きみがぼくを見つけた日
原題: THE TIME TRAVELER'S WIFE
監督:ロベルト・シュヴェンケ
製作総指揮:ブラッド・ピット 、リチャード・ブレナー 、ミシェル・ワイス 、ジャスティス・グリーン
原作:オードリー・ニッフェネガー
音楽:マイケル・ダナ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
主演:
エリック・バナ(ヘンリー)
レイチェル・マクアダムス(クレア)
アーリス・ハワード(リチャード・デタンブル)
ロン・リヴィングストン(ゴメス)
スティーヴン・トボロウスキー(デヴィッド・ケンドリック医師)
ジェーン・マクリーン(チャリス)
ブルックリン・プルー(少女時代のクレア)
ミシェル・ノルデン(-)
マギー・キャッスル(-)
フィオナ・リード(-)
フィリップ・クレイグ(-)
ヘイリー・マッキャン(-)
テイタム・マッキャン(-)
ストーリー
ヘンリー(エリック・バナ)は遺伝子的欠陥により、突然タイムトラベルをしてしまう体質があった。その上、ワープ先の場所も時間も選べない。そんな彼は、ある日突然美しい女性クレアに逆ナンパされた。その上、彼女はヘンリーの特殊体質を知っているのだった。どうして彼女は彼を知っていたのか。
この映画は、ヘンリーがタイムトラベルをするのだが、大事なポイントして、時代を超えてもタイムパラドックスは起こらない。要するに、過去は変えることができない。これはとてもいいやり方だと思う。こうすることにより、通常このようなタイムトラベルを用いた作品は、過去を変えて・・・などと色々な話が軸になり恋愛がサブになるのが多い。しかし、今作品はメインが恋愛のため、余分な部分に時間を振らず、ほぼ恋愛に振ることができる。またタイムパラドックスがないため、時間的なつながりの矛盾も発生しなくなり、その辺りはすっきりする。多少、彼がどの時代にいるんだ?と理解し辛い点はありますが。またこの作品のタイムトラベルで大事な要素としてあるのが、服はワープしない。通常、このような設定は、最初だけ重要であったり、物理的理屈など付加的な要素が強いのだが、今作品はそれがポイントとしてなってくるのです。この辺りをからめてくるとはとても面白い設定だと思いました。
この作品は、ピュアを売りにしているみたいなのですが、どの辺がピュアなのか知りたい。普通に考えて見ましょう。そもそも、幼年期は年上がかっこよく見えるものです。こんな方法ではほとんどの方は惚れてしまうと思います。例え故意でなくとも、そそのかして惚れさせる。そんなのでどこがピュアなのか知りたい。彼女は彼女で洗脳されているのにも気づかす、そしてあふぉなことをする始末。これも普通に考えてピュアとはいわない。例え相手がしでかしたとしてもそれを問い詰め、やってしまう行為はピュアといわない気がする。この映画のポイントは、10代向け(少女漫画的)恋愛映画が好きか嫌いかではないでしょうか。私はある程度は楽しめましたが、基本は、洗脳夫婦のエゲツナイ物語に感じてしまいましたけど。よく考えれば考えるほど残酷であったりするので、まぁ何も考えないで純粋にハッピーなことをイメージしてみるのがこの作品の楽しみ方かもしれません。私が思ったこと、恋とは洗脳ではなく魔法でなくてはならない。
さぁ、今作品も私がずばっと世界観をぶっ壊します。えぇ、この作品が大好きな方々は観ないように。
てことで、それに合わせてチラシもリニュアール。興味がある方は拡大。
ある人物ね。びっくりしました。だって、登場時からオデコガものすごく広くて、いやむしろ頭の半分はおでこだったのです。だから、時代と共に・・・、、って想像していたんですよ。が、裏切られましたよ。実際は、おでこの位置がそのままに、白髪になっているんです。スキンヘッドを期待していたのに。これは許しませんよ。もう一度書けば、前方がハ○かかっており、その数年後がその同じ髪型っぽくて、ただ白くなっただけって。てことは、あれですかね、もとからこのビックおでこは標準だったといいたいわけか。いやいや、そんなの認めません。あぁここを書き出すとたぶん、とまりません。私の怒りは収まりません。ぜひ劇場で悔しがってください。
とうか、やっぱりヘンリー役のりエリック・バナは、タイムワープが多いので裸が多い。まぁタイムワープで裸といえば、やっぱりターミネーターですね。
でも、むしろこのさいどうでもいいです。それより私が気になったのが髭の濃さ。濃いです。えぇ限りなく濃いのです。青いのです。だめだこういう濃い人を見ると、アタマの中で・・チェンジされてしまう。えぇ、保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)。
でた。でました。てことで、想像してください。あなたは、幼稚園の頃の幼児。そこで一人で遊んでいると、目の前に未来から来たという顔が保毛尾田保毛男で、体がアーノルド・シュワルツェネッガーの裸の男が登場。えぇ、それでもあなたは惚れますか?私だったらそれがトラウマになり男嫌いになります。
てことで、、次回作品考えました。ワープ、芸術家、そしてヌード。えぇ、「エスパー魔美」でお願いします。悪美はタイムトラベルしないと突っ込みはこの際、容認します。
結論
光源氏計画(※)をハリウッドがSFを用いて現代風に具現化。
※ 幼い頃より、己に惚れさせて、自分の理想的な女性に育てる計画。
カーセキュリティーを装着
えぇそうなんです。
カーセキュリティーをつけたんです。
車のドアを無理やりこじ開けたり
鍵とか壊すとアラームがなったりする。
あれです。
でもですね。困ったんですよ。
だって見た目がね。
へぼい。
青いランプが点滅しているのです。
こういう点灯ランプって、カーセキュリティーをつけていますよ!!
