宮崎県総合農業試験場 | 石川巧オフィシャルブログ「すべては三浦のために」Powered by Ameba

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一期一会を大切に、神奈川県議会議員石川たくみのブログです。
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神奈川県議会「環境農政常任委員会」県外調査で、宮崎県に来ています。

「宮崎県総合農業試験場」を視察しました。


スマート農業時代の農畜産業を支える技術開発に取り組んでおり、
早期水稲加工米における施肥法やキュウリの養液栽培技術について研究しています。
また、同場内には「農水産業温暖化研究センター」や「鳥獣被害対策支援センター」も設置されており、県内農畜産業の課題に取り組んでいます。


◯スマート時代の農業を支える技術開発
多機能自動給水栓(県内21台導入)…手動操作と比較して労働時間が約50%削減→適正な水管理により、収量や品質向上も期待される。
直進アシスト田植機…GPSアシスト機能により、直進作業のスピードアップが図られ、手動操作と比較して労働時間は約15%削減。オペレーターの疲労軽減、未熟練者でもベテラン並みの精度と作業が可能。
果樹園におけるラジコン草刈機…
アタックス製「神刈KAMIGARI RJ700」は、走行部がクローラー型で、最大作業角度45度と急傾斜地での運用が可能です。検証により、手動作業と比較して4割のコスト削減やリスク回避等の導入効果が出ています。

◯地域農業の魅力を活かし、新たな価値を共創する技術開発
実需ニーズに対応したオリジナル品種の育成…
焼酎醸造適性に優れる加工米「み系358」や「宮崎52号」を育成。
◯持続的で安全安心な農業を実現する技術開発
果樹における温暖化の影響解析及び生育障害警戒予報システムの開発

施設果菜類のリアルタイム診断技術の開発…
生産性向上、コスト低減、さらには環境負荷軽減につながる適性施肥のための技術として、現場で植物体汁液から硝酸イオン濃度を測定することで生育状態を診断。

◯宮崎県鳥獣対策特命チーム
平成22年度から副知事をトップとする各部局横断的チームを結成、各地域にも「地域鳥獣被害対策特命チーム」を設置し、プロジェクトを推進しています。
鳥獣被害対策プロジェクト推進計画
①地域一体となって取り組む「被害防止対策」
②被害状況に応じた適切な「捕獲対策」
鳥獣の生息状況の把握、狩猟者の育成・確保及び技術向上、適切な捕獲の実施
→ 鳥獣被害対策マイスター養成(認定763名)
③中長期的視点に立った「生息環境対策」
④捕獲鳥獣の地域資源としての「利活用推進対策」

◯施設キュウリにおける養液栽培技術の確立
宮崎はキュウリ生産量全国一位。しかし、経営体数、生産面積ともに減少傾向…
少ない担い手で今の生産量を維持させるためには、生産性向上が必要なため養液栽培へ
→ 49t/10aに生産性が向上