神奈川県議会「予算委員会」三日目、
自民党から、田中信次・山本哲・田中徳一郎・いそもと桂太郎議員が登壇。
いそもと桂太郎議員から「県立高校における外部機関との連携による教育の充実について」質問がありました。
神奈川県立横須賀工業高校と海洋科学高校において、新たな学科が設置され、
企業や団体との連携が深められる取り組みが進められています。
急激に変化する社会に対応できる人材が求められており、外部機関との連携は重要です。
神奈川県の進めるデュアルシステムについて、教育委員会に問いました。
横須賀工業高校においては、地元産業界から要望のあった「建設科」を新設し、
横須賀建設業協会等と連携して、実践的な学びの機会が得られる長期間実習、
デュアルシステムを導入しています。
具体的には、2年次に地域の作業現場の方の指導のもと、
工程管理や安全管理などについて体験的な学びの場を年間を通して設けるようにしています。
また海洋科学高校においては、三年次に「水産デュアルシステム」という科目を設置して、
水産技術センターや神奈川県漁業協同組合連合会等にご協力頂き、
現場実習を中心に実践的な学びを通じて、水産食品、無線技術、生物環境の
各分野における実践的・専門的な知識と技術の深化を図ります。
神奈川県では、令和四年度より、すべての産業系学科にデュアルシステムを導入します。
建設業や水産業、海洋関連等産業の担い手に求められる
知識や技能、技術、資格を持った人材を育成するため、
より専門性を深められるキャリア教育の充実が求められています。
「(日本版デュアルシステム)専門高校における実務・教育連結型人材育成システム」は、
文部科学省が2014年度から推進しており、専門高校等と地域の産業・企業とのパートナーシップを確立し、
企業での実習と学校での講義等の教育を組合せて実施することで、
地域の産業界が求める人材などを育成しようとするものです。
以下、本日自民党が実施した質問項目となります。
1.農畜産物の防疫対策について
2.子育てにおける多子世帯支援について
3.小出川の水害対策等について
4.ケアリーバーへの支援について
5.県民目線に立ったデータ利活用について
6.県内経済・産業の活性化について
7.県立高校における外部機関等との連携による教育の充実について
8.地域と学校との連携・協働について