まろんぱんのあれ -31ページ目

今週は鑑賞したい映画多し。

今週末は観たい映画多すぎ。

とりあえず、本日は、

「縞模様のパジャマの少年」と「花と兵隊」を鑑賞してきました。

単館映画系でその上、場所が離れているので、

えぇ、観るために走りましたよ。あせる

だって、さすがに2時間待ちはつらいもの。

明日は、ココシャネルを見ようかと。

本来は、HACHIはパスをしようと思いましたがちょっと評価高いので

かなり気になっています。ラブラブ

うーーん。

でもすると、5本見たことになる。

えぇちょっとあふぉすぎる。叫び

しかし「縞模様のパジャマの少年」は巣晴らし映画すぎた。

私の中では、たぶん今年3本の指に入るのは確実っぽい。グッド!


G.I.ジョー 原題:G.I. JOE: THE RISE OF COBRA

監督:スティーヴン・ソマーズ
製作総指揮:スティーヴン・ソマーズ 、デヴィッド・ウォマーク 、ゲイリー・バーバー 、ロジャー・バーンバウム 、エリク・ハウサム
脚本:スチュアート・ビーティー 、デヴィッド・エリオット 、ポール・ラヴェット、
音楽:アラン・シルヴェストリ
字幕翻訳:松崎広幸
主演:チャニング・テイタム(デューク)、レイチェル・ニコルズ(スカーレット)、マーロン・ウェイアンズ(リップ・コード)、シエナ・ミラー(バロネス)、レイ・パーク(スネークアイズ)、イ・ビョンホン(ストームシャドー)、ジョセフ・ゴードン=レヴィット(コブラコマンダー)、アドウェール・アキノエ=アグバエ(ヘビーデューティ)、クリストファー・エクルストン(デストロ)、サイード・タグマウイ(ブレーカー)、デニス・クエイド(司令官ホーク)/etc


ストーリー
人気のフィギュアからTVが作られ、それをベースに今作が作られました。国際秘密部隊“GIジョー”と最悪のテロ組織“コブラ”戦いを描いたアクション映画。


まろんぱんのあれ-GIジョー


 一言でいえば、ハリウット的CGアクション映画。惨忍なシーンはありますが、グロクないので、R指定なし。正直R+12ぐらいあってもいい気がするでもない。私は去年公開したアイアンマンが好きだったので、同系統のロボットアクションに期待していたのですが、ちょっと普通でした。最近のハリウットヒーロー物は苦悩する主人公で暗かったり、話が重かったりと大人向け重視が多かったのですが、今作品は、子供向け趣向が強い作品であると思います。そのためか、結構ご都合主義が強く、また残念ながら、周りの住民などをまったく気にしないG.Iジョーチームです。

 原題は、「G.I. JOE: THE RISE OF COBRA」なのです。要はエピソード0みたいな感じです。なので、次回策が作られれば、またこちらの評価も変わってくるのではないでしょうか。


 ナノマイトという兵器をめぐり、G.Iジョーとコブラは激しい戦いを繰り広げるのです。ナノマイトとは、どんな金属をも食べて粉々にしてしまう兵器。えぇ他に例えれば、地球が静止する日に登場したロボットゴートと同じ技ですよ。なので私が次回策を予想するに、まだロボットゴートは完成されないと思うので、その小型版であるペプシマンが登場するんです。

まろんぱんのあれ-ペプシ



あぁ、でもスネークアイズは、カラーリングしたらそのままーペプシマンになる。残念。

スネークアイズとは、GIジョーチームの冷静沈着の忍者。


まろんぱんのあれ-スネーク
スネークアイズ


 やったね、えぇハリウットも萌え萌えメガネの時代がきたんですよ。バロネスはほとんどずーとメガネかけていますから。たぶん、これ狙っています。それに最初の戦闘では、ずーと谷間見せていますから!! 

