おはようございます。
今日は「探究的な学習を進めるうえでの学習集団とは」
というテーマを
構成的グループエンカウンター
という手法から考えてみようと思います。
このような探究的な学習を進めていくには、
探究的な学習に適した学習集団の育成
が重要ではないかと思っています。
と先日述べさせていただきました。
そして、その条件として
「どの子も自分の内面を解放①して好奇心を発揮②できる学習集団が組織されることである。」
ことを紹介させていただきました。(下線、ナンバリング丸岡)
上記に記した通り、この文に書かれている要素を2つに分解して考えてみます。
①自分の内面を解放
②好奇心を発揮
探究的な学習集団を育てるためには
この2つの要素を大切にする必要があることが見えてきます。
今日は、その要素の1つ目「自分の内面を解放」という条件を見てみましょう。
私は、自分の内面を解放する一つの手立てとして
構成的グループエンカウンター
に注目をしています。
関連する論文はこちら
構成的グループ・エンカウンターが自己概念の変容および個人・グループ過程に及ぼす影響に関する追試的検討 水野2010
本論文では、構成的グループエンカウンター(以下SGE)の効果として次のように記しています。
①効果研究
抑うつ性・ 劣等感・神経質が減少し,支配性・協調性が増大
②過程研究
親和的な人間関係体験 から自己尊重感に支えられた相互信頼関係を体験
③エクササイズ・プログラム研究
エクササイズの順序などを変化させることで,参加者の発達に即したプログラムを作成しうることを指摘
④リーダー研究
因子分析の結果,「コミュニケーション促進の現実原則」, 「介入スキル」,「了解」の因子を得ている。
⑤適用研究
進路意識が低いと 判断された中学3年生を対象に SGE を実施したところ,進路意識が上昇したことを見出し,キャリア教育における SGE の有効性を示唆
⑥その他
片野・國分(1999)が SGE 実施に際しての参加者の抵抗について調べ,「変化への抵抗」,「構成への抵抗」,「取り組みへの抵抗」 を見出し,参加者の動機や経験によって,変化への抵抗に違いがみられることなどを示している。
SGEは具体的実践もインターネット上に様々紹介されています。
例えば、長崎県教育センターからは「「年度初めに行う構成的グループ・エンカウンター」の進め方(例)」という資料が出ています。
※リンクはこちら
また、次の資料では、動画でもSGEを知ることができます。
https://youtu.be/nP_5PqsiW-A
4月は学習集団をつくる時期です。
そして、今の時代、学習集団のあり方・つくり方が変わってきています。
ぜひ、SGEを取り入れて、4月の学習集団をつくっていってみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
3月19日(日)
ミライティーチャー講座
【新年度こそ、対話の力で、最高のチーム作りをスタートしよう】岩渕 佳宏 先生 編
@たかつガーデン
会場参加 定員20名
オンライン参加 定員20名
https://peatix.com/event/3465857/view
8月5日(日)全日 年に1度の大イベント!!
夏の道徳フェスティバル
@エル大阪
山田貞二/白木みどり/西野真由美
※申込準備中
☆★☆★☆★
毎週金曜日は森直也先生とFacebookliveでドウトーーク!!21時30分~22時
視聴は丸岡FBページより
https://www.facebook.com/profile.php?id=100001768240803