黒瀬水産の大規模外洋養殖 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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宮崎県串間市西浜にある「黒瀬水産株式会社」の大規模外洋養殖施設を視察しました。


ニッスイの子会社として2004年からスタート、ブリの養殖・加工事業に取り組んでおり、
年間出荷数は約183万尾8800トン(2021年)と、企業が行う養殖としては国内でも高いシェア(9%)を誇り、さらにはサーモンに負けないよ世界へ輸出(デンマーク・香港・台湾・タイとう)にも挑戦しています。

業界で初めて天然種苗から受精卵から育てる人工種苗に100%切り替えており、生まれてから出荷まで約1年半かけて、他社より大きな4〜5キロくらいの商品サイズで船上で活〆した高鮮度の状態で毎日5,000〜6,000尾をフィレ等に加工して出荷します。
浮沈生簀を利用しており、適度な潮通しで身の引き締まったブリになるメリットもあり、また台風等時化の時には沈めることで被害を軽減することができます。
9月の台風14号でも被害は全く無かったそうです。
また沖合で養殖することで、良好な水質を保持し、漁場の持続可能性を高めています。
養殖業を長く続けるためには、漁場の環境維持と周辺に生息する自然界生物との共存、広くは飼料原料となる魚や植物類が持続的に利用可能である等
自然環境の保全と資源の持続的利用に配慮した経営、事業活動を推進しています。
養殖部門では全国初となるISO22000:2005認証やASC等の国際認証を取得し、食品の安全管理も徹底となるとともに、SDGs達成に繋がる取り組みとなっています。


神奈川県では、漁獲量が1961年の18万トンをピークに減少傾向が止まらず、漁の養殖はゼロという厳しいと漁業環境が続いてきました。
そうした危機感の中、県として水産養殖施設の誘致する取り組みを始めたばかりであり、
神奈川への大規模外洋養殖導入に向けて、大きなヒントが得られる視察となりました。

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