バロネスとは、敵グループであるコブラのセクシーソルジャー。

まろんぱんのあれ-バロネス
バロネス


 もちろん、画像の通り、フェイスなんて勿論していません。が、隣のほかの敵はちゃっかりフルフェイス。この違和感何?!?!?!がんがん銃撃戦をこの格好のまま進みますよ。


まろんぱんのあれ-戦闘


無論仲間の敵はがんがん弾を受けますが、弾きながら進みます。えぇ、でもね、彼女は谷間みせーの、顔はそのまま露出。すごすぎです。どうして彼女はこれで平気なのかと。この私の一番の謎が今作では解けることがありませんでした。次回策期待です。
そうです。コブラチームの雑魚どもはほとんどフルフェイスなんです。あれですよ。たぶん、ダースベーダーファンなんです。かなり意識していると思われます。しまいには、ダースベーダー誕生。てか、作品違うだろといいたい、いや訴えてほしい。でもですね、だめですよ。仮面。だって仮面つけるのは、少女鉄仮面しか許しませんから。てことで、次回作品では、ヨーヨー持参でお願いします。


 コブラコマンダーは、コブラチームの薬などを担当している悪い人。もうね、えぇファインには申し訳ないのですが、でた偽神威 楽斗。で、どうしてそこまで人類を憎みコブラに属したを自分なりに考えた。たぶん、あれですよ。Gacktのコスプレをしたが、それを相棒に馬鹿にされ、テロ活動するようになったと思うのですよ。


まろんぱんのあれ-コブラコマンダー


 イ・ビョンホン、ちゃっかりコブラチームの冷静非道の白忍者としてでてきます。

まろんぱんのあれ-白忍者


がんばります。でもですね、やっぱりいけません。そのライバルであるスネークアイズは、ちゃんと目を守るシールドがあるんです。が、彼は目の部分がそのままと露出しており、明らかに弱そうです。そのうえ、露出狂なのか、しまいには脱ぎます。えぇサービスカットです。

まろんぱんのあれ-サービス


あ、やっと、スネークアイズに目のシールドがある理由がわかった気がします。えぇ、ペプシマンに間違えられないようにするためです。


 ちなみに、この作品で、一点ものすごく素晴らしい装置がありました。顔変えるために使うのですが、明らかに高速育毛装置。


結論
ナノマイトよりも谷間が最大の兵器

サマーウォーズの2つのチラシを見比べてみた

サマーウォーズ
よく考えました。にひひ

まろんぱんのあれ-サマーウォーズ


そこで、新しいチラシである前回のチラシ

旧バージョンである今回の(上に貼った)チラシを見比べ考えました。
えぇ、そうですよ。旧バージョンには、山下達郎が書かれていないのですよ。
ここから私の勝手な妄想劇が始まった。

製作者はですね。
ウォーズと青春といったら、スクールウォーズしかないと思ったと思うのです。
それで、スクールウォーズだったら、山下真司しかいないだろうと思うわけです。
だから、山下を入れたかった訳なのですよ。
よって、同じ名字の山下達郎を選んだのだと、
私は勝手に決め付けました。
てことで、本来の製作者の意図だった(嘘)
スクールウォーズのアニメでのリメイクのチラシを作りました。

拡大して飾ってね音譜

まろんぱんのあれ-スクールウォーズ



結論

勿論、公開されても見ません。

サマーウォーズ

監督:細田守
音楽:松本晃彦
脚本:奥寺佐渡子
声優:神木隆之介(小磯健二)、桜庭ななみ(篠原夏希)、谷村美月(池沢佳主馬)、斎藤歩(陣内侘助)、横川貴大(佐久間敬)、信澤三恵子(陣内万理子)、谷川清美(篠原雪子/陣内典子)、桐本琢也(陣内理一)、佐々木睦(篠原和雄)、玉川紗己子(陣内理香)、永井一郎(陣内万助)、山像かおり(三輪直美)、小林隆(陣内太助)、田村たがめ(池沢聖美)、清水優(陣内翔太)、中村正(陣内万作)、田中要次(陣内頼彦)、金沢映子(陣内典子)、中村橋弥(陣内邦彦)、高久ちぐさ(陣内奈々)、板倉光隆(陣内克彦)、仲里依紗(陣内由美)、安達直人(陣内了平)、諸星すみれ(陣内真緒)、今井悠貴(陣内真悟)、太田力斗(陣内祐平)、皆川陽菜乃(陣内加奈)、富司純子(陣内栄)/etc


