引き続きエンジンの作業です
腐食がひどかったシリンダーはウレタン塗装して綺麗になりました
少し錆があったスリーブは1サイズオーバーでボーリングを行いました
ピストンクリアランスは0.065mmです
シリンダーヘッドもウレタン塗装です
ヘッドナット ワッシャーや不足しているボルト類も再メッキです
このワッシャーは今ヤマハに頼むと色違いの物が供給されますね
クランクケースもいつものようにガラスビーズで仕上げました
クランクシャフトはかなり状態が良かったですがコンロッドとベアリングを新品に
交換して芯出ししてあります
クランクケースの上下の固定ボルト ナットも再メッキです
ここのボルト類も今ヤマハに頼むと色や形状が違うものが出てきます
ひび割れていて使用不可だったインテークマニホールドは
純正の新品に交換して組みます
マニホールドを固定するキャップボルトは再メッキではなく
ステンレス製です
黒のステンレスボルトはなかなか探すのが大変ですが
錆びやすいボルトですので(特に六角穴の内側が)錆びないステンレス製です
前回も書いたように内部はかなり状態の良いエンジンでしたが
クラッチのフリクションディスクは厚み全然OKですが
表面が少し炭化しているというか硬くなっていて摩擦係数が下がってるような気がするので
気持ちよく新品に交換します
と追う訳でギアのガタが大きかったハウジングとフリクションディスクは
新品に交換して組みます
オイルポンプもばらしてオーバーホールです
ケースカバーも塗装して綺麗になりました
腐食痕も全然わからないくらい仕上がりました
とても状態が良いエンジンでしたので問題なく組み上がりました
あとはいつも通りリークチェックをして点火時期を合わせたら
完成です
ですが車体の作業はまだまだ一杯残っているので車体の組み立てを進めていきます