海が観たくて その3 前編 献血
また先月のお話なのですけれども。
やっぱりね、前回など太平洋見てきたので
日本海感じたくなったんです。
てことで、色々なついでに新潟へ。
途中のパーキング
この時、案外川の水多かった
てか去年の11月下旬も行ったのです。
そのときの雪化粧の写真がこれ。
でもって献血行ってきたのです。
えぇ実は献血趣味みたいなもので
偽善者なので良く行きます。
今はちょっと行き過ぎのためしばらく行けない状態なんです。
なので、あのフリードリンクでドーナツ食べ放題な献血ルーム行けません
いやあれです。
やっぱり新潟
雪国。
献血車の車は嬉しいことにスバル車多かった。
4代目レガシィのC型っぽいのやら
フォレスターは2代目、3代目共にありましたから。
インプレッサWRXのMT車を乗るおねえ様の影響からか
基本スバル好き。
むしろスバル以外はあまり惹かれない。
でやっとこさ
海です。
日本海です。
しかし天気悪かったんです。
なんか切なくなりました。
結論
新潟献血ルームのお土産。
X-MEN ZERO ウルヴァリン ストーリーなどの感想
原題: X-MEN ORIGINS: WOLVERINE
監督 ギャヴィン・フッド
製作総指揮:スタン・リー 、リチャード・ドナー
脚本:デヴィッド・ベニオフ 、スキップ・ウッズ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
字幕翻訳:松崎広幸
主演:ヒュー・ジャックマン(ローガン(ウルヴァリン))、リーヴ・シュレイバー(ビクター(セイバートゥース))、リン・コリンズ(ケイラ)、ダニー・ヒューストン(ストライカー)、テイラー・キッチュ(レミー・ルボー(ガンビット))、ライアン・レイノルズ(ウェイド・ウィ)、ソン(デッドプール))、ウィル・アイ・アム(ライス)、ダニエル・ヘニー(エージェント・ゼロ)、ドミニク・モナハン(ブラッドリー)、ケヴィン・デュランド(フレッド・デュークス)、ジュリア・ブレイク(-)、マックス・カレン(-)、ピーター・オブライエン(-)、アーロン・ジェフリー(-)アリス・パーキンソン(-)/etc
ストーリー
X-MENの事実的主人公であったウルヴァリン。そんな彼の悲しくそして壮絶な過去の物語。150年以上にわたり、兵士として戦場を駆け抜けた兄ビクターと弟ローガン。そんな彼らは、特殊能力をもったミュータント。長年の戦争生活の中で兄は狂気にとりつかれるようになり、仲間をも殺してしまう。そしてローガンも兄をかばい一緒に捕まってしまう。しかしそんな彼らを、突如現れた謎の軍人ストライカーが特殊部隊<チームX>の参加を条件に釈放すると誘ってきた。そして兄弟はその誘いを受け<チームX>として新たなミッションに参加していくのだった。
まず、私は今までにこのシリーズは見ておりません。今回はゼロということや、また去年の夏公開のアメコミは良作が続いたので今作品を鑑賞することにしました。去年ダークナイトで感動しました。ベターで申し訳ありませんが、特にヒース・レジャーが。そしてこの作品も、アメコミであり、同じオーストラリア出身であるヒュー・ジャックマンが主人公ということで、期待が高まります。そもそも、映画「オーストラリア」で、ヒース・レンジャーが主演を断った経緯があるので余計に二人を比べたくなったのです。
原作である漫画とは多少は話が異なっております。漫画では、日本に着たりしますが。基本軸はカナダで進みます。ロケ地はオーストラリアとニュージーランドが中心です。映画作品では、ヒロインであるケイラと深く関わって進み、面白みのある展開だと思いました。カーアクション、戦いどれも素晴らしく、X-MENファンにはたまらない作品になっているのではないでしょうか。一般的な評価も高く、今までの作品を見ていなくても十分楽しめる内容になっております。むしろ私は過去の作品を知らないので、この作品の時間軸後の話を知らないため、各登場人物のその後先の読めない展開に尚楽しめたと思います。逆に知っていれば、あ、この人が若い頃では?とマニア心をくすぐると思います。