ストーリー
 天才的な数学力をもっているが、弱気でうぶな高校2年生の草食系男子・健二。彼は夏休みに憧れの先輩である夏希にアルバイトを頼まれる。その内容は、長野県上田市にある彼女の田舎に一緒に行くこと。そして、なんとそこで、婚約者のふりをしてと頼まれるのだった。焦る暇もなく、次の日、健二を語る偽者が、世界を巻き込んだ大事件が起こすのだった。

まろんぱんのあれ-サマーウォーズ


 このアニメは、セカンドライフ的なインターネットの仮想世界であるOZ(オズ)と現実を軸に話が進んでいきます。まず、この仮想世界を知っているかどうかでこの物語が評価がわかるのではないでしょうか。ちなみに、仮想世界での自身が操るキャラクターをアバターといいます。インターネットに仮想的に作り上げた世界で、アバターを操り、その世界で買い物や遊びをするのがセカンドライフっていうゲームです。この映画は、ネットでの評判はすこぶるいい。それもそのはずだと思います。それは、この話の軸が、仮想世界と現実を軸に進む内容であり、仮想世界自体が、結構親しみやすくなっているため、一般的な方でも理解しやすいからです。また、こういった感想やら評価する人たちは、ネットを遊んでいる人であり程度は知った人なのです。逆に言えば、ネットをあまりやらない人にとっては、わかり辛い世界観、パソコンの用語などもでてきたりと、確かに画面からすごいものなのだとわかりやすいですが、理解しがたい映画ではないでしょうか。なので、同じ監督である「時をかける少女」に感動しこの作品をみた人で違和感を感じてしまう人もいるもしれません。広告などではその辺がほとんどあまり触れられていないのが残念です。


 また、この映画のキャッチコピーは、世界崩壊の危機、立ち向かうの「日本の大家族」だ。です。この夏希の親族の大家族がでてきて色々展開していきます。ここで軸となるのが、夏希のおばあちゃんである、陣内栄。彼女は、昔ながらの頑固ばーちゃんで、色々と心を打つような台詞などを言ってきます。私が好きな台詞でいえば、「一番良くないのは、お腹を空かすことと、独りでいること。」えぇ、私自身が食命ですから。この大家族の中に、核家族化や小子化の象徴であるような健二が、徐々に溶け込んでいくすべが、家族の温かさを感じ、そして田舎の自然によりより一層に感動を誘います。


 私もこの作品を10年前みたら、評価よかったかもしれません。が、今はね。私個人的には、ちょっとNGです。夢の世界からのお誘いはきませんでしたが、時間が気になり、ちょっと長く感じられた。それは、色々と感動を誘うような台詞などもありますが、どうにもこうにも重みを感じられなかった。その一つが、軸となる二人がね。もう残念ながら、アイドル系俳優なのでプロ声優ではありません。えぇ、下手。そのため、物語り全体がライトに感じられた。ライトな映画で気の利いた台詞を言われても何も感じなかったのです。確かにこの人たちを好きな人を呼び込みや、親しみをもってもらうという手法としてはいいかもしれませんが。私はどうも、このどへたくそな声を聞いていると、どうでもよくなります。顔や体で演技ができない分、より一層技術が露呈されるのでよくOKしたものだと不思議に思いました。前回でよく懲りなかったものかと。アニメはプロの声優がしてもらいたいのです。残念なのが周りの年配俳優の方などはとてもうまいため、彼らのあれさ加減が余計に目立ちます。また映画で語られる仮想世界のオズがちょっと単一性ぶりにあんぐり。まぁ逆に言えば、ストーリーの軸以外を簡素化したことにより、一般人でも入り込める内容になっているので、評価できるかもしれません。


 先ほどいったように仮想世界などが好きだったり、ネットが好きな人たちにとっては、面白い物語ではないでしょうか。そういったことが好きならば、アニメ好きな人でも一般的な人でも楽しめる良い映画だと思います。結構人気でると思います。また私はライトと書きましたが、大多数の方は、ライトと感じず感動する人の方が多いと思います。なので一般的にお奨めできる良い映画です。


