サラッと行くつもりが全然サラッと行けなくて、この意思の弱さは、煙草を止められない事と関係してるんでしょうか…。
という訳で、7.26後楽園ホール大会2日目。
CブロックとDブロックの4戦目。
折り返し地点です。
第1試合、Cブロック公式戦。
気合入りまくりのHENAREさんと、ディック東郷入りまくりのEVILさんの試合。
これをね…これを何とかせねば、明日がないのですよ、HENAREさん。
ディック東郷さん込みで、勝たないといかんのですよ。
いくらHENAREさん闘志全開でも、最後はEVILさん。
何とEVILさん、3勝1敗。
HENAREさん、1勝3敗。
第2試合は、Dブロック公式戦。
個人的にG1爆発説を唱えて、はや数年…、の後藤さんと闇落ちしてとりあえず入場から襲うスタイルを確立させた初参戦のコグリンさん。
でも、コグリンさん、まだ勝ち星が、ございません。
後藤さん、やっぱりお腹にサポーター巻いての登場。
アバラ…やっちゃったんですかね。
そうなるとね、狙いますよね、勝ち星無いんですから…。
後藤さん、ジャックハマーの前に沈みます。
アレックス・コグリンさん、初日をむかえました。
というか、最後までインパクトを残せるか…ですよね、コグリンさんは…。
コグリンさん、1勝3敗。
後藤さん、2勝2敗。
第3試合は、Cブロックの公式戦。
1勝2敗同士の、マイキーと鷹木さんの試合です。
初シングル対決。
キャリアもそこそこあって、実績そこそこあって、後は新日での居場所を確立させたいマイキー。
スライディングラリアット、デスバレーボムと同じ技を使うもの同士の、同じ技合戦。
最後は不格好ながらも、鷹木信悟さん、居場所ゲット。
鷹木「勝ちは勝ちだオラ! オイっ言ったろ? 初心をしっかり思い出すって。プロレスの初心は、3カウントだ。ガッチリ、カマしてやったぜ。
技じゃねぇ!気持ちだ、気持ち!」
鷹木さん、2勝2敗。
マイキー、1勝3敗。
ここはね、逆になってないとね、マイキーさん。
第4試合は、Dブロック公式戦。
1勝2敗の棚橋さんと0勝3敗の矢野さん。
「トオルとヒロシ」でタッグを組んでる2人。
それぞれ、いつものスタイルでの試合。
矢野さんは、矢野さんらしく…
棚さんは、棚さんらしく…
最後はハイフライフローで、棚さん2勝目。
変化しないとまずいんじゃなかったっけ…棚さん。
棚橋「いつも通り…、普段通り…、棚橋さん闘ってくださいよ…、って。十分いけますよ…、ってね。
よぉし!…ただ、(頭を指差し)変化はするよ」
はい。
第5試合は、Cブロック公式戦。
STRONG無差別級王者のエディ・キングストンさんと、ここまで勝ち星無しの石井智宏さん。
過去の対戦成績は、1勝1敗。
逆輸入試合です。
バッチバチです。
やられたらやり返して、やったら受け返して。
石井さん、こう言ってます。
「まさか…まさか、日本でエディと試合するとは思わなかったよ。わかんねぇもんだな。
あいつ、日本のプロレスが好きなんだろ?憧れなんだろ?だったらそれをもっと追究してみろ。体感してみろ。好きとか憧れだけで終わらせんじゃねぇぞ。ものにすんだよ。自分自身に。
そのためだったら、何度でも対戦してやるよ。そして何度でも組んでやるよ。あいつとの関係はこれからも続く。あいつとの旅は始まったばかりなんだよ。わかったか?」
男・石井智宏、47歳
G1初日、むかえました。
石井「次は、EVILだな。オイ、年々痛々しくなってんな、あいつ。哀れだよ…哀れ。名古屋では、さんざんな目に遭わしてやるよ」
あわしてぇぇぇ!石井さん!
第6試合、Dブロック公式戦。
内藤哲也さんとシェイン・ヘイストさんの試合。
ノーマークでした。
普通に、内藤さんが勝って、「シェインの頑張りは認めるぜ、カブロン!」って言って、終わると思ってました。
余裕ありそうだったし…。
楽しそうだったし…。
それがね、ディスティーノを切り替えしてのデスバレーボムって、シェイン貴方!取っちゃったじゃないの、3カウント。しかも内藤哲也から!
