明けがた、夢を見た。

どこかの飲食店。
わたしはカウンターでなにか食べてる。
座席をひとつかふたつ空けて夫が座っている。

そこで、ふと、わたしが言うのだ。
「ねぇ、別れようか」
すると夫も、
「そうだね。会話もないしな」
と、すんなり了承。

けれども、娘のことを考えると、いますぐに別れる(籍を抜く)ことはしないほうがいいかな。
でも、ま、これでもう精神的には夫婦じゃないな。

なんて思っている夢。

夢占いで調べてみたら、、、。


とのこと。


今回の入院・手術で、わたしの心のなかでもいろんな変化が起きたのかもしれないな。


昨夜、寝る前に、


人生なにが起こるかわからない。

だからこそ、いま自分に出来ることを精一杯やるしかないんだな。

そして、やりたいことはやれるうちにやっておかないと。

大好きなひと・こと・ものを大切に。


なんてことを考えながら眠ったからかな。


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朝ごはん❤︎



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退院後の食生活について、栄養指導を受ける。


身体は元気なので基本的には何を食べてもいいのだけれど、

①固いもの

②噛み切りにくいもの

③口の中にくっつくもの

④刺激のあるもの

⑤アルコール

上記はNG🙅‍♀️

そして、熱いものは冷ましてから食べること。


おかき・せんべい、タコ・イカ・コンニャク、餅・海苔、香辛料・柑橘類、ビール・お酒、、、。


熱々のおでん🍢と熱燗🍶、タバスコを効かせたピザ🍕とビール🍺などは、しばらくお預けである。


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昼ごはん❤︎



しかし、実によく考えて作られているねぇ。

おいしくて、満足感・満腹感があるんだもの。


退院したら、スーパーに行って、野菜と豆腐を買ってこよう。

肉も食べたいから、ミンチを買おう。

ヨーグルトも忘れずに。


この2週間、規則正しく健康的な食生活をさせてもらったのだから、継続しなきゃね!


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夕ごはん❤︎



メインのおかずは白身魚が多い。

これを飽きないように、毎回うまく調理してくれている。


自宅に電動のフードプロセッサーはあるのだが、今回、手動のフードチョッパーを通販で購入した。


ひとりぶんのおかずを細かくカットするには、小ぶりの手動チョッパーが使いやすそう。


電動フードプロセッサーと手動のフードチョッパーを駆使して、退院後も食生活を楽しもうと思う♪


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今日で術後14日目、入院して16日目である。

約半月、自宅を離れたわけだ。


舌癌の切除という全身麻酔の手術を受け、呼吸確保のための気管内挿管を鼻から入れ(一般的には口から挿管するのだが、口腔内の手術なので右の鼻の穴から挿管)、抜くときに鼻血、止血のためのティッシュが詰められ、左の鼻の穴からは経鼻経管栄養のチューブが挿入され、呼吸がしにくいため酸素マスク、左手の甲には点滴、胸には心電図モニター、指にはパルスオキシメーター、そして尿道カテーテル、、、。


あらためて振り返ってみても、うん、けっこう大変だった。



と、ここまでつらつら書いていたら、口の中にじわーっと広がるものが。

もしや😱

と思って洗面所の鏡を見ると、案の定、口の中、血塗れ🩸


あー、今日の未明(3:25)に続き、2度目の出血(19:45)😭

今回は、なかなか血が止まらず、白い洗面台か赤く染まる。

まさにホラーである。


出血した際の止血法として教えてもらっていたように、ガーゼを当てて押さえ、そのあとはそのガーゼを口腔内保持。


1枚目のガーゼはすぐに真っ赤。

2枚目も同じく。

3枚目でやっと収まってきたか。

4枚目で保持(←いまここ)。


いきなりの出血は困るなぁ。

明日、退院なのに、、、。

電車に乗ってるときに口から出血などしようもんなら、まわりは騒然となるよねぇ💦


20:25。

とりあえず、血は止まったようだ😅


今日も朝から雨☂️

桜はいま、どんな感じなんだろう🌸
入院したときは、まだ咲いていなかったけど。

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朝ごはん❤︎


お粥が身体にしみわたる😆


そうそう、わたしは毎食お粥なのだけれど、他の入院患者さんには、朝食としてパンが出ることもあるみたい。

トースターが設置されているので、動けるひとは、好みに合わせ自分で焼くシステムのようだ。


パン、、、パンかぁ。

いまの舌の状態では、食べるのがこわいなぁ。

パンは柔らかいけど、けっこう咀嚼が必要だし、そのときに複雑な舌の動きが必要となる。

パンを食べるのは、もう少し先かもなぁ。


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朝の診察。

まぁ経過も良好とのことで、3/28(火)に退院することになった。

晴れるといいなー☀️


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昼ごはん❤︎



「お粥+1cmカット」の食事にも馴染んできたけれど、この昼食を済ませたら、あとは、今日の夕食、明日の3食、明後日の朝食の5回。

なんだかちょっと淋しい。


薄味に調理されたおかずの数々。

これは覚えておかなくちゃ。

ついついいろんな調味料を入れて濃いめの味付けにしてしまいがちだけど、素材の味を活かすためにも薄味を心がけよう!