結論

仮想世界へ没頭するってことで
Newチラシ作りました
えぇ結構マニアックです。

まろんぱんのあれ-new



こちらのチラシが納得いかない方へ。

2nd チラシ

セントアンアの奇跡 感動しなかった人の理由を考えた

ちょっと時間がないため、少ないですが。一番思ったことを書きます。とうかその思いを秘めてまたチラシを作成しました。えぇ最後のシーン。光っていました。私の目は誤魔化せませんでした。奇跡にしか思えないような反射の仕方。でもね。やっぱりちょっとまぶしすぎるのです。せっかくの感動のシーン、そっちにばかり気がいってメインに集中できなかったのです。この映画に感動できなかった人は潜在的にその光にやられたのだと思うわけです。
そしてそのときの思いを秘めて作りました。



まろんぱんのあれ-セントズラ


もしあの時代に育毛剤さえあれば、あぁいうシーンにはならなかったのではないかと。あ、でもあれか、ハ○も実は戦争の辛い思いのため、抜けたと表現する手法だったのか。○ゲてまで、重い罪を背負ったことを強調して表現するため、わざわざ光の強い場所が選ばれたのか。さすがスパイク監督。奥深すぎる映画です。この映画で感動して泣いた人の中には、主人公見事なハ○ぷりに泣いた人もいたのだろう。


結論
ハ○のサブリミナル効果恐るべし。

脳内停止

本日映画を2本見ました。
が、両方テロと戦争で
精神的に、疲れました。ドクロ
それも両方映画が長い。
150分と163分叫び
えぇたすと5時間超えますよ。あせる
リセットするため、渋谷から新宿歩きましたが
うーーーん、クールダウンできませんでした。
一つよかったのが、最初に観た映画の方が
よかったことです。アップ

それにしてもセントアンナの奇跡の163分長かった。ぐぅぐぅ
両方の映画の共通点
R15.
ちょっとぐろい。


結論
両方なぜかサービスカットあり。

BASURA バスーラ

監督: 四ノ宮浩
編集: 四ノ宮浩
製作プロデューサー:森崎偏陸、長島洋
撮影:大廣康夫、瓜生敏彦(忘れられた子供たち スカベンジャー)
助監督:RONALD LORIAN、ROGER LORIAN
通訳:四ノ宮ノーラ、Roger Lorian、Damien Andrew
整音:久保田幸雄
エンディングテーマ曲:坂本龍一
音楽協力:Wong Wing Tsan


 残念ながら、こちらの作品は7月24日で東京と愛知での最初の公開を終了してしまいました。今後、大阪、沖縄、広島での公開が予定されています。また今回、私の内容については、イベントに参加したため、そこで聞けた話などを補足として書きました。


ストーリー
 フィリピンのゴミ拾いで生計を立てている家族をおった3作目のドキュメンタリー。バスーラとは、タガログ語で「ゴミ」を意味する言葉です。今作品は、1作目の作品である「忘れられた子供たち スカベンジャー」 家族のその後の話。撮影を開始してから20年、何が変わったのか、変わっていないのか、2つの家族を軸に、ありのままのフィリピンの現状を映し出す


まろんぱんのあれ-BASURA


 夜のマニラから始まります。ここは、20年前と変わらない風景だそうです。薬をしている子供達、小中学生ぐらいの少女が、売春のため客引きをしている。ある子は、元々、捨て子だった。そして拾われた親に売春の仕事をさせられている。しかし笑顔なのです。言うだろう、そんなの規制してしまえと。でもですね、そんなに簡単な問題じゃないのです。規制してしまえばそれはそれで、彼女らのお金を稼ぐ手段がなくなるのです。みんなが食べるため明日、生きながらえるために必死なのです。彼女らはブランドのバックを買うためでもなく、エコとエゴをはき違えた物を買うためでもないのです。それを子供にさせる親が悪と、一方的に言えますか?道徳でそれを否定するのは簡単なことだと思う。でも否定しても生きられなければ意味がないのです。これらはドキュメントで真実なのです。何もできない無力な自分がいると思い知らされる、冒頭だった。唯一の救い、そして何よりも救いがそんな子供達が笑顔なのです。
 話は、クリスティーナとJRの家族と、エモン少年がいたイルミナダ家族を軸に進みます。1作目の続きですが、各家族についての説明は、1作目の映像を用いての紹介があります。なので、1作目を観ていなくても理解できると思います。何よりも時間の流れを痛切に感じます。1作目では、少女と青年だったクリスティーナとJRが4人もの子の親になっているのです。



まろんぱんのあれ-クリスティーナ
クリスティーナ

まろんぱんのあれ-ジェイアール
JR(ジェイアール)


