毎月15日発行、「れじおん」のコラムです。
今回のテーマは「心にも効く整体」です。
整体をしたら、精神的病気が治るってことではないです。
身体が整うことで、心にもいい影響があるのでは・・・というお話。
心は、体の状態によって変化する。
どうも最近、スピリチュアルとか、一個人を超えた大いなる存在のようなものが、もてはやされる傾向があります。
各人が何を信じ、何を現実として生きていくのかは自由です。
しかし、自分で考えもしない、自分で感じることもなしに、有名人がそう言ったからといって信じてしまうのは、どうなんでしょうね。
人生の最大の喜びのひとつ、“悩み苦しむ”ということを避けて生きるのはもったいない。
“悩み”のない人生なんて、味のしない食事みたいなもの。
食事には違いないが、そこに喜びはない。
苦しくない人生なんて、おいしくないでしょうね。
ただ悩みの悪循環に、はまっててしまうと、つらい。
思考停止状態になり、いつまでも同じ悩みに囚われてしまう。
こうなってしまうと生きているのが嫌になる。
悪循環な悩みの原因は、感情であることが多い。
感情をコントロールしようとして、反対に身動きが取れなくなってしまうことは多い。
感情は、思考で変えられるものではない。
脳の中で感情は、思考部分よりコアに近い部分が司る。
よって、いくら脳の周辺部であれこれ考えても、コアにある感情部分には影響がない。
下手な考え、休むに似たり・・・である。
感情に影響するのは、行動であり、身体そのものである。
体が軽くなったのに、心が重いままなんてありえない。
問題は解決していないけれど、身体の状態が良くなれば、悩みがそれほど気にならなくなる。
「まあ、なんとかなるさ」と受け止められる。
逆に、体が調子悪くなると、ろくな考え方をしない。
大きな病気になると、人が変わってしまったのではないかと思えるくらい、ネガティブになる人もいる。
体が感情に影響し、感情が心の形を変える。
だからこそ、心の問題に、体を整えるための“整体”という手技が役に立つ可能性がある。
整体で、うつが治るわけではない。
ただ、自分の身体をしっかり意識することで、自分の考え方・感情に変化が現れることも多い。
リセット整体の目的は、筋膜などの組織についた“こりぐせ”の解除。
組織の構造自体を変えること。
でも、その副産物として、心にも効いてくれると、やはりうれしいですね。
