【妹の結婚のこと】34歳 | 鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

鈴木正人の自伝「まぁいいっか!」

重度の身体障害がある鈴木正人(すすきまさひと)のブログ
1972年生まれ、三重県松阪市に暮らしています。
普段僕は車イスで生活をしています。
自分のこれまでの人生をまとめてみました。

妹の結婚が決まったとき。

お婿さんを取る、とみんなに言ったらしい。僕はこの話し合いの場に呼ばれなかった。「なんで正人がおるのにわざわざ婿を取る?」それをおじいさんが言った。みんなが納得した。

 

おじいさんの一言で、妹は向こうの家に行くことになった。おじいさんは僕と関わっていないのに、そんなことを言った。そんなに僕を見ていたのか。

 

おじいさんと父は前から僕のことを跡継ぎと考えてくれていた。父は僕のことを、若将と呼んでくれていた。

 

小さい頃、僕はなんで歩けないんだろう?僕以外の人はなんで歩けるの?と疑問に思っていた。

 

妹は、恋人を僕に紹介しようとしてくれなかった。結婚するんだから、どんな人か見せてくれてもいいのにな。僕は兄貴なのに。紹介してもらいたかった。

 

妹の結婚式の日は、ちょうど僕が希望の園のみんなと中国へ交流に行くときだった。たしか、結婚式に招待はされていたと思う。僕は妹の結婚式に行きたいと思っていたから、中国へ交流に行くのをやめようとしていた。だけど、母に「もう、中国へ行きな」と言われた。だから、僕は妹の結婚式に行っていない。

 

向こうの家族は全く僕のことを知らないし、僕も向こうの家族のことを知らない。妹の夫、義理の弟に会ったのは、結婚した後だった。全く話もしない。

 

なんだか僕は寂しくなる。

 

ブログ村に参加しております。

下のバナーをポチッとして頂けると

ランキングに反映されます。

ぜひよろしくお願いします^^

 

にほんブログ村 介護ブログ 身体障がい者へ
 

 にほんブログ村 シニア日記ブログ 自分史・自伝へ
 

 にほんブログ村 美術ブログ アウトサイダーアートへ