神奈川県議会本会議「代表質問」三日目。
自民党から市川和広議員が登壇、ます晴太郎議員が補助者を務めました。
「海水浴場等の安全対策について」質問がありました。
令和6年は、三浦海岸等一部開設されない海岸もありますが、
神奈川県内で多くの海水浴場が開設され、大いに賑わうことが期待されています。
県としても、これまでの経験を活かし、継続的に海岸の安全を守っていく必要があります。
そのためには、ライフセーバーの人員を確保する必要がありますが、
現在、全国的に人員不足となっていると聞きます。
こうしたことからも、海岸の安全対策に当たっては、今後もドローン等の
デジタル技術をより一層活用するなど、効率的な対策に努めていくことが重要です。
そこで、これまでの海岸の安全対策の経験を踏まえ、
この夏の海水浴場等の安全対策について
どのように取組んでいくのか?知事に見解を問いました。
黒岩知事からは、…
県はコロナ禍の令和2年から、市町や日本ライフセービング協会等の関係団体と連携して、
海水浴場が開設されないなどの、それぞれの海岸の状況に応じ、ドローンなどの先進技術も活用して安全対策を行う「神奈川モデル」に取り組んできた。
この夏も、海水浴場が開設されない海岸には、県がライフセーバーを配置するなど、
「神奈川モデル」を引き続き実施していくが、全国的にライフセーバーが不足している状況を踏まえると、一層の効率化を図っていく必要がある。
そこで各海岸のライフセーバーが、他の海岸での事故発生状況を瞬時に把握し、救助等の応援が必要な場合は、すぐに駆けつけられるよう、スマートフォンを利用した新たな情報共有システムをこの夏導入する。
また鎌倉海岸において、引き続きドローンを活用し、監視や、いざという時の浮き輪の投入を行うほか、離岸流を自動検知するAIカメラを増設し、安全対策の強化と効率化を図る。
さらに、こうした先進技術を用いた安全対策をより多くの海水浴場で取り入れてもらうため、ライフセーバー向けのドローン講習会を実施する等、水難事故からいのちを守る取組をしっかりと進めていく…、
との答弁がありました。
市川和広議員の質問項目は下記の通りです。
1.地域活性化につなげる取組について
(1)ふるさと納税について
(2)地域活性化につなげる文化芸術活動の支援について
(3)国際園芸博覧会の取組について
(4)水素社会の実現に向けた取組について
(5)海水浴場等の安全対策について
2.共生社会を推進する取組について
(1)当事者目線の障害福祉の実現に向けた県立障害者支援施設の方向性について
(2)パーキング・パーミット制度の導入について
(3)ビジネスケアラーについて
(4)県立高校における海外経験や留学への支援について
3.県政の諸課題について
(1)ヘルスケア・ニューフロンティア政策の今後の展開について
(2)未病改善に向けた取組について
(3)地域防災力の要である消防団の活性化に向けた支援について
(4)戦後80年に向けた取組について
(5)収入証紙制度の見直しについて