こんにちはまるごんです。
報告書シリーズ最終回です。
※この記事は、これから対策のできる、主に5年生以下の方に向けた情報共有です。
一方6年生の方は、報告書が高いことのメリットを書くので、その内容だと不安になるかもという方は閲覧にご注意ください。(そのような意図はないので、この記事はスルーしてください。)
受検の考え方、戦い方は各家庭で当然違います。
報告書対策はしないという方でも、その分を適性検査対策ができる訳です。
一概に良し悪しを判断されるのではなく、こういう人もいる程度に参考にしていただければ幸いです。
さて(前置きが長くなりましたが)、2〜3人に1人は受けるという都立中の大手塾enaの合判模試は、秋以降毎回受けています
この模試の最大のポイントは、報告書点も本番のように加点されて、総合判定をしてくれるところ
うちの報告点は、
5年 26/27
6年 27/27
合計 53/54 (196/200)
です。
ということは、報告書点だけの順位をみると、1点マイナスのうちの順位の前までが、いわゆる満点であるオールAの人数だと気付きました。
①10月都立中合判 約200位/2100位 上位約11%
②11月学校別合判 約40位/300位 上位約13%
さらに、②11月の比率を、志望校の○○年度の受検人数に当てはめてみます。
この学校別模試では上位約13%が満点なので、
受検者数 約800人
合格者数 約160人
報告書満点の人数(予測)800×0.13=約100人
合格者数の約60%
※上記の数は上から2桁の概数です。志望校がわからないように、数を当てはめた年度は表示していません。
もちろん、オールAが全員合格する訳ではないですし、あくまで個人的な予測ですが、それでも報告書が良い子が思ったより多いです
オールAで6割ということは、数だけ見ればオールAから1点マイナスの人数で既に合格者定員に達してしまいそうです。
適性検査で逆転はどれくらい必要でしょうか
報告書200+適性検査800=1000点換算の都立中を想定し、報告書点オールAとBの比較で考えてみると、
オールA27/27×2 ⇨ 200点
オールB 18/27×2 ⇨ 133.333・・・点
A-B=約66.6点
(適性検査800点→各100点×3=300点に戻すと、66.6点は約25点の差になりますね。)
※換算方法は学校によりますので、各自ご確認ください。
私が報告書対策に舵を切ったのは、1年半前にこの計算をして、うちのには逆転は厳しいと思ったからです。
適性検査模試をみると平均点付近にボリューム層があるきれいな山型で、約800人も受ける受検本番では、1点に数十人がひしめいていて、さらにそこから数十点を上乗せするのは、優秀で飛び抜けてないと難しそうです
一方、報告書対策は、先生に早めに相談し、情報を集めてやってみたところ、比較的すぐに上げることができました
受検当日にあげるのではなく、その前に準備しておく方がうちのマイペースには合っていると考えたからです。
報告書は6年前期、5年学年末がそれぞれのベースとなります。
5年生は学年末なので、もし前期に上げるところがあれば、まだ対策できると思います。
4年生以下なら、色々試してみるといいかもしれません。正直先生のタイプにもよるので、評価のポイントを聞いてみて合わせるのも手だと思います。
そして今、残り50日になります。
ある時から報告書点が重要だと考えて頑張ってきましたが、
報告書満点というアドバンテージではなく、
スタンダードなのだということ。
そこに適性検査で下克上が起きて合否が動く。
ただし、報告書満点をとるような優秀な子より
数十点多くとる必要がある。
それが、公立中高一貫校の受検というものだと思っています。
「報告書は適性検査で十分逆転できる。たった適性検査の数問だよ。」
という、大手塾の言葉もある意味正しいかもしれません。
しかし、みんなができる問題はみんなできて、できない問題はできない。
みんなができない問題を完答することの難しさを、忘れてはいけないと思っています。
そして、今となっては、ホームである小学校の評価は大きな自信となり、
「報告書では合計圏内なので、なにも怖くないよ。抜かされることはない確定点だから。」
報告書点のためだけではない。
受験前なのに、こんなに焦らず落ち着いているということが最大のメリットだと思っています。