 1995年11月に政府によって突然スモーキーマウンテンは閉鎖されてしまいます。現在、彼女らは2002年に政府が建てた永久住宅に住んでいるのです。作品中に電気代が高いと語られておりますが、裸電球2ぐらいのゴミ捨て場の質素な家族でさえ、電気代が、1万円から1万5千円になるそうです。またこの子供たちは、家計が苦しくなれば、妹のためだと姉達はゴミ拾いをしたりするそうです。長男クリストファーは、最初父のJRと一緒に仕事をしておりました。


まろんぱんのあれ-姉妹
ジュビリン、ジュビグレイス、ジュビアン


まろんぱんのあれ-クリストファー
長男 クリストファー


 イルミナダ家族については、まずエモンの弟だったミンシェは7歳のときに、行方不明になり戻ってこないそうです。フィリピンでは、子供の誘拐は結構あるそうです。その理由としてよくきく噂が、臓器移植の問題だそうです。そういったことがあまりにも多すぎて、現在は、新聞などに掲載されることも少なくなってしまったそうです。たかだが、3歳の子供が集団で歩いているんです、そしてそれは、いつ車に引かれるか、誘拐されるかわからない状態なのです。1作目で語られていますが、イルミナダ家族も子供を交通事故で亡くしているのです。


まろんぱんのあれ-イルミナダ
イルミナダ


 また、1作目で赤ちゃんだったナティも21歳になっております。

まろんぱんのあれ-ナティ
ナティ

しかし彼女は彼女で、以前に住んでいた家でレイプされ、以来引きこもりがちになったそうです。そしてエモン自身も26歳にて死亡しているのです。死亡した理由は明確には不明ですが、警察署で自殺と見せかけて殺された可能性が高いそうです。警察に捕まった後、監督の事務所にも警察より保釈金を払えなどという電話があったそうです。しかし残念ながら不在で、タイミングが合わず、払えなかったそうです。それが彼の運命だったといいながらも、もし払ったならば違ったのではないかと悔やんでおりました。そんな彼の運命を辿っていきます。


まろんぱんのあれ-エモン
エモン


  また、監督は、フィリピンで、だまされたり、何かお金を取られたとしても、許すと言っておりました。それは、そのだました人も家族のために、生きるためにしているから仕方がないと。例えば、病気になれば、死ねと等しいそうです。それは、一日いくらがんばって仕事をしても千円もぜんぜんいかないのに、薬の値段が日本と変わらないのです。だから、だまされたとしても命を救ったと思えばいいのだと。また、エモン少年の問題ではありませんが、警察さえもお金で動くそうです。それは警察官も安い給料で、4割ぐらいがスクワッターに住んでいるのです。スクワッターとは、不法占拠して住んでいる人たちです。要は、勝手に他人や国の土地に家を建て住んでいる人々のことなのです。その警察官が家族をまかなうためには、仕方が無いことだと。でもですね、この監督、フィリピンで命を狙われたそうです。その理由は、フィリピンでお金を貸したそうです。しかし、その貸した相手が、返すぐらいならば、警察にお金渡して監督を殺してもらった方が楽だと思い警察に殺害を頼んだのです。そのため警察に命を狙われたそうです。そんな経験をしているのに、例え警察の不正を行っていても、それは、社会、体制が悪いことだといい、かばうのですよ?彼らも自分の家族を守るため必死なのだと。そしてそんな危険を受けたにもかかわらず、一度は日本に戻りましたが、またフィリピンに戻り撮影を行いこの作品は完成されたのです。

 今作品のテーマは「どうしたら貧困と飢餓と戦争はなくなるか」であります。今までの2作品は、ゴミ拾いが軸でしたが、この作品ではその視野を広げ、貧困問題が重点に描かれております。正直、この作品を見たところで何も解決になっておりません。ドキュメンタリーのため調子のよい展開なんてありません。しかし、代わりにそこにはどんなことにも負けない、そしてめげない子供達の演技ではない生の笑顔があるのです。
 まずは現状を知ること。そして、その現状を回りに伝えていくことが大事だと監督は言っております。例え一人一人が何もできなくても、人々に伝えることにより、力は大きくなると。例え、小さくても、何もしないよりはした方がいいのです。例え、現在、何もしなくても、知っていることにより、何かあったときに、できればいいと思うのです。偽善者といわれようと、観ることにより何か変れればよいと思います。偽善者といわれようと、ふとしたときにでも手助けができればいいと思うのです。
 実は不幸と思うこと自体が幸せだから思えること、不自由だと思うのは自由なことができたから思えこと、死が身近だからこそ今の生への感謝が強いと考えさせられました。そして改めて、幸せとは?と考えさせられます。ただ、明確な不幸なことといえば、飽食という不幸に気づかないこと。

