探究学習を進める学習集団を目指す~自分を解放する~ | まるしん先生の教育&実践研究ふんとう記

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#学級経営#子どもが学ぶ授業学級(銅像教育)#はじめての先生#道徳 #道徳授業 #道徳教育 について日々実践&研究中です。単著・編著20冊、日本道徳教育学会会員、日本道徳教育方法学会員、関西道徳教育研修会 代表

おはようございます。

今日は「探究的な学習を進めるうえでの学習集団とは」

というテーマを

構成的グループエンカウンター

という手法から考えてみようと思います。

 

このような探究的な学習を進めていくには、
探究的な学習に適した学習集団の育成
が重要ではないかと思っています。

 

と先日述べさせていただきました。

 

 



そして、その条件として

「どの子も自分の内面を解放して好奇心を発揮できる学習集団が組織されることである。」

ことを紹介させていただきました。(下線、ナンバリング丸岡)

上記に記した通り、この文に書かれている要素を2つに分解して考えてみます。

①自分の内面を解放
②好奇心を発揮


探究的な学習集団を育てるためには
この2つの要素を大切にする必要があることが見えてきます。

今日は、その要素の1つ目「自分の内面を解放」という条件を見てみましょう。

私は、自分の内面を解放する一つの手立てとして
構成的グループエンカウンター
に注目をしています。

関連する論文はこちら
構成的グループ・エンカウンターが自己概念の変容および個人・グループ過程に及ぼす影響に関する追試的検討 水野2010

本論文では、構成的グループエンカウンター(以下SGE)の効果として次のように記しています。

①効果研究
 抑うつ性・ 劣等感・神経質が減少し,支配性・協調性が増大

②過程研究
 親和的な人間関係体験 から自己尊重感に支えられた相互信頼関係を体験

③エクササイズ・プログラム研究
 エクササイズの順序などを変化させることで,参加者の発達に即したプログラムを作成しうることを指摘

④リーダー研究
 因子分析の結果,「コミュニケーション促進の現実原則」, 「介入スキル」,「了解」の因子を得ている。

⑤適用研究
 進路意識が低いと 判断された中学3年生を対象に SGE を実施したところ,進路意識が上昇したことを見出し,キャリア教育における SGE の有効性を示唆

⑥その他
 片野・國分(1999)が SGE 実施に際しての参加者の抵抗について調べ,「変化への抵抗」,「構成への抵抗」,「取り組みへの抵抗」 を見出し,参加者の動機や経験によって,変化への抵抗に違いがみられることなどを示している。

SGEは具体的実践もインターネット上に様々紹介されています。
例えば、長崎県教育センターからは「「年度初めに行う構成的グループ・エンカウンター」の進め方(例)」という資料が出ています。

※リンクはこちら


また、次の資料では、動画でもSGEを知ることができます。
https://youtu.be/nP_5PqsiW-A


4月は学習集団をつくる時期です。
そして、今の時代、学習集団のあり方・つくり方が変わってきています。
ぜひ、SGEを取り入れて、4月の学習集団をつくっていってみてください。

 

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3月19日(日)

ミライティーチャー講座

【新年度こそ、対話の力で、最高のチーム作りをスタートしよう】岩渕 佳宏 先生 編

@たかつガーデン

会場参加 定員20名

オンライン参加 定員20名

https://peatix.com/event/3465857/view

 

8月5日(日)全日 年に1度の大イベント!!

夏の道徳フェスティバル

@エル大阪

山田貞二/白木みどり/西野真由美

※申込準備中

 

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毎週金曜日は森直也先生とFacebookliveでドウトーーク!!21時30分~22時

 

視聴は丸岡FBページより

https://www.facebook.com/profile.php?id=100001768240803