ただのゴッホ
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

やろう






死ぬまでにやることが 3つある


1、生まれてきた意味を 確認すること


2、あらゆる意味で家族を 守ること


3、世の中の 役に立つこと






よし やろう









by まる

死ぬ



わたしが 死ぬ時は

冬の暖かい午後の路地裏で

両のてのひらを 

天に向けて 死にたいと思う




ちょっきり 所持金0で




だれも わたしの死に気づかず






わたしも わたしの死に気づかず


















by まる

きみどりの魔女 5


魔女の家はひどく散らかっていました。
床に置かれた木箱からは着れなくなったマントだのストールだのがはみ出していましたし、
その横の桶には注ぎ口が錆びて壊れているじょうろや
つま先のパックリ割れた長靴が放り込まれていました。
西側の小窓は蝶番が外れて紐で括りつけてあり、
そこにぶら下がっているカーテンは元の色がわからないくらい薄汚れていました。
リーシャは、こんな部屋を見たことがなかったので少し驚きました。
でもテーブルの上には、たんぽぽやすみれやハルジオンがこれでもかというほど飾られていて、
青い唐草模様の描かれたお皿の上の美味しそうなクッキーと、
同じ柄の綺麗なティーカップが並んでいる様を見れば、
魔女が全てにおいてだらしない性格ではないことや、
リーシャを一生懸命もてなそうと頑張ってくれたことがよくわかりました。

「すてきなお茶会になりそうだ ワクワクする」
魔女はそう言って鼻にクシャッと皺を寄せて笑いました。
リーシャも「ワクワクする」とこたえました。

Good morning Dear...

きみの 笑顔が とても好きさ
朝は  いつも ごきげんだよね

ピンクの パジャマ コブタさんみたい
コロコロ 寝返り  ボンレスハムだ

ホラ ホラ 見て 見て あれがおひさま
あたらしい朝 Good morning Dear! Good morning !
きょうも 来たんだね やっぱり来たね
まいにち 来るんだ
おもしろいね



きみと お散歩 とても好きさ
歩くの 走るの 大好きだよね

青い   帽子と 黄色い靴で
テケテケ 走って すぐころぶ

ホラ ホラ 見て 見て あれがちょうちょさん
あたらしい空 Good morning Dear! Good morning !
すごく 高いね うーんと高いね
白いのは 雲だよ
きもちいいね



お風呂が  キライな きみはいつも
シャワーの 音で   逃げ出すんだ

くちびる とがらせ こっちを見たり
泣いてる うちに  アラ? すっぱだか

ホラ ホラ 見て 見て 水がキラキラ
あたらしい虹 Good morning Dear! Good morning !
きょうもいっしょだね ずっとずっーとずっとずっといっしょ
これから なにする?
わくわくするね



byまる

ありがとう





世の中の 歯車に 成り下がっていると 感じたとき








家族の 有り難さ を ひしひしと 感じる








じぶんの かえる 場所は ここにしかない














by まる








kurayami


sou to ha shirazu

tsumasaki wo hikarini mukeru





by maru

きみどりの魔女 2





彼女の名前は リーシャ
朗らかで活発な女の子です
祖母とふたりで 丘の上に住んでいました
祖母は刺繍が上手で 掃除の手際がよく
あまり笑わない人でした

リーシャは祖母を愛していました
祖母の作るスープが大好きだったし
祖母の焼くパンはもっと好きでした
なにより 自分を育ててくれていることに とても感謝していたので
ヤギの世話や牧草刈りを 喜んで手伝いました

祖母は 毎夜リーシャが眠るときに聖書を一節づつ読み聞かせ
そして最後には必ず
私たちの住む世界がどんなに美しいか
私たちは全てのものに感謝し 謙虚に 一生懸命生きなければいけないと言いました
ただし リーシャが原っぱや森から持ち帰る あお虫やカエルや松ぼっくりは
彼女のなかでは “世界の美しいもの”の一つではないようで
「家の外に出しなさい 今すぐに」
と叱りました
リーシャが 今日起こった奇跡の数々を話すと
悲しそうな顔をして
「そんなふうに話すのは やめなさい
人は 水の上を歩くことはできないし
木と話したり 鳥に乗って空を飛ぶこともできないんだよ」
とリーシャを諭しました

リーシャは自分の住む世界と祖母の住む世界が違うことを
薄々感じていました
ですから 祖母を悲しませないように
友だちを家に招いたり 森でもらった宝物を祖母に見せたり
森での出来事を話すのは もうよそう と思うようになりました




きみどりの魔女 1

ある晴れた午後 私が墓地の脇を通りかかると
おばあさんが お墓に花を添えているのが見えました
赤や白や紫の花々は
墓地には 少し不似合いな気がするほど鮮やかでした 
おばあさんは ていねいに ていねいに  花のむきをそろえていました
それから小さなほうきで お墓のまわりを掃きました
たんねんに たんねんに

私は立ち止まって その様子をじっと見ていました
おばあさんの掃き掃除が お墓を3周したところで
急に空が陰り ポツポツと 雨が降り出しました
5周目にさしかかった頃 雨はしっかりと降ってきました

おばあさんはようやく雨に気づき 傘を取り出し
お墓に 差しかざしました
そして お墓の前にしゃがみ 頭を垂れました
雨にしっとりと濡れながら

私は あいにく傘を持っていませんでした
おばあさんに差し出す傘が無いことを 残念に思いました
しかし なぜか その場を離れることもできず
おばあさんを 見ていました

私には おばあさんの肩が 少し震えているように見受けられました
4月の雨は冷たい
雨は静かにそっと しかし確実に おばあさんの体を冷やしていくでしょう

私は おばあさんに声を掛ける決心をしました
少し離れた あの東屋の下へ 連れていかなければ
私は おばあさんのほうへ 近づいていきました
最初のことばを探しながら

しかし すぐそばまで来たとき
私は 驚き 立ち止まってしまいました
おばあさんは 笑っていたのです
さも おかしそうに 肩を揺らしながら
そのおかしさを 誰かと共有するように
かすかに うなずきながら

私は ためらいました
話しかけてはいけない気がしました
すると気配を感じたのか おばあさんはこちらを向き
私を見ると 驚いて言いました。
「まあ こんなに濡れて」

「4月の雨には 用心しないと」
そう言って おばあさんは 手元の鞄から折り畳み傘を取り出し
私に差し出して微笑みました

それから わたしたちは東屋へ行き
わたしは おばあさんから とても不思議なこんな話を聞いたのです




by まる







幽かな辞書



『幽』を使った、新しい言葉が掲載されました。




【幽虫】(ゆうちゅう)=小さすぎて何やっているのか見えないので、生態がよくわからない虫たちの総称。

【幽舞】(ゆうぶ)=あまりにもかすかで不可思議な踊り。または、それを踊る人を指す。

【有幽無幽】(うゆうむゆう)=かすかに有る様子、またはかすかに無い様子。有るのか無いのかわからない、わからないならどうでもいいよという投げやりな気持ち。

【幽才】(ゆうさい)=人並み外れた能力なのに、ちっとも世の中の役に立たないから、誰にも見つけてもらえず、認められない才能の持ち主。「悪い人ではないんだけど、あの人はーだからなぁ。」

【遊幽】(ゆうゆう)=楽しく遊んでいる幽霊。

日常生活の怠慢






日々の生活を居心地 よくするために


ささいなことを 変えてゆく 技が


己を 豊かにする




powerが 枯渇しているわけではない




停滞は 力






1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>