地域猫対策パネル展に行って来ました。
興味深かったのは、活動で関わった地域住民(100人?)へのアンケート結果。
「地域猫活動についてどう思うか」という質問に対し、一番多い回答が、
「いいことだと思う」
次いで
「他に良い方法がないから仕方がない」。
否定的な意見としては、
「他にもっと良い方法がある」
が3人。
で、その人達の言う良い方法と言うのが、
「市が対処すべき(里親を探すなど)」が1人。
「野良猫は即刻保健所で駆除すべき」が2人。
即保健所。この人数を多いと見るのか、案外少なく済んでいると思えば良いのか、私にはわからないものの、改めて文字で目にすると心が重くなりました。
他の質問も、概ね好意的な回答が多数を占めるものの、少数ながら見られるマイナス意見は、無知な私には考えさせられるものでした。
「地域猫活動が行われた後どうなったか」の問いへの
「人間関係がギスギスした」という答えが非常に現実的だったり、
完全否定系の意見として
「去勢手術をしても猫は増える」というのがあり、なしてそうなる?どこから増えるのさ?とイラっとし、要は否定したいだけでは?と感じたり(即保健所、の人と同一人物なのかなあ)。
展示自体は小規模なものでしたが、プランターなどを使った地域猫の為の簡易トイレの作り方を紹介したり、猫に悩まされている人向けの相談コーナーがあったりと実用性もあり。
眺めていたら、猫で何かお悩みですか?と話しかけられ、そこから色々お話をして頂きました。
特に、後片付けもトイレの設置もしない無責任な餌やりさんの方が、すぐ保健所と言い出す人よりある意味罪深いということは熱を込めて語っておられ、ですよねとしか言えない私は、この言葉の裏に一体どれだけの苦労があったのだろうかと考えるばかりでした。
行って良かったです。
いつか自分に何かが出来る時のため、色々知っておきたい。
どのニャンニャンもワンワンも、子供の目には等しくニャンニャンでワンワンで、飼われてるとか野良とか関係なくて、どれも愛しい可愛い生き物で。
ならばみんなが等しく幸せな世界であるよう、努力する義務が大人にはあると感じました。
私でもできること、探して見つけて頑張ろう。
そして目の前のこの猫を大事に大事に暮らそう。