【トイレのよくあるご質問】たった10年でトイレ丸ごと交換!?ウォシュレット一体型便器にご注意を! | マルイチ住宅設備機器株式会社

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たった10年でトイレ丸ごと交換!?


昨年11月に施工した和泉市青葉台のM様邸の事例です。

M様邸のトイレは『ウォシュレット(シャワートイレ)一体型便器』です。

 
メーカー:INAX
名:Newコンパクトリトイレ脱臭シャワートイレ(03モデル)
シャワートイレ品番:DT-4813H
便器品番:GBC-250S
販売時期:2003年~2005年

ウォシュレットの調子が悪いので見に来てほしい。水が勝手にピューっと出たりする。メーカーに問い合わせたが部材がないのでトイレを丸ごと交換しないといけない、と言われた」とのこと。

 

洋風トイレの構造について


 洋式トイレの構造は、タンク、便器、便座の3つのパーツで構成されています。
 

 


 『ウォシュレット一体型便器』とは読んで字のごとく、タンクとウォシュレット(便座)が一体となった便器を指します。

※尚、『タンクレストイレ』もウォシュレット一体型便器と言えますが、最新機能を搭載したメーカーの代表的商品という位置づけでメーカー対応も別格の扱いですので、ここに含みません。

↓関連記事
▶トイレリフォーム工事(TOTO製ネオレストDH2) グランシスフォート中百舌鳥

 

一体型便器の最大のデメリットは、便座だけの故障でもトイレ丸ごと交換が必要な場合があること。


 これは『トイレ本体』に比べ、『ウォシュレット』の補修部品の供給期限が製造終了後、最低6年と圧倒的に短いためです。

 トイレ本体は一部のメーカーを除いて、耐久性・耐候性に優れた陶器でできており、尚且つ、補修部材も時代を超えて共通していることも多いので(技術的にほぼ完成しているため?)、その気になれば20~30年以上、使い続けることも可能ですが、一方ウォシュレットは電化製品という位置づけで、安全上、長期間使用することを前提としていないため(長年使用すると電気部分の劣化で発煙発火のおそれがあるため)、長くても10~15年まで

 耐用年数がそれぞれ異なるため、一体型便器のトイレ本体部分がまだまだ使えても、ウォシュレットの補修部品の供給がストップした時点で修理不能となってしまい、交換を余儀なくされます

 もちろん一体形便器にもシンプルなデザインで凹凸が少ない分、掃除がしやすいというメリットがありますが、似たような形の商品なら、将来のデメリットの大きさ(商品選択の不自由さ)を考えると、それぞれのパーツごとに修理可能な『組み合わせ便器』をおすすめします

※尚、TOTOのタンクレストイレ『ネオレスト』の補修部品の供給期限が製造終了後、最低10年でメーカーの中でも別格の扱いです。

↓参考記事
▶ネオレストA2(TOTO:TCF9693R) メーカー修理依頼(無料) 堺市東区白鷺町


 当然、一体型便器のデメリットを身をもって経験されたM様は、これまでご使用になられていた『ウォシュレット一体形便器』ではなく『組み合わせ便器』をお選びになられました。

 皆様はどちらをお選びになられますか?

↓参考記事
▶トイレリフォーム工事(トイレ・ウォシュレット一体型便器にご注意を!) 和泉市青葉台