社交不安障害について②




前の記事はこちら下矢印





大学3年生の時に、社交不安障害のような症状に悩まされていた私。遂に精神科を受診することを決めました。



とりあえずネットで近くの精神科を調べて、できるだけホームページが充実している病院を選びました。

(何となくホームページで情報を得られるところの方が安心出来た。と言ってもまじで田舎すぎて、通える範囲の精神科は2-3箇所しかなかった……)





電話予約して、受診日当日。

完全予約制だから空いていました。というか待合室には私しかいなかったかも。


まずはカウンセラーさんによる問診。かなり丁寧に問診して頂けたと思います。


その後にカウンセラーさんに「今からこの白い紙に、果物がなった木を2つ描いてもらえるかな?どんな木でもいいからね」

と言われました。


そう言われて描いたのがこの絵です下矢印



本当にこんな感じで描きました。

どんな木でもいいよ、と言われたので何も考えずに軽い気持ちで描きました。


そうするとカウンセラーさんから「これで問診は終わります。次は医師の診察になります」

と告げられ、少し待った後に医師の診察がありました。




医師は、30代後半くらいの女性でした。※女性医師の方が話しやすいかな?と思って、女性医師のクリニックを選んでます。


そこで言われたのは

「問診票を読んだら社交不安障害かなーって思ったんだけど、でも心理テスト見たら社交不安障害じゃないって分かりました。あなた存在しないフルーツを描いたよね?こんな木にこんなフルーツがなることないもんね?これはね、あなたが現実を見てないことを表しているの。あなたは、大学で嫌なことがあってそれを直視しないようにしているわね。そのせいでそんな症状が出ているだけ。嫌なことから目を背けないようにしなさいね」


と言われました。


「……え?」


と思ってる間に診察終わり。

本当にこれだけ。処方もなし。


社交不安障害だと思って行ったのに、心理テストのせいで社交不安障害じゃないと決めつけられ、診察終わり。


確かに現実では、こんな木にりんごやブドウはならない。でも、気軽に描いた絵の内容で、病気じゃないと決めつけられ本当に驚きました。





でも、この時は私もまだ21歳になったばかりの若造で、医師から「社交不安障害じゃない!」と言いきられたので「医者がそこまで言うならそうなのかもしれない」と思い込みます。




そんなこんなしているうちに3年生の前期の発表ラッシュが終わります。


3年生の後期になると今度は病院実習が始まり、とりあえず発表をすることは無くなったのでなんとか過ごすことが出来るようになりました。(医療系の学部だったので、3年生の秋から4年生の春までの半年間はひたすら実習!でした。)





でも、実習でも発表があります。


大体実習は2週間で1クールで、クールが終わる度に違う場所にうつるのですが、その度に実習で学んだことの発表があるのです。


前期の授業での発表は大体60-70人相手にしていましたが、この実習の発表は10人程度が相手だったことや、みんなの前で立って発表するという形式ではなく、みんなで机で輪になって座ったまま発表するという形式がほとんどだったので、なんとかやり過ごすことが出来ました。





しかし大学4年生になった頃、実習が無くなりまたグループワークからの発表がちらほら増えていきます…以前と全く同じ症状で、とにかく発表となると声の震えや息切れが酷くそれを思うと毎日が憂鬱で仕方なかったです。


でも精神科に行くのは怖い。特に個人のクリニックはトラウマ。


という事で、総合病院にある心療内科を受診することにしました。




つづく