 また「忘れられた子供たち募金」があります。これは、不要になった物(衣料品、寝具、文房具、靴、鞄、食器、調理器具など)をフィリピン・マニラに在住するこの映画の主人公である、クリスティーナなの家まで直接送ってくれませんか。っていうものです。彼女らが送ってきた物を現地で配ったりするのです。もしいらないものが少しでもあったならば、送料代はかかりますが、助かりますと思います。以下にその住所を示しておきます。



宛名:CHRISTINA PAZ
住所:Bldg8 unit110 Paradise heights vitas Tondo Manila Philippines


結論
 申し訳ないのですが、私が書ける結論はありません。それは各自が考えること自体が結論だと思うからです。


余談
 こういった貧困や子供達のドキュメントは多少あると思いますが去年観た「未来を写した子供たち 」もその一つです。こちらは白人のカメラマンがインドのコルカタの売春宿で生まれ育った子供立ちを追ったドキュメンタリーです。こちらは今年の7月3日にDVDがリリースされたので興味があれば、鑑賞してみてください。


忘れられた子供たち 【スカベンジャー】 (1995年初公開)

監督: 四ノ宮浩

編集: 四ノ宮浩

ナレーター: 四ノ宮浩

撮影:瓜生敏彦 、JUN MANUEL

撮影助手:山下政治、LITO

助監督:RONALD LORIAN、ROGER LORIAN

通訳:MARIO KINJO ESPERETA、HITOMI CRUZ、CHARITO CRUZ、MARIEPHI REYES、ZORAIDA AGUILAR

整音:久保田幸雄、菊池信之

音楽協力:叫ぶ詩人の会

製作協力:遠藤久夫


ストーリー

 日本人監督である四ノ宮浩氏が現地フィリピンに住み込みをしながら撮影し、1989年から6年間をかけて完成されたフィリピンのゴミ拾いをし生活をする家族を追ったドキュメンタリー。



まろんぱんのあれ-忘れられた子供たち


 舞台となっているのは、フィリピンのマニラ市北にあるスモーキーマウンテンです。ここは、1954年からゴミの投捨場所になり、21ヘクタール、高さ30メートルのゴミの山ができ、その山が自然発火により常に煙を上げていることから、スモーキーマウンテンと呼ばれるようになった場所です。ちなみに、21ヘクタールとは、東京ドーム約4.5個分。また高さ30mを例えると、一階を3メートルだと仮定すると、10建ての高層ビルになります。要は、東京ドーム4.5個分の広さで10階建の高層ビル分のゴミの山ってことです。そんな巨大なゴミ山の中や近辺に3000世帯、21000人を超える人が住んでいるのです。彼らは主に、マニラに職を求めてきた貧しい島々の農村人で、結局、職が見つからず、このスラムに住み着いた人々です。彼らは、ゴミの中から、ガラス瓶、アルミ、鉄などを換金可能なゴミを拾い、そしてそれで生活をしているのです。このようにゴミを拾う人々をスカイベンジャーと呼ばれるそうです。


まろんぱんのあれ-風景

 この作品は、ほぼ全編に亘りモノクロになっております。逆にモノクロだからこそ、古く感じ、非現実として見れ、作品が浸透できたのだと思います。しかしそこは紛れも無く約20年前のフィリピンです。またモノクロのために、多少グロイものも見れると思います。ゴミの山には、赤ちゃんの死体や、病院での切った体の一部も捨てられるそうです。何より辛いのが激しい臭いだそうです。


まろんぱんのあれ-風景2

 監督自身も言っていることなのですが、子ども達の目が輝いている。こんなに辛い環境なのに。笑顔なんです。


まろんぱんのあれ-子供


私はこの作品で一番ここ衝撃を受けました。そこには幸せがあるんです。この作品で2組のスカイベンジャー家族が軸になっておりますが、その一組であるクリスティーナは言います。「私たちにいい生活は必要ないの。1日3回食べられて子どもにミルクを飲ませられれば。家族みんなが一緒に暮らせればそれが幸せなんです。」子供の薬を買うため自分の血を売ろうとする夫。そんな彼女らが言った言葉。わかりますか?理解できますか?


