精神病とは本当に病気なのか?!



生まれつきの心臓疾患。

癌。

身体の病気は多種多様無数に存在する。


脳の病気も存在します。

脳腫瘍や水頭症。

脳出血や事故で脳に負傷を負って手術や治療が必要になることは誰しもが知ってる。



精神病を病気として認知させ西洋医学の仲間入りさせ、

向精神薬を開発使用するためにも、

精神病を「脳の病気」とする必要があり、

精神医療ビジネスはその路線で猛烈にプロパガンダを

繰り広げてきました。



ところで、

本当に脳の内科的病気なら、

「脳神経内科」でよかったんじゃないの??



この辺り、

素人の医師でもない一般人が何言っても

「医者じゃないくせに」と言われます。



なので、

ベテラン精神科医、春日武彦氏の著書より引用します。



「精神病」とは、近代精神医学が創り出した

(あるいは、発見した)病気なのであり、

精神医学は自らの説明体系によって、

精神病院およびそこでの治療というひとつの現実を

生み出すに至っているのである。



少し難解で理解難しいかもしれません。



近代精神医学が考案される以前から

「狂気」という人間現象は存在したし、

それはさまざまに解釈され、説明されてきた。



近代以前は、

病気とされてなかったし、

一過性の人間的な状態とされ、

時には「聖なる状態」とすらみなされることもあった。


近代以前は、

「狂気」はより多彩で、生き生きとしたかたちで

存在してた。



大昔から、

身近な誰かについて、

その言動からこの人は少しおかしいのではないか?

この人は変わってる。

この人は狂ってるのでは?


という人は存在した。


人は「変わってる人」、

つまり、

「私たちと同じではない」人に不安や気味の悪さを

持つような時代になってきた。


その不安を打ち消すために「精神病」という病の概念が生み出された。



「私たちとは違う」というだけで、

彼や彼女たちに私たちは「精神異常者」の

ラベルを貼り付けることはできない。


それができるのは、精神科医のみ。



精神科医が診断を下して初めて、

その人物は「精神病」という「病気の人」であることが正式に確定する。




大切なポイントは、


「精神病」なるものが、あらかじめあって精神医学が誕生したのではない。



私たちに激しい不安や気味の悪さをもたらすようになった「狂気」。

その不安を打ち消すための解釈装置として、

「精神病」という病の概念が生み出された。



そして

精神医学、医療の歴史を知ってる人ならご存知の通り、


最初は「治療」という本来あるべき姿の「医療」ではなく、

「私たちみんなと違う狂気、気味の悪い人間、

公の場所にいられては困ると思われる人間」

を、

隔離収容するために生まれたのが精神医療のスタートです。




春日武彦氏もちゃんと言及してますが、

いわゆる本当に脳の病気としての精神病も存在します。


いわゆる「器質性精神病」です。

この場合は向精神薬の効果も大きいようです。



しかし、

綺麗事を言うのは容易い。


やはり日常で、

自身の身近に明らかに精神異常者、狂気に囚われた

人がいたら怖いと感じるのは当然のことだと思います。



普通に友人として付き合う分には、

ちょっとユニークで面白く魅力すら感じる

大人の発達障害、アスペの人達も、

職場で仕事仲間として存在してたら正直辛い。


モロに他の人にトバッチリがくる。

自分の仕事量も理不尽に負担が増えるし。

それでいて同じ時給だったりする。


説明しても理解できないんだろうな、という

諦めで対処法もない。


下手に指摘したらこちら側がモラハラパワハラ扱いされる。


これも辛いものがありますよね。


精神病とは違うのだけど

「なぜ、そうなる?

 なぜ、優先事項が適切に判断できない?

 なぜ、異常に仕事のスピードが遅い?

 なぜ、そこまでマルチタスクができない?」

周りの人の方が今やメンタルやられます。


ある意味、アスペ最強かもしれません。