神奈川県議会「文教常任委員会」が臨時に開催されました。
神奈川県教育委員会はこれまで一貫して、
子どもたちの安全安心と学びの保障を感染状況に応じて、
どうバランスよく判断していくか、ということを常に考えながら対応してきました。
今回も、オミクロン株の特性と感染状況をふまえて
バランスの中での最善の判断として新たな方針が示されました。
◯「オミクロン株による感染拡大に伴う県立学校における臨時休業に係る当面の対応」が
2月7日に示されました(保健所の業務がひっ迫した期間)。
臨時休業等に当たっては、これまで同様、オンラインを活用した学習等により
児童生徒の学びの保障に万全を期していきます。
これまでは、校内で陽性者が判明した時点で一旦教育活動を停止し、
濃厚接触者の特定や校内消毒等の対応が終わるまで
学校の一部又は全部の臨時休業を実施していました。
今後は、学校が濃厚接触者相当のリストを作成し、保健所に提出することで
陽性者の判明から濃厚接触者の特定の間の臨時休業は原則行わないこととします。
※臨時休業実施の判断基準は、直近3日間の陽性者が学級において
10〜15%以上確認され感染が広がっている可能性が高い場合、
週休日含め3日から5日間、学級閉鎖を実施します。
学年閉鎖・学校全体臨時休業については、校内に感染が広がっている可能性が高い場合、
週休日含め3日から5日間とします。
◯「県公立高等学校入学者選抜における、新型コロナ拡大防止に係る新たな対応について」
無症状の濃厚接触者の取扱いとして、
①PCR検査・抗原検査キットにて陰性確認をもって、受験を可能とすること、
②検査できない場合、発熱咳などの症状がないことを十分確認した上で受験可能とする
◯今後の対応ですが、引き続き国の動向把握に努めるとともに
県内感染者の状況や対県策本部会議の方針をふまえ対応していきます。
オミクロン株の影響に鑑み、県立学校においては、基本的な感染防止対策を徹底し、
児童生徒の安全安心と学びの保障を両立させる取り組みを継続して実施していきます。