大相撲初場所 七日目 | 手仕事人まるひげのブログ

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今日は、阪神淡路大震災から20年。
テレビのニュースや番組も、関係する事柄が多いですが、胸が辛くて泣いちゃうので、やっぱり見ることができません。
(9時からのNHKスペシャルのだけは、がんばって見ました)
今からこんなですと、3月耐えられるのかなぁ…とも思えてしまいますが。
( ̄ー ̄;



気持ちを切り替えて、七日目。

■序の口では中辻が3勝目でしたが、そろそろ白星が続く力士たちからの優勝候補とか考え始めてしまう時期です。

八日目に、境川部屋の諫誠と春日野部屋の栃の濱が当たりますが、どちらも幕下経験者。
こんなところで優勝候補ツートップを当てるのかという気にもなりますが、勝った方が次くらいに序二段で組まれるんだろうなという気も。
いずれにしても、どちらかが序の口優勝濃厚ですが、他の力士が優勝にからんだり、さらってゆくのも見てみたいです。
そのためにも、明日二人を当てておくのでしょうね。

■序二段では、八角部屋の藤の谷(東96)が3勝目でした。
広島出身力士の一人なので、地味に気にしています。

春日野部屋の呉錦(西77)も3勝。
四股名を見てわかる様に、広島県呉市出身です。

そうそう、広島出身ではありませんが、錣山部屋の佐々野(西54)が、3勝目。
稽古がんばっていた印象なので、気になっています。

他、キラキラ四股名の光源治(西30)が3勝目だったり、めでたい系四股名の恵比寿丸(東25)が3勝目だったり。

■三段目では、錣山部屋の闘王富士(東82)が、今日で負け越し…。
連敗なので、どこか調子悪かったりするのでしょうか。
広島県安佐南区出身の力士です。


さて、幕下の取り組み。

今日は、合わせない感じの高麗の国に、少しイラッとしました。
魁渡の時の相撲でもそうですが、格下に見える相手に対して、わざと立ち合いを合わせないように見える相撲って、どうなんだろうと思う。
もし実際にそういうやり方が行われているのだとして、そういう不恰好な相撲は、若い子たちには憶えてもらいたくないですね。
たまたま合わせていないように見えただけでしたら、失礼しました。<m(__)m>

富栄には、めげずに頑張ってもらいたいです。
応援している方も、多いと思いますし。
人気があると、嫉妬されるとかもあるかもですが、そういうのにも負けるな!
(そんな相手がいたとしても、むしろ評判を下げて、自爆するだけだと思うぞ?)

魁渡は、蹲踞がピタッと決まるようになってくると、100%の力が発揮できるようになってくるんだろうなと、思いました。
もっとも、力が100%発揮できるようになると、蹲踞が決まってくると思うのですが。
焦らずに稽古を積んでゆけば、大丈夫じゃないのかと思います。


以下、取り組みなどへのコメントです。

・十両の解説の田子の浦さん。
いつも観るたび、”おむすび山”って思っちゃいます。
(スミマセン)

・実況の戸部アナ、石浦希善龍の相撲で、明らかに希善龍が先に出ていたのに、気付いていません。
軍配が希善龍に上がった瞬間、向上面審判のお二人が、驚いた顔をされていたのですが…。

石浦は面白くなってきましたが、捻り技はきっとまだまだこれからなのですね。
足を狙ってゆく方が多い印象でした。


・ところで、芳東が負け越しです。
見た目にそぐわず結構な年齢(37歳、若の里の一コ下)なので、引退の文字とかがちらついてしまいます…。


堀切って、いろいろ言われちゃうと、逆に頑なになりそうな気もしています。
なんでか勝てちゃう相撲も、番付が上がれば通用しなくなるんじゃないかな。
今はそっとしておいて、本人がそれを痛感するのを見守っておくのがいいんじゃないかと、勝手に思ったりしています。

琴恵光と向き合う川成。でっかいなぁ…。
相撲は、川成に攻められて危うく見えましたが、土俵際でかわすようにして。
後から決まり手を調べてみたら、下手捻りでした。
幕下筆頭の琴恵光、3勝目です。

