【妹とケンカしたときのこと】22歳  | 鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

重度の身体障害がある鈴木正人(すすきまさひと)のブログ
1972年生まれ、三重県松阪市に暮らしています。
普段僕は車イスで生活をしています。
自分のこれまでの人生をまとめてみました。

僕が22歳の頃のこと。妹は16歳だった。

 

ある日、僕のステレオの中におぼえのないCDが入っていた。思えば僕はその当時、勝手にステレオを使われることに対する怒りが溜まっていた。妹がよく、僕のステレオを勝手に使っていた。だから、僕はおばあちゃんに「ステレオからCDを出して。僕の見たことのないCDだからゴミ箱に入れておいて」とお願いした。その時の僕は、これが誰のCDかなんてどうでも良かった。誰かが勝手に僕のステレオを使ったということが許せなかった。

 

数日後、妹がCDを探していた。僕は妹に「何を探してるの?」と聞いた。CDを探しているらしい。

あ、僕がこの間おばあちゃんに捨ててもらったCDだ。でも、あの時の僕はそれが誰のCDか本当に知らなかった。だから妹に、「あれは僕の知らんCDやで捨てた」と言った。僕は妹に、「少しでも僕のステレオを使ったらメモ書きを置いておくように」と言ってあった。勝手に使ってほしくなかったから。

 

妹が手紙を持ってきた。内容はよくおぼえていないけれど、警察の真似事をしたような紙を持ってきて、僕に何か訴えかけていた。なんでそこまでやるんだろう、と僕は疑問に思った。妹が自分のステレオを2階の自分の部屋に置いて、自分で使えばいいのに、と思っていた。

 

今から6年前、2018年にその紙が出てきた。「誰のものかも聞かずに捨てるのではなく、誰かに聞いたりしてから捨ててほしい」と言った。妹は、勝手に物を捨てると警察に捕まると言いたかったのだ。

 

妹はしばらく僕にだけ口を開かなかった。僕におはようとか挨拶もなかった。

 

それだけ大事にしていたのかと気づいた。だけど、それだけ大事なんだったら自分の部屋にちゃんと置いておけよとも思った。以前にも同じようなことがあった。妹は使ったものをほったらかしにしてしまうことがよくあった。父も「ちゃんと片付けて」と何回も言っていた。今回のことも、「ちゃんと片付けないと、こういうことが起こるんやで」と妹に注意していた。

 

僕たちは喧嘩をしたが、時間が解決してくれた。今度からはちゃんと確認してから捨てようと思う。ただし、置きっぱなしは許さない。

 

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