【2024年2月更新】Thalys(タリス）　開業からの年表（〜2024年）

今回はオランダ・ベルギー・フランス・ドイツをつなぐ国際列車Thalys（タリス）についてまとめてみました。

■運転開始から今日までの歴史

1996年　6月　　タリスPBA運転開始（パリ〜ブリュッセル〜アムステルダム）

1997年

6月　　タリスPBKAが登場

12月14日タリスPBKAがベルギー高速新線1号線の完成にあわせて、ケルン乗り入れ開始

1998年

9月27日タリスPBKAがパリ〜デュッセルドルフで運転開始（ブリュッセル、ケルン経由）

12月19日南仏のブール＝サン＝モーリスに乗り入れ。(タリス・ネージュ）

2000年

5月　　ブリュッセル〜パリ＝マルヌ・ラ・ヴァレ〜ジュネーブが開、タリス・ソレイユにてLGV地中海線を介してプロヴァンス地方のヴァランスに乗り入れ開始。

2001年　3月　　ブリュッセル〜パリ＝シャルル・ド・ゴール空港線が開業。エールフランスはパリ〜ブリュッセルの自社便をタリス貸切列車に置き換え

2002年

6月　　タリス・ソレイユにてアヴィニョン・マルセイユに乗り入れ開始。（ブリュッセル〜マルセイユ）

12月15日ベルギー高速新線2号線（ルーベン〜アンス）が開業

2009年

6月14日ベルギー高速新線3号線（リエージュ〜アーヘン）が開業

9月7日オランダ高速新線（アムステルダム・スキポール空港〜ロッテルダム〜ベルギー国境）、ならびにベルギー高速新線4号線（オランダ国境〜アントワープ）が開業

12月13日タリスPBKAがベルギー高速新線3号線経由開始

2011年　12月　　タリスPBKAのケルン線の延長として、一部の列車がデュッセルドルフ、エッセンまで延伸営業開始

2013年　12月　　デュッセルドルフ空港駅に乗り入れ開始

2014年　4月12日リール・ヨーロッパ駅〜アムステルダム間の営業開始

2015年　12月13日ドイツ・ドルトムントへ乗り入れ開始

2016年　4月3日タリスの廉価版高速列車（IZY）がパリ〜ブリュッセルで運転開始

2018年　3月　　リール・ヨーロッパ駅発着のサービスをすべて停止

2019年　6月　　ブリュッセル～ボルドー間、夏季限定で2区間ノンストップ列車が運転開始

2023年　10月　ブランド名が「ユーロスター」に変更（統合）※タリスブランドとしての歴史はここで終了

■タリス（Thalys）を理解するための基礎知識

Thalysを運行する組織について

運営会社は「タリス・アンテルナシオナル」（仏: Thalys International）社で、株式保有比率は、フランス国鉄60%・ベルギー国鉄40%である。また、2020年9月には、タリス・アンテルナシオナルと英仏間の高速列車を運行するユーロスター・インターナショナルの合併に関する発表があり、2023年にはその合併をうけて、列車銘は正式にユーロスターへの改称されました。

使用している車両は？

乗り入れ先の電力方式にあわせた２種類の車両が存在します。

タリスPBA　フランス、ベルギー、オランダの電源方式に対応車両。PBAは発着ターミナル駅であるパリ（Paris）・ブリュッセル（Brussel）・アムステルダム(Amsteldam)の頭文字から命名