が、私の総合的な感想を素直に言えば、オープニングが私の中でMAXだった。過去の色々な戦争をローガンとビクターが兵士として突入していくのです。おぉ、これは、ノルマンディー上陸作戦ではないか?ベトナムか?と。そのシーンの変わり方も面白く胸が高まりました。最初のうちは、おぉダークナイト近くいくか?それが段々と・・・・この映画は主人公であるローガのちのウルヴァリンの壮絶な過去の物語で、何かと暗い。暗いは暗く悲しい出来事などがあるのですが、うーーーん、軽い感じがしてどうにも。所々、真面目なシーンだったりしますが、笑いたくなったりと。子供向け映画を重くしている映画って感じでしょうか。暗いということで、ダークナイト的なものを想像させたのですが、同じ暗さでも違う方向性でした。要は、大人向けに作った子供映画とは違うのです。例えば、名台詞的なものや、悪役といえども考えさせられるような台詞がほとんど無かった。(心に残らなかった)。そのため、どうにも軽く思えてしまった。また怒りや悲しさを表現するためか善人のある一般人が無残に殺されてしまう。確かに必要だった話かもしれませんが、それがあまりにもかわいそうでげんなりしました。その殺した敵への怒りや悲しさよりも、こんな表現しかそういった感情を再現できなかったのか?と製作者サイドの不信感が高まってしまった。
結論
最近のアメコミ映画の定説通り、今作品もあまり日本人受けしないであろうヒロイン。
ていうか、長くなってしまったので俳優などの感想は後半へ。
サブウェイ123 激突 原題:THE TAKING OF PELHAM 123
監督:トニー・スコット
製作総指揮:バリー・ウォルドマン 、マイケル・コスティガン 、ライアン・カヴァノー
原作:ジョン・ゴーディ
脚本:ブライアン・ヘルゲランド
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
字幕翻訳:寺尾次郎
主演:デンゼル・ワシントン(ウォルター・ガーバー)、ジョン・トラヴォルタ(ライダー)、ジョン・タートゥーロ(カモネッティ警部補)、ルイス・ガスマン(レイモス)、マイケル・リスポリ(ガーバーの上司ジョンソン)、ジェームズ・ガンドルフィーニ(ニューヨーク市長)/etc
ストーリー
ニューヨーク地下鉄運行司令部で働くガーバー(デンゼル・ワシントン)は、ペラム発1時23分の電車が緊急停止したことに気付く。その時刻は午後2時だった。その上その車両は1両目以外切り離され停止していた。そして無線連絡を試みたところ返答したのは、運転士でも車掌でもなく、ライダー(ジョン・トラボルタ)と名乗る男だった。そして彼は、ニューヨーク市長に1000万ドルの身代金を要求してきた。その上、59分以内に身代金を支払わなければ、人質の19名を1分遅れる毎に1名殺すという内容だった。そして、ガーバーとライダーの頭脳戦は始まった。
