シュプール猪苗代号　シュプール号名鑑（３）

シュプール号名鑑と銘打って、意外にも情報の少ないシュプール号各列車のダイヤや使用車両を可能な限り追ってみたいと思います。

第３回目は「シュプール猪苗代（いなわしろ）号」を取り上げます。時刻表の枠では蔵王号とセットで掲載されていた列車ですが、以外に多様な車両を使っていた経歴がありました。さながらＪＲ東日本管区内の車両所からの借り物競争状態であり、９１年にはシーズン通じて１４系客車が充当されていました。こちらご存知でしたか？

シュプール猪苗代号

運転された年（シーズン）　

１９８８年〜１９９９年（１２シーズン）

年ごとの運転概要　

1988	上野〜猪苗代間　1往復勝田電車区所属の４８５系電車９両編成で運転開始（後々、編成数、所属がシーズンごとに変わります）弁当販売のための停車駅：郡山、黒磯（’９０を除く毎シーズン）
1989	上野〜猪苗代間　1往復
1990	上野〜会津若松間　1往復運転区間を会津若松まで延伸弁当販売のための停車駅：郡山（’９０のみ）
1991	上野〜会津若松間　1往復この年のみ14系座席車6両編成が充当されるモノクラス編成化（’９１〜’９２）
1992	上野〜会津若松間　1往復
1993	上野〜会津若松間　1往復再びグリーン車連結が復活
1994	上野〜会津若松間　1往復グリーン車非連結（モノクラス編成）に戻る
1995	上野〜会津若松間　1往復
1996	上野〜会津若松間　1往復
1997	上野〜会津若松間　1往復レディースカー連結（〜ラスト）かえり時刻が猪苗代運転開始以来、最も早発となる（会津若松発14：02）
1998	上野〜会津若松間　1往復
1999	上野→会津若松間　片道のみかえりの運行とりやめ５８３系を使用し、唯一寝台販売を行ったシーズンとなる