術後12日目、入院してちょうど2週間。
体調はすこぶる良い。

舌に関しては、シート(ネオベール:止血および保護)が頑張ってくれているが、少し剥がれかけてきたところもあり、そこから出血したりする場合があるらしい。
食事については、機能的・心理的にも普通食がまだ食べられないので、全粥+1cmカットのおかずをもうしばらく続ける。

そしてなにより、病理診断待ちなのである。
今回は、生検、迅速、そして手術で摘出した細胞の診断と、病理の先生や臨床検査技師さんも、いろいろお世話になっております(ついつい漫画『フラジャイル』が浮かぶ😆)。

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朝ごはん❤︎



ん? んんっ?

あ! メイバランスminiが無い💦


五分粥から全粥になってカロリーが増えるので、そのあたり調整します。とのことだったけど。

手術の翌日(3/14)の朝から、昨日(3/24)の昼まで、ともに歩んできたメイバランスminiちゃん。

3/14〜3/16の3日間は鼻チューブから、そして3/17からは口からストローで。

たくさんお世話になりました!

メイちゃん、ありがとう😭


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わたしのいる病棟には、高齢の入院患者さんが多くて、食事や排泄、清拭や入浴介助、身の回りの世話など、看護師さんを始め介護士さんたちがとてもよくやっておられる。


むかーしむかしの話だが、わたしがまだ二十歳になるかならないかのころ、介護の勉強を試みたことがある。

で、「障害児コース」か「高齢者コース」のどちらにするか。

わたしは、高齢者のお世話のほうがいいと思った。

頑張って生きてこられたお年寄りのみなさんが、余生を少しでもラクにしあわせに過ごしてもらえたらいいな。なんて考えていた。


子どもについては、これからの人生を、もしわたしが関わることによって、台無しにしてしまったらどうしよう。という恐怖があった。


結局、少しだけ高齢者介護の勉強はしたものの、資格を取るには至らなかったのだけれど。


しかしいま、介護を受けている高齢者のかたをみると、そこに自分の姿を重ねてしまう。

する側ではなく、自分が介護される側のイメージのほうが強い。

入院中だから、余計にそう感じるのかも。


逆に、ときおり聞こえてくる赤ちゃんの泣き声や、子どものむずがる声が、とても愛おしい。

また、近くの公園で遊ぶ子どもたちのはしゃぐ声に、元気をもらっている。


自分が若いころは、遠い存在だった高齢者がいまは身近なものとなり、

年齢を経たいま、子どもたちが遠い存在となる。


わたしも若かったころは、そこにいるだけで周囲のひとたちにエネルギーを与えていたのかもしれないな。

そしていまは、子どもたちや若いひとたちからエネルギーをもらっている。

エネルギーを無理やり奪うようなことは避けたいが、「与え・与えられ」はエネルギーの循環だ。


いまは核家族やひとり暮らしが多いというが、大家族で暮らしていたころは、家族間・家庭内でもエネルギーの循環が行われていたんだろうな。

若いひとたちはエネルギーを放出する代わりに、お年寄りから知恵や工夫を学び、またそれを後世に伝えていく。


世代間の交流がもっと増えていけばいいな。
しかし、高齢者の中には、ひとの話に耳を貸さないひとが多く見られるのも事実。
直流ばかりで、交流にならないのだ。

親しげによく話しかけてくださるお姉さまがいるのだが、常にあちらからの一方通行。
よくおしゃべりしてくださるが、ご自分の言いたいこと、思いついたことだけを一方的におしゃべりされるだけなので、あれは会話とは言えない。
こちらから言葉を挟んでも、見事にスルー😅

向こうにしてみれは良かれと思って話しかけてくださっているのだろうから、言い返さず、そうかそうかと相槌を打ち、うなすきながら聴いているのだけれど、どうも「傾聴ボランティア」をしている気分になってくる。

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シャワーを済ませ、さっぱり。
そろそろ昼食だな、というところで、ドクターに呼ばれた。

ジャジャジャーン!
病理検査の結果発表ー!

ざっくり言えば⭕️である。

①今回の切除術で腫瘍は取り切れた。
②周囲の粘膜に軽度の異形成をみとめた。
③今後、経過観察が必要。

とのことで、無罪放免とはいかないが、まずは一段落といったところ。
どうやらわたしは癌ができやすいようだ。

ドクターの説明はとても丁寧で、術中の写真やら、切り取った病変(舌の左側)やら、病理での検査方法(垂直断端、水平断端という言葉は初めて聞いた)、固定やら染色やら、30分間を超えてお話をしてくださった。

ドクターは、
「ご家族のかたにも説明してほうがいいですか?」
と気を遣ってくれたけど、それは不要。


今回の入院・手術は、手続きからなにから、わたしひとりでやってしまいたかったのだ。

手術の立ち合いも不要だからと断った。
「それなら緊急事態に備え、ご主人との電話は繋がるようにしていてください」
ということなので、電話待機の欄に夫の携帯番号を書いておいた。

結果、緊急事態にはならなかったが、
「無事に手術が済みました」の連絡を病院側が入れようと何度か夫のスマホにかけてくれたらしいのだが、いっこうに繋がらず。
あとで夫に連絡を取ったら、病院からの着信はなかったとのこと。
不思議な話である。

入院のときもひとりで来たので、もちろん退院時もひとりで帰る。


「退院は、晴れた日がいいな」
ぼそっと言ったら、
「そうですね。お天気の様子もみて退院の日を決めましょう」
と、ドクターはニコッとしてくれた。

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さて、ドクターからの説明を聞いていたので、昼食タイムは30分遅れでスタート。
まあ結果が良かったから、お腹もぐぅーっ!👍

お昼ごはん❤︎


なんと、お別れしたとばかり思っていたメイバランスminiちゃんが、昼食に登場!
なるほどー、こうして栄養とカロリーのバランスを取るのねぇ。

すべておいしくて、もちろん完食しました!
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夕ごはん❤︎


今夜の夕食は全体的に淡い色合い。

でも、味はしっかりしていて、おいしかった❤︎


このCP10、実に好みの味なのよねぇにっこり

退院してからも飲みたいので、思い切って通販しちゃいました!


退院はうれしいけれど、食生活をもう少し考えなくちゃねぇ。

病院で出される食事、本当においしくて。

やさしい味で、身体にも負担が少なさそう。

いろんなものを少しずつ、っていうのかいいんだろうけど、自分で作るにしても、どうも同じような、自分にとって使い勝手のいい食材ばかりを買っちゃうしなぁ。

で、めんどくさいから、つい大量に作っちゃう。

で、ついつい大量に食べちゃう。


せっかくキレイな状態になっているんだから、このままキープしたいねぇ。

ま、とにかく野菜多めで、四角く刻もう。

そして、ごはんはお粥にしよう。

味付けは薄めにしよう。


うん、頑張る!

\\\\٩( 'ω' )و ////