1974年公開の「サブウェイ・パニック」をリメイクした作品。私はオリジナルは鑑賞していません。基本的に暗闇だったためあまり時計は見れませんでしたが、最初の方は、海外ドラマである「24」と同じ様に、現実と同じ時間の進み方をします。テンポよく、二人の言葉での頭脳線だけではなく、電車でのアクションそしてカーアクションも少しありあきさせません。主人公であるガーバーは切れ者かもしれませんが、あくまで鉄道員そのため、犯人であるライダーとの会話は、ちょくちょく警察の交渉のプロから手ほどきを受けながら進みます。そのため、この二人だけのバトル的な感じが薄れ、また全体的に色々と詰め込みすぎなためか、それぞれのシーンが軽く感じてしまったのが残念でした。ライダーは悪役っぽい深い名言をいいます。そのあたりは、この映画の質を高めることに強く貢献していると思います。敵側も一応数名出てきますが、ライダーばかり目立ち、他はその1、その2的な扱いになっていたのがもったいないところです。犯罪チームなので色々と各自があくが強ければ面白いと思うのですが。あっという間に時間がたちそれなりに楽しめましたが、終わってみれば、何も残らなかった作品でした。24や、フォン・ブースなどが好きな方は楽しめる作品だと思います。
公開記念先着順のポストカードもらいましたよ。観てください。
酷い。だって、鑑賞しにきたのですよ?前売りチケットを買ってもらうならば、まだ理解できた。そう、COMING SOONって書いてあるんですよ!!それともあれか、このカードをもらって、数分後に上映が開始するからCOMING SOONか?えぇ納得いきません。明らかに本来は前売りチケットプレゼントかチラシ用と作られたものを、先着プレゼントにした大人の事情がぷんぷん感じられます。えぇそうです。実はそれ以外にこのポストカードにまた最大のチェックポイントが隠れていたんですよ。私はこれにはやられましたね。えぇ、ポストカード戦略に惨敗ですよ。そう、頭の部分が切れているんですよ!!これではこのポストカードを見る限り、スキンヘッドなのか髪薄いのか?はたまたズラなのか、まったくわからないのですよ。だってですね。えぇ物語の登場人物、薄毛多いのですもの。
残念ながら市長なんてもう後ろから見てもきています。その市長の仲間たちも多いです。また、市長、角度によっては、プリズンブレイクのべリックそっくり。そしてまた別の角度によっては、角野卓造そっくり。うーん、かなり釘付けでしたよ。
たぶん、あれですよ。フサフサだとむかつくから市長権限であえて薄毛を集めたに違いない。えぇそれが賄賂の始まりですよ。唯一許せるのは、そう頭に税金をつぎ込んでいない可能性が高い市長ってことです。(育毛剤につぎ込んでいたらそれは無論ギルティーですが)。もうね、途中なんて、バーバーとライダーの事忘れて、薄毛人物探しに没頭していた私がいましたから。そう、ネタはポストカードから既に始まっていたってことです。うますぎるぜ。あ、ついでにチラシの裏も表もよく見てください。
うまい具合に頭の部分がカットされているんですよ。かなり戦略的に練られています。
結論
やっぱり正しく修正したチラシを作ってしまいました。
あ、題名かわっちゃった。
海が観たくて その2 電車編
土日、泊りがけでお出かけしていたので
えぇ、また映画の感想書けませんよ(泣)
とうか、金曜日に、「サブウェイ123 激突」を鑑賞したので
えぇ8月のことを思い出し書きました。
田んぼなんですよ。
えぇ、米です。
この頃はまだ青さんさんでしたよ。
で、米なんですけど。千葉なんです。
房総特急列車「さざなみ」が観たかったのです。(嘘)
と言っても、移動は車ですけど。
えぇ結構長時間運転は楽しくて好きです。
結構放浪します。
やっぱり田んぼに電車は、冴えますね。
てことで、やっぱり
スタンド・バイ・ミー
そして目的の海。
早朝の九十九里(房総)の海はものすごく幻想的でした。
月もでていました。
サーフィンをする方たちはがんばっていました。(写っていませんけど)
そして、昼間のとある海岸。
てか、ここは、山武市にある九十九里の海岸です。
ここは、女優「麻生久美子」の出身の街だったりもします。
(まぁ、合併で山武になったので、元は違いますけどね)
結論
無論、ピンクの家には行っていませんよ!!
