始発・終着が同じとなる「循環・環状で運転された臨時列車」を取り上げる企画。

環状、循環の厳密な定義は設けていませんが、同一駅に戻ってくるという点を軸に全国津々浦々で活躍した列車を、手元の時刻表から追ってみたいと思います。

 

10回目は、民営化まもない頃にJR九州が開催したキャンペーン「いけいけ九州探検隊」として連動した臨時列車です。

 

私のブログで過去に取り上げていますので、よろしければご覧ください。

 

 

  循環臨時列車の運行概要 

 

快速 いけいけ九州探検隊号

起終点駅と経由線 博多 鹿児島本線・筑豊本線・篠栗線(現:福北ゆたか線)
運転日
(始発駅基準)
 1991年3月30日、31日、4月6日、7日
使用車両・編成

ジョイフルトレインながさき 2連

列車番号など 9121D 博多発10:19 → 博多着18:11
途中停車駅:南福岡、二日市、原田、筑前内野、桂川、飯塚、新飯塚、直方、小竹、鯰田、新飯塚、飯塚、桂川、筑前大分、篠栗、原町、吉塚
備 考
  • 全車自由席
  • 散策ポイントとなる筑前内野(ちくぜんうちの)、新飯塚、直方の3駅で長時間停車

 

 

  運行ルートを図示すると

以前のブログで紹介した際の、手書きマップを再掲。一周部分は博多→原田→桂川で構成される部分ですね。それにしても筑豊本線(原田線)と篠栗線(現福北ゆたか線)を経由する循環列車はあとにも先にもこの列車だけではなかったかと思います。

 
 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

JR九州時刻表のお知らせページから。

このページに掲載されている「いけいけ九州探検隊」のロゴが、各種PRで使用されており、今回の循環列車以外にも北九州エリアでは春、秋を中心にイベント列車が運転されていましたね。

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JR九州時刻表 1991年3月号