「大阪市港湾局・港湾施設」を視察しました。
今年3月、横浜港は川崎港とともに、国出資による
「横浜川崎国際港湾株式会社」を立ち上げました。
近年2万TEU(コンテナ積載個数)を超える
超大型コンテナ船の投入、そして海運アライアンス
(コンテナ船社間の戦略的協定)の再編が発表されるなど、
寄港地間の競争が激しくなっています。
そこで、国家戦略「国際コンテナ戦略港湾政策」として
全国に先駆けて2014年10月設立したのが、
「阪神国際港湾株式会社」(会長は元神戸製鋼社長、社長野村証券)です。
国内において、水深18mの深さを持ち、
大きな船が入れるのは横浜港だけとなっています。
2011年港湾法が改正されて、横浜港は国家戦略港湾に指定されます。
寄港客数332隻、貨物船5,080隻、コンテナ船6,352隻、
自動車運搬船2,156隻(平成27年)の実績を誇ります。
世界第6位を誇る釜山港は政府管轄である一方、横浜港(世界54位)は横浜市の管轄であり、
あまりにも予算措置が違うため、
国際競争力強化は急務となっています。
世界には700港コンテナふ頭があり、
能率、信頼度、ホスピタリティの分野では、
横浜が一番を誇っています
(効率…釜山30個/1h、神戸40個/1h、横浜50個/1h)。
「国際コンテナ戦略港湾」は、
地方自治体の港から国家の港へと世界最先端の
インフラ、労働環境、荷役設備、安全策整備を目指しています。