海が観たくて その1 ガンダム編
映画の感想サボり気味ですけど。
8月のお話です。
海が観たくなったんですよ。
てことで、8月は、3箇所見てきました。
観てきた順ではないけれども、
最初にアップは、ものすごくベターで申し訳ないけど。
お台場。
ていか、ガンダムだ。
えぇ、ガンダムです。
このとき、確か深夜1時ぐらいだったので
えぇ、真っ暗ですよ。
カラメでシャッターを数秒開いてやっとこさ撮れました。
てか、周りの人携帯カメラで撮ろうと何度も試みて
撮れないって文句いってる人多し。
てか、人ごろごろと案外多いし。
うーーむ。みんな元気です。
でもちゃんと撮ると、案外、闇があっていていい感じ。
なんかちょこっとアニメっぽいし。
まぁ、私はあまりこれ、認めませんけどね。
だって、頭の部分などがカトキハジメのファーストガンダムなんて
ファーストじゃない。
えぇ全身大河原邦男さまじゃないので却下です。
しかし、周りに大きいマンションとかあり、
案外18メートルといっても
そこまででかく感じないのだな。って思ったしまったりもする。
てことで、やっぱり夜の海はいいね。
べたべたなレインボーブリッジ
こういった機械的な風景も何か
乙で好きだったりするんです。
ココ・シャネル 感想の後半
感想の後半。前半はこちら 。
あまりにお腹空いて、感想忘れて書いたチラシはこちら
ガブリエル・ボヌール・シャネル。ココ・シャネルの本名である。そう、ココというのは愛称なのです。この映画やよく言われていることは、裁縫店で働いていた頃、みんなの前でよく歌った当時流行りの曲「トロカデロでココを見たのは誰?」からきているといわれている。しかしその一方で、幼少時代、捨てられた父親から言われていた愛称が、ココだったという一説もある。私は、もしかしたら両方そうだったのかもしれないと想像が膨らんだ。ココと呼ばれていたので、この曲に愛着を沸き、そしてよく歌っていたのではないかと。例え、どんなんだろうが、どうされようが父は父なのではないかと。
ちなみに、ガブリエル・シャネルは、歌手としてステージで歌っていたが、歌がうまいから雇われたのではなく、客寄せのため雇われたと知ると、ステージ嬢(ポーズ嬢)を辞めてしまい、レッスンに通いながらオーデションを受けるが仕事をとることができなかったそうだ。そしてエティエンヌ・バルサンに拾われ歌手を断念した経緯があるのです。しかしこの作品では、こういった負の部分などはほぼばっさり切られているのです。また、冒頭15年ぶりのファッション界に戻ってきたというが、その空白ができてしまった一番の理由としては、第二次世界大戦時、敵国であるドイツの将校と付き合っており、事無きを得ていたのです。しかしそのため戦争終結後は、スイスに年下のドイツ将校と亡命生活を送っていたのです。ちなみに、服店は閉めていましたが、香水は販売していたため、お金には困らなかったそうです。要は、この作品では、冒頭に、「失望は何度も味わっているわ」と言うが、こういった負の部分がほとんど語られて折らず、恋愛や、失恋がメインになっているため、どうしても、その失望って・・って思い軽い物語になってしまっているのです。
えぇ、もちろんこんな感想、後半に似つかわしくないのは重々承知ですよ。てことで、気分を入れ替えて、見所は、ずばり、丸々なセレぶーにドレスを着させるシーン。だってですね。すごいのです。背中の肉が谷間を作り、そう、上から見たシーンでは、どっちが前かわからないのですよ?もうね、びっくりです。前後に谷間。スクリーンに釘付けになり、くちがあんぐりあいたシーン。
ていうかですね。えぇ、だめですよ。あまりに年齢偽りすぎますよ。ココシャネルの若い頃を演じたのは、バルボラ・ボブローヴァ。彼女はとても魅力的でかわいいのです。が、1974年生まれの今年35歳なんですよ。そんな年齢に見えなくまたチャーミングー。が、それがね、いくら化粧で誤魔化そうが、そうは問屋はおろしません。えぇ20歳です。言うのですよ。もうね、違和感ありまくりです。いかんですよ?製作時の年齢を考えても14歳サバよんでいますよ?えぇ、よく1974年を考えよう。ペネロペ・クルスと同じ歳なんです。
