あんまりプロレスの話ばかり続けてると、後追いでリアルタイムでもないのに…とお叱りを受けそうなので…
昼食の話題。
33歳のくせに、老獪で曲者で小狡くて、マッチョというよりかはポチャとしてて、古き良きアメリカンスタイル的なプロレスをやっているのだが…、目立たない。
G1 CLIMAX.33、大田区総合体育館大会の第1試合で、海野翔太君との試合、ほぼほぼ試合をコントロールしているのですが、最後の最後に海野君のデスライダーでマットに沈みました。
うまいんだけどなぁ…。
うまいとかうまくないとかじゃなく、見ていて熱くなったのが、第2試合のBブロック公式戦、2勝2敗同士のYOSHI-HASHIさんとタイチさんの試合。
正直、酷評しようと思ってたんですよ、結果のついて来ないYOSHI-HASHIさんを…
ですけどね…ですけどね…、見入ってしまいました。
2人のやりとりを…。
どっち勝ってもおかしくない…。
勝ったのは、タイチさん。
ですが…
負けちゃったYOSHI-HASHIさんのコメント。
YOSHI-HASHI「俺にしろ、今日対戦したタイチにしろ、ずっとね…陽の当たらない、真っ暗な道を歩いてきたから…。その2人が今日対峙した時、お互いチャンピオンベルトを持って対峙したっていうのは、あの時…想像することもできなかった。」
「今日対峙したタイチは凄く何かねぇ…誇らしく思えたし、何かね…また違った感情で戦えたかなって思えました。お互い時間かかったけど、タイチは鈴木軍をやめて今、新しいユニットでやって、凄く…正直、輝いて見えたなって、俺は思いました。」
YOSHI-HASHIさん、人の良さ丸出しコメント…。
勝ったらね…凄く盛り上がるんだけど…YOSHI-HASHIさん。
盛り上がるかどうかは別にして、初参戦で未だ何者でもない自分にスタイルを貫いてるのが、ゲイブ。
第3試合Aブロック公式戦、ゲイブ・キッド君は相手の入場を襲うスタイル。今日の相手は、NOAHの若きエース・清宮海斗君。
リングに入るも、場外で延々とやり続けるのは、清宮君もスイッチ入っちゃったから…
若さゆえ…
感情おさまらずに、両者リングアウト。
ゲイブ…、NOAHまで行け!
Bブロックの1勝3敗同士の戦いは、タンガ・ロアさんとOカーン樣。気持ちとしては、Oカーン行け。
膝の怪我のあけのタンガさんは、怪我してたのってくらい元気。
でも、その膝を狙われると、やはり…。
これは、Oカーン樣、行けるかなと思ってましたが、担ぎ上げられ、エイプシットでタンガ・ロアさん勝利。
一発逆転に、驚く。
驚くと言えば、こっち。
これは何度でも見たい、何度も見たい。
2人の成長にあわせて、何度も見たい組み合わせ。
第5試合、Aブロック公式戦は、ようやく初日の出たヒクレオさんと、凱旋帰国したてのと辻陽太君。
日本人では大きいはずの辻君が小さく見えるくらいデカイ、ヒクレオさん。デカくてパワーがあるヒクレオさんに、パワーでは負けない辻君がパワーだけでなく、ルチャの動きを取り混ぜた多彩な攻めで対抗する。
最後は、納得のパワートリップからのゴッドセンドで、ヒクレオさん勝利。
これは…何度も見たい2人です。
そういう意味では、続きがありそうなのが、こっち。
入場したものの、一向に試合開始のゴングがならない。KENTAさん、リングに入って来ない。入ったと思ったズモさんが出ちゃう。この繰り返し。
挙句の果てには、試合始まってないのに、場外乱闘しちゃう。
ズモさんバレッドクラブ追放劇から始まった、元身内同士のいがみ合い。
散々、場外でストリートファイト的な戦いして、リングに上がった時には…、ズモさん流血。
KENTAさん、とどめのgo 2 sleepを狙うと、ズモさん、起死回生の首固めで切り返し、3カウント。
試合時間…11秒?
