【盛会にて終了!!】第1回ミライティーチャー企画 岩渕佳宏先生編 | まるしん先生の教育&実践研究ふんとう記

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#学級経営#子どもが学ぶ授業学級(銅像教育)#はじめての先生#道徳 #道徳授業 #道徳教育 について日々実践&研究中です。単著・編著20冊、日本道徳教育学会会員、日本道徳教育方法学会員、関西道徳教育研修会 代表

おはようございます。

先日の日曜日はミライティーチャー講座を実施しました♪

ミライで活躍する先生の出発点としたい。

そんな思いで講座を企画しました。

 

記念すべき第1回は「岩渕佳宏先生」でした。

コーチングスキルを活用していただきながら、

私たちの教師自身をふり返る機会をつくってくださり

そして、私たち一人ひとりが進むべきそれぞれの未来の道について考える時間をくださいました。

 

 

 

 

とってもすてきな講座でした!(^^)!

 

講座中は何度もペアワークを通して

対話を深めていきました。

 

 

 

最後には対談の時間も☆

こちらも岩渕先生と深い話をすることができ、

新たな発見がたくさん生まれていきました。

 

今回の講座でおもしろかったのは、

やはり「ワーク」の時間です。

 

 

私がペアの方とお話をしていて気が付いたことは

自分がよくない時に自分を信用している人は

今も自分に影響を与えてくれている

ということです。

 

ここで「人はどんな人に信頼を寄せるのか」という疑問が浮かんできましたので、講座後にさっそく論文検索です♪

 

今回の論文はこちら。

 

『信頼の意味と構造—信頼とコミットメント関係に関する理論的・実証的研究』  山岸,小宮(1995)

http://www.inss.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/1995_2J001_059.pdf

 

58ページにも及ぶ骨太な論文です。

 

私が、今回のワークでの気付きとつなげて考えた点は次です。

(太字・下線丸岡)

 

客観的な行動予測を越えた期待を,我々は信頼として定義している.この意味での信頼は,状況の客観的認知からのズレであり,
一種の認知バイアスである.このズレは通常,相手の善意あるいは人間性に対する期待によってもたらされる.従って信頼は,不確実な情報に基づいて相手の善意人間性を判断する際に生じる認知のバイアスとして定義できる.

 

先ほどの「自分の状態が悪い時に信頼してくれる人ほど印象が残っている」という話は、上記に記されている「状況の客観的認知からのズレ」から生まれているものであるから「客観的な行動予測を越えた期待」となっているのでしょう。

 

信頼という不確実な概念も、

こうして論証されていることがおもしろいなぁと感じます。

 

もちろん、客観的な行動予測を越えた期待が万能というわけではありません。

 

だからこそ、道徳科の授業で多面的・多角的に考える授業が求められているわけですね。

 

 

 

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