てか、これでは、あまりいいたとえじゃない気がする。彫が深いとあまり年齢わかり辛いし。
よしアジア人で考えて調べてみた。林 志玲(リン・ツーリン)。
レッドクリフのヒロイン役の人。うん、綺麗です。とても35歳に見えません。でもね、これで二十歳って言ってみなさい。スタッフは、大丈夫いけますよ!!って言うだろうが、私は即否定するだろう。
では、最後に日本人で調べてみた。そうですよ。にしおかすみこと同じ年なんですよ!!それが、20歳です。っていうんですよ?もうね。びっくりですよ。
結論
やっぱり、前回と同じ様に落書きしちゃいました。前回は、こちら
。
ぜひ拡大して見てね♪
今度こそ、壁紙に使えるように。
バーダー・マインホフ 理想の果てに
原題:DER BAADER MEINHOF KOMPLEX/THE BAADER MEINHOF COMPLEX
監督:ウーリー・エデル
製作総指揮:マルティン・モスコウィッツ
原作:シュテファン・アウスト
脚本:ベルント・アイヒンガー
音楽:ペーター・ヒンデルトゥール 、フローリアン・テスロフ
字幕翻訳:高橋秀寿
主演:マルティナ・ゲデック(ウルリケ・マインホフ)、モーリッツ・ブライブトロイ(アンドレアス・バーダー)、ヨハンナ・ヴォカレク(グドルン・エンスリン)、ナディヤ・ウール(ブリギッテ・モーンハウプト)、ヤン・ヨーゼフ・リーファース(ペーター)、シュティペ・エルセク(ホルガー・マインス)、ニルス・ブルーノ・シュミット(ヤン=カール・ラスペ)、ヴィツェンツ・キーファー(ペーター=ユルゲン・ボーク)、ズィモン・リヒト(ホルスト・マーラー)、アレクサンドラ・マリア・ララ(ペトラ・シェルム)、ハンナー・ヘルツシュプルング(ズザンネ)、ダニエル・ロマッチ(クリスティアン・クラー)、 ゼバスティアン・ブロンベルク(ルディ・ドゥチュケ)、ハイノ・フェルヒ(ディートリヒ・コッホ)、ブルーノ・ガンツ(ホルスト・ヘロルド)/etc
ストーリー
1967年から1977年までの10年間に起こった、ドイツ赤軍(FAR)誕生から‘ドイツの秋’までを忠実に再現した作品。ドイツ赤軍(FAR)とは、1970年代、ヨーロッパを震撼させたテロ行為などを行ったグループです。または、ドイツ版日本赤軍ってことです。1967年6月西ベルリン、イランのパーレビ国王のベルリン訪問への抗議活動が起こり、そのさなか、学生が警官によって射殺されてしまう。
そこに居合わせたウルリケ・マインホフ(マルティナ・ゲデック)は左翼系雑誌の女性ジャーナリストだったが、この事件から、新たなファシズム到来に恐怖を覚え、反権力、反資本主義を掲げる学生運動に関心を寄せていく。1968年4月アンドレアス・バーダー(モーリッツ・ブライプトロイ)、グドルン・エンスリン(ヨハンナ・ヴォカレク)、トアヴァルト・プロル、ホルスト・ゾーンラインが‘ベトナム大虐殺’に抗議するため、フランクフルトの百貨店に放火してしまう。
翌日、彼ら4名は逮捕されてしまう。1969年6月、3年の微役刑を宣告され、控訴審判決まで釈放されたが、11月に微役判決に対する上告が棄却されてしまう。だが、弁護士の手引きによりフランス、イタリアへと身を隠した。翌年の1970年2月、バーダーとエンスリンは、密かにベルリンに戻り、そして、ウルリケ・マインホフと出会う。そして、エンスリン達が語る‘ファシスト国家の暴力には暴力で応じるしかない’という言葉に惹かれ、畏敬の念をおぼえる。同年4月、バーダーが警察に捕まってしまう。しかしマインホフの協力により、バーダーの脱獄が成功する。そして、この脱獄をきっかけとなり、ドイツ赤軍RAFが誕生したと思われるのだった。そして、徐々に理想とかけ離れた暴挙を行っていくのだった。