バックステージで言ってます。
ヘイスト「翻訳ではあるが、お前が『このG1に人が多すぎる、相応しくない人がいる』と、文句を言っているのを何度も見た。俺の名前を挙げていたのも知っているぞ。
それがどうだ。証明してみせてやったぞ。オレは相応しいということを証明した。」
「俺の目標は、ニュージャパンのファンたちに、俺がここに相応しいと示すことだ。」
「今度、俺の事をとやかく言うことがあったら、お前を学生みたいな丸坊主にしてやる」
…頑張れ、シェイン。
もう1個何かオプションを考えろ。
第7試合セミファイナル、Cブロック公式戦。
後楽園ホールの2連戦の最後の2つは、鉄板の試合です。目新しくはないですが、内容に保証付きの、しかも外国人選手同士の試合です。
ベビーフェイスに鞍替えし成功した、タマ・トンガちゃんと、闇落ちしたサラブレッドのデビット・フィンレー。
その潜在能力は折り紙つきでの、後はどう見せるか…どう魅せるか。そして、どうお客を乗せるか、どう引き込むか。どう感情を高ぶらせるか。
でも、その領域には、もう来てて、この2人の試合が面白くないわけが無い。
メインだって任せられる。
やりあっちゃうとね、フィンレーだって真っ向勝負になっちゃうし、タマちゃんだって、それに答えちゃう。
フィンレー優位と思いきや、ウラカン・ラナで起死回生のタマちゃん逆転勝利。
あぁ…面白かった。
で、終わらない。
メインです。
第8試合、Dブロック公式戦。
共に、3連勝中のサブミッションマスターのザックさんと、その巨体からは想像出来ないくらい何でも出来ちゃうコブちゃんの試合。
NJPW WORLD認定TV王座をめぐり、今年2回戦ってる両者。これまた目新しさは無いんですが、その攻防は進化し…
サブミッション vs パワー、じゃなく
もっと上の攻防、技の攻防、相手の技をどう返すかの返しの返しと、頭と身体使わないと技が決まらない。
決まったって、パワーで何とかしちゃうし、決まったって、テクニックでどうにかしちゃう。
後楽園ホールのお集まりの目の肥えた、通好みのお客さんにうってつけの試合。
まぁ…面白いの面白くないの…、面白いんですけどね。
最後は、何でそんな事できるの…腰どうなってるの…の、ツアーお無事アイランド、訂正
ツアー・オブ・ジ・アイランドで、コブちゃん勝ち。
これで、この人、日本語覚えたら、確実に人気者だな…と、いつも思ってるんですが…
マイクアピールをせがまれて、立ち上がれないコブちゃん…「チョット、マッテ…。…キョウ、キョウモ、トウキョウ、メッチャアツイ!
…デモ、『G1 CLIMAX』、モットアツイ!
…チョットマッテ(場内笑&コブコール)。
コーラクエンホール!ドウモアリガトウゴザイマス」
コブっあん、あんたって人は、めっちゃすきやで!
バックステージ
コブ「ザック・セイバーJr.、凄いチャンピオンだ。彼を称えよう。“ザ・フロント・マン”であるだけのことはある。ザック・セイバーJr.、よくやった。だがそれでは足りない。サッポロから始まって、激しい試合ばかりを重ねてきた」
コブ「次の大会は、ナゴヤ、アイチだ。ドルフィンズアリーナ。『キュウキュウ(※イルカの真似)。』『イルカくん、どう思う?』『イッイー』『そうだな!』
ノーノーノー。ヤノ、覚えておけよ。何だったか…サブミッションマン? 去年の事は忘れていないぞ。お前はふざけて、俺の手を自由に使えないようにした。今年はそうはいかない。俺はお前をすばやく倒し、シャワーをあびて、次の街に移動し、ハイボールを飲む。そうだな…でも…んー、飲むのは(※後ろのスポンサーを指し)サッポロビールだな!
オレは悲しいんだ…怒ってる。俺達ニュージャパン選手はサッポロビールフェスティバルを逃した。開催の数日前に移動してしまった。
でも大丈夫、サッポロは素敵だ! そしてオレが全部飲んでやる。コブ、以上」
コブっあん、あんたって人は…もう…素敵。
一方、ザックさん
「今日まで3連勝していた。『G1』の出場経験はあるが、ブロックを勝ち抜けたことはない」
「ジェフ、よくやった。強かったよ。ジェフのマイクで盛り上がっているようだが、アメリカ人って感じだな。」
「3勝1敗か。ジェフリー、お前が俺と一緒にブロックを勝ち抜くことを期待するよ。また会おう」
どうしよう…Dブロック…。
結果、おさらいです。
Cブロック
4戦0敗、なし
3勝1敗、タマ・トンガ、デビッド・フィンレー、EVIL
2勝2敗、エディ・キングストン、鷹木信悟
1勝3敗、マイキー・ニコルズ、HENARE、石井智宏
Dブロック
4勝0敗、ジェフ・コブ
3勝1敗、ザック・セイバー・Jr
2勝2敗、内藤哲也、後藤洋央紀、棚橋弘至、シェイン・ヘイスト
1勝3敗、アレックス・コグリン
0勝4敗、矢野通
此処から先は、生き残りゲーム。
ほらぁ、全然サラッと行けないじゃん。