・ところで力水の桶の中、氷が入っていたのですね…。
個人的にはそこに注がれていた”力水”という名前(商品名?)の水のタンクの方が気になりましたが。
飲んでみたい…。

・今日の双大竜阿武咲を相手に、しっかりと受けていって、突き放す感じなのかなぁ…と思ってみていたところ、だいたいそんな感じでした。
双大竜、2勝目。
ここから星を伸ばしてほしいです。

・4勝目の青狼は、付け人が大地
以前、稽古場で、大地が青狼にぜんぜんかなわないのを見たことがありましたが、それでも十両ではそんなにぱっとしない印象の青狼。(ごめんなさい)
引退した豊真将、そうとう強かったのだろうなぁ…なんて思ってしまいました。


大栄翔は、若さの出たやや無茶にも思える頑張りでしたが、最後、天凱鵬をうっちゃりましたね。(^∇^)

旭日松ですが、”うっかり塩の補充が間に合わず、「え、これだけ?」と不服そうに塩をつまむ旭日松に、あわてて呼び出しが塩を用意する”という小芝居が、巡業とかだと出来るかもなぁ…と思いました。
相撲と全然関係なくて、すみません。<m(__)m>

・関係ないついでに、元力士の呼び出しさん見て思い出したのですが、行司や呼び出しさんも、四股ふみトレーニングしてもいいんじゃないかと思うのです。
腿から体幹が鍛えられるので、張りがあってよく通る声を、出しやすくなるんじゃないかなぁ。

日馬富士土俵入り。
今日は聡ノ富士さんのお顔が画面から切れていましたが、暖かく見守る感じの立ち姿が、やっぱり聡ノ富士さんだなぁと思いました。

秀男さんの呼び出しの姿。
声を出すときの顎というか顔の細かく動かす感じを見ながら、クレージーケンバンドの横山剣さんの歌い方と同じだなぁと、思いました。

・今日の幕の内解説は、八角さんと千賀ノ浦さん。
尾車さんもそうですが、精神面も含めて相撲のことを、教えてくれるタイプの解説をしてくださいます。

・今日の実況の太田アナ、声質が藤井アナと似ている気がしていて、よく区別がつかなくなります。
「まじめなのが太田、やんちゃなのが藤井」と考えながら、区別をつけるようにしています。

・自分の攻め方を崩さない時天空に対し、何とか自分の体勢にしようとする鏡桜
相撲は完全に、時天空の手のうちでした。

・ピヨ(千代鳳)がうまい感じにひっぱったので、事故が起こらずに済んだでしょうか。
そんな千代鳳と琴勇輝の、「ほうっ!」対決でした。
(まわしはしっかり、締めましょう!)


・何が起こったか分かんなかった日馬富士とハイレグ君(常幸龍)の一番。
リプレイ見ても、さらにニュースでの映像を見ても、やっぱりなんだかよく分からなかったので、常幸龍がとっさに反応した感じなのでしょうか?
(仮面ライダーカブトでたとえるなら、クロックアップのさなかでの、出来事ということなのでしょう)

・そうだ常幸龍、初金星じゃないですか!おめでとう!です。
子供はプレゼントされても分かんないと思いますけど、この場合、プレゼントできる側が、めちゃくちゃうれしいですよね…。

・さあ、切り替えてゆけるか、鶴竜
静かな立ち合い、そして互いの突きあい。
重さに耐えられなかったのでしょうと思う、遠藤の引き。
(むしろ昨日引いてしまったばかりなので、気持ちを強くしていたりしたのかもですが)
昨日をむしろばねにしたのかもな感じもあって、ぐっと、一安心でした。

・あああ、今日の高安、惜しかった!!
ところで、ここまで対戦相手の善戦が続くと、いつもの白鵬ではない感じ…。
(いつもならもっと早い段階で、相撲を切り替えていたように思います)
今場所こそ、何かあるのか?とも思えますが、先場所も結局白鵬で終わったので、まだまだ何とも言えない想いです。
明日の安美錦との相撲で、何かが見えてきたりもするでしょうか…。


明日は、幕下の取り組みの間にある、新所出世披露が楽しみです。(≡^∇^≡)