はい、KENTA劇場です。
KENTA「いや(3カウント)入ってねぇだろ、ふざけんなよ!何だよ、あのレフェリー、あぁ!ふざけんなよオイ、テメー太ってんなオイ、ふざけんな!返しただろ!何だあのレフェリー!テメーの知り合いかオイ! 親戚…アレ?ふざけんなよ!オマエの仲間だろ、アレ! ふざけんな! いとこ?ふざけんな!はとこ?調子に乗んなよ!返しただろ! ふざけんなよ!
何が、ELPだよ、ふざけんなよ、ELTだろ…俺達の世代は、ふざけんなよ。
これは全部何でかって…お前が来てるからだろ!
太ってんな!お前通り、負け…勝ち…負け…勝ち…負けてんじゃねぇかよ!ふざけんなよ!何なんだよ…何なんだよ、ふざけんなよ…。次…オカダかよ。
ちょっと待て…、負け…勝ち…負け…勝ち…負け…、次…勝ちじゃん、次…勝ちじゃん!お前、絶対来いよ、次な。絶対勝ちものにすっからな、一緒に。」
「冷静になんないと…。結局、俺が…何が言いたいかっていうと…、冷静になって考えたら…3つはいってたかも、ってこと」
最後は、いつもの通りで…。
最後は、いつも通り…と言えば。
先日のTV王座決定トーナメントで、成田君に負けてしまったSANADAさんは、当時ロスインゴでのスランプ中。そんなちょい前は、今は昔。
成田君と好勝負を繰り広げてても、王者の手の平に転がされてるようにしか見えない。
最後はキッチリと決めて、現IWGP王者の風格。
SANADA「令和闘魂三銃士、全員やってみて、みんなそれぞれ違う個性があって、新日本の…新日本プロレスの未来だなと思いました。
ただ、まだ未来であって、今は俺なんだよ。今年は俺なんだよ。いや、未来も俺かもしれないけど。
でも、3人とやってみて、なんかやっぱり自分が言える立場じゃないんですけど、清宮選手の方が一つ頭抜けてるかなって。
切磋琢磨して、また挑戦してきてください」
やるぅ…SANADAさん。
やるぅ…と言えば、この日、やったのは、この人。
新日の絶対王者にして、Bブロックの大本命、話題になるのは…誰がオカダ・カズチカを止めるのか…の、オカダ君を!
今年、止めた、男
現IWGP USチャンプ、オカダ・カズチカに見出された男、次に外国人選手でG1を制するとしたら、この人…ウィル・オスプレイ
20分1本勝負という限られた時間の中で、オカダ・カズチカから3カウントを取りました。
これは…凄い事。
それもキッチリと3カウント。
これは、凄いこと。大田区総合体育館、燃える。
オスプレイのマイクアピール
「オカダ、アリガトウゴザイマス!
普段、大きなシングルマッチでは、コブ、HENARE、オーカーンがセコンドにいるが、今日はオオタ(の観客が)が俺のセコンドだった。アリガトウゴザイマス。」
「このシリーズは最高峰の闘いだ。みんなに問おう。
キョウ、セカイイチバン、プロレス、ダレデスカ?
俺が『G1 CLIMAX』で優勝する!
俺はウィル・オスプレイ!俺は別次元にいる!
アリガトウゴザイマシタ!(場内拍手&歓声)」
うむ、とりあえず、オスプレイを祝福し、称えよ。
バックステージで言ってました。
オカダ・カズチカに対し「あんたの敵になれるということは、本当に名誉なことだ。」
そのオカダ君です。
Aブロック
5勝0敗、SANADA
4勝1敗、
2勝1敗2分、清宮海斗、海野翔太
2勝2敗1分、ゲイブ・キッド
2勝3敗、チェーズ・オーエンズ、ヒクレオ
1勝3敗1分、辻陽太
0勝3敗2分、成田蓮
SANADA独走で、清宮君と海野君が追走のAブロック。
Bブロック
4勝1敗、オカダ・カズチカ、ウィル・オスプレイ
3勝2敗、タイチ、
2勝3敗、YOSHI-HASHI、KENTA、タンガ・ロア、エル・ファンタズモ
1勝4敗、グレート・Oカーン
オカダ君とオスプレイが同率1位で、タイチさん追走のBブロック。
さらなる波乱が起きるのか…。