日周運動;北の空の動き | ねぇ、マロン!

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おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

日周運動(北の空の動き)

 

星は天の北極を中心に1時間15°のわりで時計の針と反対方向にまわっている。

 

 

真北の空に輝いている北極星にカメラを向けて,日周運動を写してみると,北極星も小さな円を描いて写り,天の北極から少しずれていることがわかる。

 

その半径は角度の50′ほどだが,この半径は年々小さくなっており,2102年にはわずか27′31〝となる。

 

つまり,北極星はますます天の北極に近づき北極星に似つかわしくなっていくわけである。

 

ところが,そのあとは,また少しずつ天の北極からずれていき,2500年もたつと30°も離れ,かわって,天の北極の近くには,ケフェウス座のγ星がやってくる。

 

そしてこの星が北極星とよばれることになる。さらに,1万3000年後には,七夕の織女星が北極星の役割をになうことになる。

 

これは,地球の南北の方向をさす地軸が,おとろえたコマの心棒のように,首ふり運動をしているためで,地軸のさす方向が動くにつれ,そのさきのほうにある北極星の役割をになう星が,つぎつぎと交代していくわけである。

 

この現象を“歳差”とよび,ひとまわりに2万6000年もかかる。