まろんぱんのあれ-クリスティーナ

 父親が亡くなったため小学校3年で学校をやめ、文字の読み書きをできないまま13歳になったエモン少年。彼は言う夢は壊れたと。13歳で、もう壊れたと。学歴も何もない自分にはもうないと。毎日お金に困り、食べられない日もある、食べられたとしても米のみと。しかし必死になり13歳なのに兄弟を母を支えようと気遣う。わかりますか?理解できますか?でも目は輝いているのです。

まろんぱんのあれ-エモン

 この作品は、1995年初公開作品になります。私はリバイバル上映にて鑑賞。こちらの作品は、DVD化もされていますが、如何せん古い作品などの理由により、レンタル屋に置いていないことも多いかもしれません。私の近くのレンタル屋はどこもありませんでした。
このシリーズは現在3作あります。

・1作目がこの作品「忘れられた子供たち」
・2作目が「God’s Children 神の子たち」(2001年初公開)
・3作目がBASURAバスーラ(現在公開中)

 バスーラは、この作品の家族のその続編になります。忘れられた子どもたちを未鑑賞でも、補足の映像が入るため、平気かなと思います。現在のバスーラの東京公開は、今のところ東京写真美術館 のみでもう7月24日とあまりありませんが、これから地方などに公開されていきます。

 神の子たちは、同じフィリピンですがまた別のゴミ山での別家族のドキュメントになります。


結論
 観るまでは、同情したり、または暗い気持ちになるのかなと思っていた。しかし違っていた。そこには人としての幸せがあった。絶え間ない笑顔があった。明日に生きる力強さがあった。

まろんぱんのあれ-子供


湖のほとりで 暴走的な主演者などの感想。

 たぶん、この映画で真面目なこと以外を書く人は中々いないだろうと思いました。しかしやっぱりあれが一番だと思い書きます。誤解させちゃうかもしれませんが、真面目な良い映画なんですけどね。真面目な感想は、こちら

まろんぱんのあれ-湖のほとりで


 残念ながら、私の想像を遥かに超えていた点がありました。サンツィオ刑事である、トニ・セルヴィロは、今年50歳になったのですよ。えぇ、まだ50歳ですよ。残念ながら60歳は超えているかと思っていましたよ。逆に、奥さん役である、アンナ・ボナイウートが59歳ですよ。えぇかなりびっくり。鑑賞中は、綺麗な若い奥さんもらったんだな。って思っていたのに。残念ながら逆だった。それも9歳も年上とは。あぁもう騙された。そのうえ、キアラ・カナーリ役のヴァレリア・ゴリーは、今年で43歳ですよ。まぁ製作当時は40際前後でしょうが。見えませんでしたよ。その上、3歳の子供がいた設定があったので、言い換えれば、30代後半に産んだんですね。確かにがんばった。繰り返しますが、トニ・セルヴィッロの9歳上が、アンナ・ボナイウートで7歳下がヴァレリア・ゴリーですよ。これが一番のミステリーだった。


まろんぱんのあれ-トニ
トニ・セルヴィロ(1959年生まれ)


まろんぱんのあれ-アンナ
アンナ・ボナイウート (1950年生まれ)


まろんぱんのあれ-ゴリー
ヴァレリア・ゴリー(1966年生まれ)

ちなみに、日本で有名なイタリア人、ジローラモは、47歳で、彼と3歳しか違わない。てかイタリア公開が2007年の作品なので、この作品のトニ・セルヴィロは今のジローラモとほとんど同じ歳ってことだ。


 えぇやっぱりね。書いちゃいますよ。だって目立つんだもの。円形脱毛症。だってさ、主人公もかなりあれですし。それに、登場人物薄毛多し。イタリア人って薄毛多いの?って気になりましたよ。カメラワークとても気になりました。頭上を写すアングルのときに、一番どきどきしていました。で、しかし謎は解けました。監督みてください。


