日周運動;南半球の星の動き | ねぇ、マロン!

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おーい、天国にいる愛犬マロン!聞いてよ。
今日、こんなことがあったよ。
今も、うつ病と闘っているから見守ってね。
私がどんな人生を送ったか、伊知郎、紀理子、優理子が、いつか見てくれる良いな。

曽田歩美様に頼んでマロンの絵を描いていただきました。

日周運動(南半球の星の動き)

 

オーストラリアのサイディング・スプリング山頂にあるアングロ・オーストラリアン・天文台の3.9m反射望遠鏡ドームをシルエットに天の南極付近の星の川時間の動きを撮影したもの。

 

 

天の北極には,北極星というすばらしい星が輝いているが,日本からは見えない南半球の天の南極には,南極星に相当する星がない。

 

このため,南の方角を知ることが少々めんどうである。

 

そんなときには,北斗七星やカシオペヤのW字を利用して,北極星を見つけだしたのと似たやり方で,南十字星を使って見当をつけることにする。

 

南十字のうちの長いほうの一片を南に向かってその5倍ぶんたどっていく。

 

すると,そこが天の南極で,南天の星ぼしはすべてこの天の南極を中心に時計の針と同じまわりに日周運動で回転している。

 

天の北極付近の星ぼしは,時計の針と逆まわりにまわぅているので,両極どちらを写した写真にしろ,星がどの方向まわりに動いたかを見わけるのは簡単である。

 

天の南極の見つけ方では,南十字星のすぐ東側に輝いているケンタウルス座のα星,β星が使われることもある。

 

この両者の中点に,垂直線を立てた線と南十字の長い一辺をのばしてきた線の交点が,ほぼ天の南極の位置にあたる。