整体をどう利用するのか?
その説明をするときに、私はこんな例え話をします。
体は、包丁みたいなもの、と。
料理に使用する包丁。
高価な物から、100円で売っている物まで様々。
けれど、「物を切る」という基本性能は同じ。
体も同じことです。
人それぞれ違いがありますが、「生きる」という基本性能は同じですから。
ただ、どれほど高級な包丁でも、使用しているうちに切れ味は落ちます。
使えば使っただけ、性能が低下する。
逆に全く使わなければ、さび付いて、これもまた性能が低下する。
使っても、使わな過ぎても、切れ味は落ちてしまうもの。
だから、定期的に「研ぐ」必要があるのです。
安い包丁でも、きちんと手入れをしていれば、何の不自由もなく使用できます。
反対に、どれほど見事な包丁でも、手入れを怠れば、切れません。
まさに人間の体と同じですね。
使わない(運動しない)と、性能(体力・柔軟性)は低下しますし、使いすぎてもメンテナンスを怠れば、性能は落ちます。
しっかり使用し、きちんと手入れをする。
これが、包丁を長持ちさせる秘訣であり、人体を元気に保つ極意です。
手入れをしていない包丁でも、無理やり力を入れれば、物は切れます。
ただ、一度切れ味のいい包丁を知れば、そのバカげた力技で物を切ることはしたくないでしょう。
体も、手入れをしなくたって、生きていけます。
ただ、そうして生きることは、かなり無駄な「力技」ってことですが・・・。
もちろん、どれほど手入れしても、安い包丁が高級な包丁に勝てるってことはありません。
同じ研ぎ具合なら、基本性能が高いものには勝てないもの。
人間も同じ。
どれほどメンテナンスをしたからといって、皆がオリンピック選手になれるわけではありません。
生まれ持った人体の基本性能は、違っているものですから。
ただ、家庭料理をするのに、それほど高級な包丁がなくても、何の問題もないが如く、一般的な生活をするのに、それほど基本性能の高い体は必要ありません。
包丁も体も同じ。
手入れをすることが、おいしい料理を作る基本であり、人間が元気に生きる基礎なんです。
整体は、“砥石”のようなもの。
体の性能が低下しないように、その人のライフスタイルに合わせて利用するべきだと思います。
料理人なら毎日、包丁を研ぐでしょう。
主婦なら、切れ味が悪くなったら、研げばいいもの。
整体で、体の“切れ味”を回復させてくださいね。