2009年アカデミー賞、外国語映画賞にノミネートされた作品です。この作品は、FARを批評することなく、活動の詳細を再現することに重点を置いている。150分という大変長い作品だが、FARの膨大な活動の中での10年間を描いているため、あっという間に時間がたってしまう。最初は正義に燃えていたウルリケ・マインホフ。それが徐々にエスカレートして闇に落ちていく。どんな人だって何かのトリガーをきっかけに変わってしまう恐れがあるということ。やっていることは確かに悪いし、共感もできない。しかし根本は世界を変えたいというある意味、正なのである。
学生達の暴動から物語りはスタートする。抗議をし、公道になだれ込む学生達。それを静止する警官たち。そして衝突が起き暴動が起こる。そう、例え国が違えど、日本でも語られる学生達の暴動と同じなのである。一気に作品に飲み込まれるは迫力のプロローグ。
一見するととても派手な銃撃戦もあり、かなり脚色しているのではないかと思われるかもしれない。例えば、乳母車を押していると思ったら、そこからマシンガン。しかし、驚くことに、リアリズムを追求するため、当時の警察レポートに記載された実際の発砲数を忠実に再現しており、また撮影場所もなるべく、事件現場で行ったりしています。この作品は、リアリズムを重視し彼らの活動を批評することなく、詳細を報告することに軸においているのです。また、登場人物に関しては、ある程度は、誕生のきっかけになったマインホフ、バーダー、エンスリンに重点を置いてはいますが、一人の登場人物に絞ることなどもありません。
FARの有名な事件で最近映画化された他の作品としては、スピルバーグ監督のミュンヘンがあげられる。この作品でバーダー役も、今作と同じくモーリッツ・デライブトロイである。このミューヘンは、歴史的背景を知らなければ、ちょっと楽しみ辛かった作品でしたが、この作品は、多少歴史を知らなくても、十分楽しめる内容になっております。それは、彼らの倫理よりも行動に重点を置いており、歴史映画というよりアクション映画なのです。逆に、この作品を観てからミューヘンを観るまた互いに楽しめるのではないでしょうか。彼らの活動と共に、時折、その年の世界各地の起こった事件なども流れ、わかり易くそしてスピーディーに展開していきます。
この作品の一番のマイナス点は、現在単館映画であること。なぜここまでの良作が他で公開されないかが不思議でたまらない作品です。歴史的難しい映画としてではなく、人が地に落ちていくさまや、アクションスリラー映画としてみても十分に楽しめる作品であると思います。
この作品は監督であるウリ・エデルの「クリスチーネ・F」、「グルックリン最終出口」、に続く暴力に関する3作品目なのです。なので、これらの作品が好きならば、特にお奨めです。ちなみに、私は両作品共に観ておりませんが、今作品を見たことにより鑑賞してみたいと思いました。
結論
私個人が一番痛感したことは、ここにもまたナチスという重い十字架に縛られた彼らがいたのだなと強く感じました。
ココ・シャネル 原題:COCO CHANEL
監督:クリスチャン・デュゲイ
脚本:エンリコ・メディオーリ
音楽:アンドレア・グエラ
衣装:ピエール=イヴ・ゲロー
字幕翻訳:戸田奈津子
主演:シャーリー・マクレーン(ココ・シャネル)、バルボラ・ボブローヴァ(若き日のココ・シャネル)
、マルコム・マクダウェル(マルク・ボウシエ、)、サガモア・ステヴナン(エチエンヌ・バルサン)、オリヴィエ・シトリュク(アーサー・ボーイ・カベル)、マギー・マティード(アドリエンヌ)、ヴァレンティーナ・ロドヴィーニ(若き日のアドリエンヌ)/etc
ストーリー
第二次世界大戦後、ココ・シャネルは、15年の空白を経て、ファッション界に戻ってきた。しかし、15年ぶりのコレクションは惨敗に終わってしまった。しかし彼女は、「失望は何度も味わっているわ」と言い、ガブリエルと呼ばれた辛い少女時代からの過去をふりかえるのだった。