とはいえ、メインのおかずにかかっていたケチャップ、やっぱりおいしかった😭

水彩画の中にポスターカラーの鮮やかな赤色、抜群の味のコントラストでしたー♪


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夕ごはん❤︎



メインのスキヤキ風なもの、おいしいねぇ♪


お粥+おかず、けっこうたっぷりな量がある。

仕上げにCP10でバッチリ👍


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退院の日にちが決まったので、わたしの入院・手術を知っているひとたちに連絡した。


「退院の日が決まった」という内容を、短い文章で送るだけなのだが、短い文章だからこそなのか、送る相手によって、それぞれニュアンスが違う。


業務連絡的なもの、親しげなもの、くだけた口調のもの、文章のみのもの、絵文字満載のもの、、、。

自然と使い分けてる。

おもしろいものだねぇ。


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22時、消灯・就寝。


日付が変わってすぐくらいだと思う、一度トイレに起きた。

戻ってきて、また眠る。


ふと口の中に違和感があり、目が覚める。

舌の上に、ねっとりしたものがくっついている。

傷口を保護しているシート(ネオベール)が剥がれて、舌の上てふやけているのかと思った。


舌を出して👅鏡に映してみたら、口の中がどす黒い色にまみれ、ぶにょっとしたものもある。

(ありゃ、これ、血の塊🩸)

口をゆすぐと、ゼリー状のものが出てきた。

うがいしただけでは舌の上にくっついているものが取れず、ティッシュで拭い、歯ブラシを軽くあてて汚れを落とした。

さらに口をゆすいでみたが、出血は止まっているようだ。

アズノールうがい液で丁寧にくちゅくちゅして、また寝た。


朝、起きて確認したら、口の中はキレイで、あれ以降の出血はなかったようだ。



術後12日目、入院してちょうど2週間。
体調はすこぶる良い。

舌に関しては、シート(ネオベール:止血および保護)が頑張ってくれているが、少し剥がれかけてきたところもあり、そこから出血したりする場合があるらしい。
食事については、機能的・心理的にも普通食がまだ食べられないので、全粥+1cmカットのおかずをもうしばらく続ける。

そしてなにより、病理診断待ちなのである。
今回は、生検、迅速、そして手術で摘出した細胞の診断と、病理の先生や臨床検査技師さんも、いろいろお世話になっております(ついつい漫画『フラジャイル』が浮かぶ😆)。

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朝ごはん❤︎



ん? んんっ?

あ! メイバランスminiが無い💦


五分粥から全粥になってカロリーが増えるので、そのあたり調整します。とのことだったけど。

手術の翌日(3/14)の朝から、昨日(3/24)の昼まで、ともに歩んできたメイバランスminiちゃん。

3/14〜3/16の3日間は鼻チューブから、そして3/17からは口からストローで。

たくさんお世話になりました!

メイちゃん、ありがとう😭


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わたしのいる病棟には、高齢の入院患者さんが多くて、食事や排泄、清拭や入浴介助、身の回りの世話など、看護師さんを始め介護士さんたちがとてもよくやっておられる。


