地域医療構想 みうら半島の明日を考える 勉強会 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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三浦半島病院会主催「地域医療構想 みうら半島の明日を考えるPart9」に出席しました。


座長は長堀薫 三浦半島病院会長(横須賀共済病院)、講師に地域医療連携推進法人「日本海ヘルスケアネット」栗谷義樹  代表理事をお迎えして、
「先駆者に学ぶ 地域医療構想の実現」をテーマに講演を頂きました。

山形県庄内地域の医療圏を牽引する栗谷先生は、全国に先駆けて自治体病院再編に取り組み、市立病院と県立日本海病院を統合し、2008年に「独立行政法人 山形県・ 酒田市病院機構」(その後数病院を編入)を発足させました。
さらに地域医療連携推進法人の設立にも尽力されており、地域内でカルテ情報を共有するなど、生産性を向上させ、地域医療連携の新たな形を追求しております。
「地域医療連携推進法人 日本海ヘルスケアネット」は、地域の医療需要が激減していくともに、担い手不足の悪化が予測され、ケア体制が崩壊することを防ぐために、
二次医療圏の再編、地域医療連携を目指して、2016年に5法人(今は14法人1自治体)が結集(財務諸表を共有)して設立されました。
「日本海ヘルスケアネット」は、人事交流(在籍出向)や維持透析の集約化、病床融通調整、ちょうかいネット(診療情報の全面開示)、口腔ケア連携、不妊外来設置や医療Maasそして調剤情報共有システム等数多くの共同事業で連携することで、
医療提供体制が強化され、経済性、安全性を向上させました。
2018年からは患者さまが、高い治療効果と安全性、費用対効果を得られることを目的に、
「地域フォーミュラリ」を導入、処方推奨薬リストデータを共有することで、年間3、4億円のコスト削減を実現しています。


病院は大変厳しい時代を迎えています。

二つの問題があり、まずは人が減る問題。
人口は減る、患者さんも、スタッフも減っていく…
そしてもう一つはお金の問題。コロナによって、患者さんが減って、2019年まで、黒字だった病院もコロナ禍では5%以上の赤字を補助金でカバーする状況でした。
いまでも3、4%の赤字で戻ってきていません…
いま、ターニングポイントを迎えています。
横須賀三浦の10年先を見据えて、今回の勉強会の意義があります。