伊、仏、米合同製作のTVドラマが元になっています。しかし、TVドラマといっても、まったくそのような感じはせず、映画としてもとても完成度が高いと思います。ココ・シャネルは、1883年生まれ、去年生誕125年になりました。そのため再び脚光を浴びドラマ化されているのです。今以上に男性社会だったこの時代に、彼女は如何にココ・シャネルというブランドを築き、女性ファッションを解放していったのか。そんな彼女の力強い生き方に共感を求め人気があるのではないでしょうか。
今回紹介する作品以外に、9月18日公開予定の主演オドレイ・トトゥの「ココ・アヴァン・シャネル」。また来年日本公開予定の「ココ・シャネル&イーゴル・ストラヴィンスキー(原題)」こちらの作品のみ、今回の作品や、昔の作品「ココ・シャネル」、「ココ・アヴァン・シャネル」と大きく異なる時間軸が主体となっているのです。言い換えれば、今作品を含む他の3作品は、ココ・シャネルの伝記になっている彼氏の一人であったアーサー・ボーイ・カペルなどが主体となっております。今作品は、主な軸が、ココ・シャネルの恋愛の物語なのです。要は、成功に到るまでの最愛の恋人達の思いでの物語り。なので、恋愛映画をよいと思うかで評価が分かれると思います。また彼女の名台詞にも心を打たれます。「人間は成功でなく失敗で強くなるの。私は逆流を遡って強くなった」「女は男のためでなく、自分たちのために装うべきだ」「香水を選べない女に未来はない」「戦争でも女は服を着るわよ」そして「私は誰にも借りはない。私が感謝する相手は私だけ。それが“シャネル”って名の重みよ。」今まで彼女の伝記や生き方をまったく知らなく、今作品も恋愛映画だと知りませんでした。しかし、期待以上に楽しめ、女性は勿論男性にでもお薦めできる映画です。余談ですが、私はシャネルの香水が一番好きで持っていたりもします。
また、もう少しで公開の「ココ・アヴァン・シャネル」と比べてみるのも楽しいと思います。こちらの作品は、フランス製作でフランス語で作られています。今作品とストーリー軸が近く話はかぶりますが、どのようなスパイスがされているのかまた楽しいところです。
この作品では、ちょと意地悪的に描かれているポール・ポワレですが、実は、ココ・シャネルよりも先の1906年にハイ・ウェストのドレス「ローラ・モンテス」を発表し、コルセットを追放したのである。そして動きやすい「キャロットスカート」も彼が作り出したのである。ココ・シャネルは、女性ファッション解放で有名であるが、彼もまたその一人者だったのです。そのあたりの歴史的背景を考えながら見るのもまた楽しめる作品です。
私が一番印象に残った台詞は、アーサー・ボーイ・カペルが言った台詞。
「そのプライドが君を不幸にする。」
結論
観終わった後、シャネルの店に行かないように。それこそシャネルなのよ。
感想後編へ
続く
ココ・シャネルの感想が、ココ・ジロリアンになってしまった訳。
現在、ちょっとお仕事が忙しかったのと、私用がたまっていたのと、
そして、ちょいと最近メタボンに告白されそうになったので
ダイエットを決行したのである。
えぇ、そのため、頭の中が食べ物でいっぱいですよ。
案の定、ココ・シャネルの感想を考えていたら、
その妄想中に、感想そっちのけで、
チラシを、落書きしておりました。
シャーリー・マクレーン好きなジロリアン(*)にはぴったりの壁紙が出来上がったのです。
ぜひ、壁紙にしてね
そんな人いないーよー。ってつっこみは、この際、容認します。
*ジロリアンとは、ラーメン二郎好きな人を指す言葉。
えぇ、これは、ラーメン二郎という、私の好物のラーメンなんです。
実は、私の目印のラーメンもこの二郎ラーメンだったりするです。
てことで、しばらく食欲と格闘しております。