むかーしむかしの話だが、わたしがまだ二十歳になるかならないかのころ、介護の勉強を試みたことがある。

で、「障害児コース」か「高齢者コース」のどちらにするか。

わたしは、高齢者のお世話のほうがいいと思った。

頑張って生きてこられたお年寄りのみなさんが、余生を少しでもラクにしあわせに過ごしてもらえたらいいな。なんて考えていた。


子どもについては、これからの人生を、もしわたしが関わることによって、台無しにしてしまったらどうしよう。という恐怖があった。


結局、少しだけ高齢者介護の勉強はしたものの、資格を取るには至らなかったのだけれど。


しかしいま、介護を受けている高齢者のかたをみると、そこに自分の姿を重ねてしまう。

する側ではなく、自分が介護される側のイメージのほうが強い。

入院中だから、余計にそう感じるのかも。


逆に、ときおり聞こえてくる赤ちゃんの泣き声や、子どものむずがる声が、とても愛おしい。

また、近くの公園で遊ぶ子どもたちのはしゃぐ声に、元気をもらっている。


自分が若いころは、遠い存在だった高齢者がいまは身近なものとなり、

年齢を経たいま、子どもたちが遠い存在となる。


わたしも若かったころは、そこにいるだけで周囲のひとたちにエネルギーを与えていたのかもしれないな。

そしていまは、子どもたちや若いひとたちからエネルギーをもらっている。

エネルギーを無理やり奪うようなことは避けたいが、「与え・与えられ」はエネルギーの循環だ。


いまは核家族やひとり暮らしが多いというが、大家族で暮らしていたころは、家族間・家庭内でもエネルギーの循環が行われていたんだろうな。

若いひとたちはエネルギーを放出する代わりに、お年寄りから知恵や工夫を学び、またそれを後世に伝えていく。


世代間の交流がもっと増えていけばいいな。
しかし、高齢者の中には、ひとの話に耳を貸さないひとが多く見られるのも事実。
直流ばかりで、交流にならないのだ。

親しげによく話しかけてくださるお姉さまがいるのだが、常にあちらからの一方通行。
よくおしゃべりしてくださるが、ご自分の言いたいこと、思いついたことだけを一方的におしゃべりされるだけなので、あれは会話とは言えない。
こちらから言葉を挟んでも、見事にスルー😅

向こうにしてみれは良かれと思って話しかけてくださっているのだろうから、言い返さず、そうかそうかと相槌を打ち、うなすきながら聴いているのだけれど、どうも「傾聴ボランティア」をしている気分になってくる。

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シャワーを済ませ、さっぱり。
そろそろ昼食だな、というところで、ドクターに呼ばれた。

ジャジャジャーン!
病理検査の結果発表ー!

ざっくり言えば⭕️である。

①今回の切除術で腫瘍は取り切れた。
②周囲の粘膜に軽度の異形成をみとめた。
③今後、経過観察が必要。

とのことで、無罪放免とはいかないが、まずは一段落といったところ。
どうやらわたしは癌ができやすいようだ。

ドクターの説明はとても丁寧で、術中の写真やら、切り取った病変(舌の左側)やら、病理での検査方法(垂直断端、水平断端という言葉は初めて聞いた)、固定やら染色やら、30分間を超えてお話をしてくださった。

ドクターは、
「ご家族のかたにも説明してほうがいいですか?」
と気を遣ってくれたけど、それは不要。


今回の入院・手術は、手続きからなにから、わたしひとりでやってしまいたかったのだ。

手術の立ち合いも不要だからと断った。
「それなら緊急事態に備え、ご主人との電話は繋がるようにしていてください」
ということなので、電話待機の欄に夫の携帯番号を書いておいた。

結果、緊急事態にはならなかったが、
「無事に手術が済みました」の連絡を病院側が入れようと何度か夫のスマホにかけてくれたらしいのだが、いっこうに繋がらず。
あとで夫に連絡を取ったら、病院からの着信はなかったとのこと。
不思議な話である。

入院のときもひとりで来たので、もちろん退院時もひとりで帰る。


「退院は、晴れた日がいいな」
ぼそっと言ったら、
「そうですね。お天気の様子もみて退院の日を決めましょう」
と、ドクターはニコッとしてくれた。

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さて、ドクターからの説明を聞いていたので、昼食タイムは30分遅れでスタート。
まあ結果が良かったから、お腹もぐぅーっ!👍

お昼ごはん❤︎


なんと、お別れしたとばかり思っていたメイバランスminiちゃんが、昼食に登場!
なるほどー、こうして栄養とカロリーのバランスを取るのねぇ。

すべておいしくて、もちろん完食しました!
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夕ごはん❤︎


今夜の夕食は全体的に淡い色合い。

でも、味はしっかりしていて、おいしかった❤︎


このCP10、実に好みの味なのよねぇにっこり

退院してからも飲みたいので、思い切って通販しちゃいました!


退院はうれしいけれど、食生活をもう少し考えなくちゃねぇ。

病院で出される食事、本当においしくて。

やさしい味で、身体にも負担が少なさそう。

いろんなものを少しずつ、っていうのかいいんだろうけど、自分で作るにしても、どうも同じような、自分にとって使い勝手のいい食材ばかりを買っちゃうしなぁ。

で、めんどくさいから、つい大量に作っちゃう。

で、ついつい大量に食べちゃう。


せっかくキレイな状態になっているんだから、このままキープしたいねぇ。

ま、とにかく野菜多めで、四角く刻もう。

そして、ごはんはお粥にしよう。

味付けは薄めにしよう。


うん、頑張る!

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