まろんぱんのあれ-アンドレア・モライヨーリ
アンドレア・モライヨーリ監督

 ファブリツィオ・ジフーニは、えぇ、なんていうのでしょうか、ほもおだほもおの青髭を伸ばしました?みたいな、、、うん、似合ってないのだもの。髭が。


まろんぱんのあれ-ファヴィリツィオ.JPG

 てか、申し訳ないです。マルコ・バリアーみた瞬間吹きました。だって、志村けんの変なおじさんの髪形そのままなんだもの。

まろんぱんのあれ-マルコ
マルコ・バリアー


結論
イタリア人男性、ちょいわるハゲ率多し。
てことで、新しいパンフレット作成しました。訂正箇所が多く時間かかったのはいうまでもありません。

さぁ全て見つけられるかな。


まろんぱんのあれ-湖のほとりで改



湖のほとりで 原題:LA RAGAZZA DEL LAGO

原題:LA RAGAZZA DEL LAGO/THE GIRL BY THE LA

監督:アンドレア・モライヨーリ
原作:カリン・フォッスム
音楽:テオ・テアルド
脚本 サンドロ・ペトラリア
字幕翻訳:金丸美南子
主演:トニ・セルヴィッロ(サンツィオ刑事)、ヴァレリア・ゴリノ(キアラ・カナーリ)、オメロ・アントヌッティ(マリオの父)、ファブリツィオ・ジフーニ(コッラード・カナーリ)、ネッロ・マーシャ(アルフレード)、アンナ・ボナイウート(サンツィオの妻)、マルコ・バリアーニ(ダヴィテ・ナダル)、アレッシア・ピオヴァン(アンナ・ナダル)/etc


ストーリー
 北イタリアののどかな小さな村で美しい少女アンナの死体が発見された。この事件を担当することになったのは、この村に越してきたばかりの刑事サンツィオだった。争った経路がないことから、顔見知りの犯行であると推測された。そしてサンツィン刑事は村での調査を始める。


まろんぱんのあれ-湖のほとりで


 ノルウェー出身のカリン・フォッスムの「見知らぬ男の視線」(原題:SE DEG IKKE TILBAKE / DON’T LOOK BACK)が原作の作品です。原作がノルウェー作家のためか、作品中の雰囲気は、陽気なイタリアというより、寒々しいノルウェーちっくな素晴らしい風景。ここは、スペインで一番大きな湖であるアルブフェラ湖だそうだ。そして音楽もまたこれが不思議とマッチして素晴らしい。一見あれ?って思うのだがそれがすぐに馴染むのだから、不思議でたまらない。


 この映画は、ミステリーでありますが、謎解きがメインの作品ではありません。この事件を通してこの小さな村の住人の関係、人間性、家族の考えなどを探っていく話なのです。心の奥底を読み解くにつれ意見を変えていく村人達。サンツィオ刑事の妻は、若年性痴呆症で介護施設、そして娘に素直になれない頑固な父。それら全ての真髄は、現代社会の家族を象徴しているような内容。重要なテーマは父と子であり、家族のあり方に共感を感じると思います。

 また、ご丁寧に真相などは語られておりません。しかし丁寧に読むとくことにより、ある程度の想像でわかってくると思います。犯人探しというよりも真相を追究して想像していく作品。このあたりが好きか嫌いかで評価の分かれ目ではないでしょうか。

 

まろんぱんのあれ-湖のほとりでパンフ



 この映画は、「ニュー・シネマ・パラダイス」、「ライフ・イズ・ビューティフル」に続きイタリア映画の・・・って宣伝されています。上のパンフレットの部分を拡大します。


まろんぱんのあれ-拡大

残念ながらこれらの作品とはまったく軸が異なり、同一上に例えるのが間違っていると思います。まぁ、同じイタリア映画であり共に色々な賞を受賞したからという安直すぎる理由みたいですが。これらの作品と異なり、気軽にだれでも楽しめる作品ではなく、大人の映画であることは、疑いようもありません。私はライフ・イズ・ビューティフルが一番好きな作品であるのでちょっとそこは肩透かしを食らった感じはあります。しかし大人の映画として鑑賞すれば、期待以上に答えてくれる作品だと思います。


結論
人の愛に気づいていき、そしてそれに感化されるように、変わっていく。