「資源」があるから人が生きていけるのではないか。
一般的な資源は、ない。
外貨を稼ぐことのできる資源は、ない。
自然という「資源」は、かなりある。
自然環境としては、生き物が増加できるポテンシャルが、かなり高い。
何もしない土地でも、植物が生えている。
人間が手を加えなくても、砂漠化しない。
適度に雨が降り、なんだかんだと四季の変化がある。
常夏の沖縄もあれば、雪深い北海道もある。
この狭さで、この変化はすごいこと。
世界にはもっと変化に富んだ国もあるでしょう。
けれど、それは国土自体が大きいってこと。
日本なんて、世界のハナクソ。
アジアの端にある、ちっちゃい島。
しかも、7割ほどが森林にもかかわらず、1億人以上が住めてしまう環境の包容力がすごい。
日本が目指すべき方向性は、経済世界一なんかじゃない。
それぞれの国に適した方向性がある。
暑い国は暑いなりに、寒い国は寒いなりに、生きていくしかないのである。
ひとこと言わせていただきます。
日本は、農業・漁業の先進国になるべきだと。
農業の大国になんてなれない。
国土が狭いのですから、できる量の限界も決まってきてしまう。
だからこそ、新しい技術を開発するって方向性が見えてくるはず。
何でもかんでもすぐに育つ熱帯のような環境では、創意工夫する必要なんてない。
だって、放っておけばいいのですから。
自然に対して、上手に関わらないと恵みがいただけない国、日本。
だからこそ、そこに新たな産業が成り立つと思う。
経済は経済でないがしろにしない。
でも、アメリカを目指したって無理。
それぞれの国のよさを発揮すべきである。
日本は「資源」豊かな国です。
緑は多いし、水は清らか。
石油だけが資源じゃない。
せっかく「豊か」な国に生まれたのですから、もうそろそろ日本の国土が持つ、固有の可能性を開花させてもいいのではないでしょうか?