日本は長寿社会である。
男女とも、平均寿命は80歳くらい。
世界でもトップランクです。
戦国時代など、「人生50年・・・」なんて有名なセリフがあるように、なかなか長生きはしにくかったようです。
現在でも、平均寿命が50、60歳くらいの国は、多くあります。
しかし、そういった国には、高齢者がいないのでしょうか?
そんなことはありません。
元気な80、90歳だって、ちゃんといらっしゃいます。
平均寿命は、あくまで「平均」。
医療が十分に発達していなくて、赤子の命が救えていない国々が、平均寿命の数字を下げているってこと。
つまり、どれほど医療が発達していようが皆が長生きできるわけでもなく、反対に医者にかからなくたって、100歳まで生きる人は、生きる。
結局、生命体としての「人間」は、決して長生きになんてなってやしない。
昔から、長く生きれる人は、食べ物が何であれ、環境がどうであれ、生きてしまう。
この事実を、勘違いさせてしまう魔法の数字こそ、「平均寿命」なんです。
平均寿命より早く死んだからって、不幸ということはない。
長く生きたから幸せと限らないことなど、本当はみんなわかっている。
ただ、死んだ経験が誰もないので、怖い。
怖いから、なるべく後回しにしようとする。
生きていたいというより、死にたくないから生きている。
私は死ぬことは、「巣立ち」だと思う。
その先に何があるかわからない。
でも、みんな死ぬことだけは確実。
だから、怖がる必要などないもの。
ただ、死ぬまでが苦しいとは思う。
その苦しさこそは、生きているという証拠でもあるのですが・・・。
生まれてくることも、苦しい。
だから、赤子は泣いてしまうのじゃないか。
そう考えれば、死に逝く苦しみも受け入れるしかない。
長生きすることが、いいことだという常識から、もうそろそろ抜け出してもいいのではないでしょうか。