っていう警告の意味があるため、まぁ大事なんですけどね。
パソコンも含めて車もこういうセキュリティーっていうのは
100%安全っていうのはありません。
目を付けられたら、まぁものすごくお金かけて厳重にしている以外は
ほぼ防げません。
だけれども、他の人より装備をつけることにより
他の車に流れるようにするのが大事。
ほとんどは何もしていない人が多いですからね。
同じようなレベルの車だったら
楽な方を選びますから。
でもね。
やっぱりいけないのです。
ただの青ランプなんて芸がなさすぎるんです。
てことで、おもちゃ屋に行ってきました。
そして買ってきましたよ。
実はお買い物、結構緊張したんです。
これでも。
だって、こんな物を真剣に一人で選んでいたんですよ。
えぇ子供に混じって人形がいいか、モンコレプラスを改造するか
30分以上あっちいったりこっちいったりして考えていたんですよ。
たぶん店員からみたら
明らかに不審者。
えぇ幼児誘拐するんじゃないか!って誤解させたに違いありません。
でも何とか無事家に帰ってこれました。
てことで、これを改造です。
ほっぺたをドリルでくりぬき赤色LEDを埋め込みました。
これでも、結構体内に線を通したりと見た目以上に
細かい作業で大変だったのですよ。
ぴかちゅーのホッペが赤く点滅するのが
とっても合っています
これでぴかちゅーに守られました。
結論
かわいくなりすぎて、本来の意味での警告のセキュリティーの意味を持たないようになってしまったのは、内緒です。
1000年の山古志
監督:橋本信一
プロデューサー:武重邦夫 、 関正史 、 川島正英
音楽:森 拓治、長谷川 光
ナレーター:長谷川初範
撮影:松根広隆
編集:小島俊彦
録音:塩浜雅之 、 田邊茂男
助監督:島田隆一
ストーリー
2004年10月23日17時56分。新潟中越地方を震源としたM6.8震源の深さ13Kmの直下型大地震が起こった。この地震により、村域への道が全て寸断され、孤立した地域があった。そこは1000年も歴史がある山古志村(新潟県長岡市山古志)。村は壊滅的なダメージをうけた。山は崩れ、川が土砂に塞き止められ、そして水没していく集落。そこから村人達は厳しい現実を突きつけながら、村への思いを秘め復旧に勤しむ4年間を追ったドキュメンタリー。
山古志村は、地震後に孤立した村としてニュースでも大々的に取り上げられた村です。本日であれからもう5年。今はどうなっているのか。そもそも山古志村とは、冬は3メートル以上雪が積もる日本有数の豪雪地帯。山間部でありながら、横井戸などを掘り、そして錦鯉発祥の地。私が今年見たドキュメンタリー映画の中で一番よかった。
この作品は、一見すると大地震災害からの復興の映画かと思われがちです。しかしそれだけではまとまりきらない話。日本人としての物語。監督自身も言っておりました。日本とは災害大国であり、日本文化とは、壊れそしてまた再生していく文化だと。この映画を観ることにより、人の温かさを触れとても温かい涙を流すことができました。
監督自身も地震後にお見舞いに行ったそうです。しかし、わざわざ遠くから来てくれてすまないと逆に、食事などをふるまわれたそうです。地震により自分達が困っているのをおいて、来客を大切にする村人達。私たちが同じ目にあったらできるだろうか。都市災害を考えたとき何ができるのだろうか。確かに物を供えるのは大事かもしれません。しかしそれ以上に、人と人のつながりであるコミュニティー。これこそが本当に大切なのだと。ある日、窮屈な避難所暮らしでは、プライバシーなどが大変だろうと思い、あるおばあちゃんに聞いたそうです。「衝立を立ててプライバシーを守った方がいいんじゃないですか?」と。しかし烈火のごとく怒られたそうです。「こんなところで、なぜみんなが元気でいるかわかるか?それはみんなの顔が見えるからだ。」そんな強いコミュニティーのある村が山古志なのです。
この作品は150時間撮影したうちのほんの2時間にまとめた作品。この村には約700世帯ありましたが、今回取り上げられたのは数家族。しかしこれでも十分というほどに、この村の気持ちが伝わってくる。言葉足らずで申し訳ない。なんて書いていいのかわかりません。しかし観ればわかるはずです。この温かさを。忘れていた日本人としての気持ちが。とにかく、村人達の輝いた姿が素晴らしい。破壊的なダメージを受けたにも関わらず、それにもめげずに、眩いばかりの笑顔で復旧に従事していく。田んぼの復旧を望む67歳の婦人。大変な作業な上、数年前に足の手術をうけているという。しかしそんなにもめげずに、田んぼをよみがえらすために、眩いばかりの笑顔で復旧を従事していく。父親が錦鯉づくりの名人だった。会社勤めをやめ父の仕事を引き継ぐが、わからないことだらけで苦戦するが回りに助けられながらがんばる男性。地震で多くの牛達をうしなってしまった。今度こそは牛をもっともっと大切にすると輝く家族達。ゴッホと同じひまわりを育て、そしてそれで油を作りたいと輝く女性。土砂に埋もれてしまった先祖の墓を何ヶ月もかけ探す人々。その全てが輝いていた。そこには下を向いている者なんて誰一人もいない。復活を満足げにがんばる人達。
破壊的なダメージを受けた村を再建するより、どうせ倒壊したならば、平地に住めばいいとよく言われたそうです。しかし彼らはお互いに助け合いそしてまた山へと帰っていく。彼らにとっては山古志とは、住む場所なんではなく、体の一部なんだと痛感する。だからどんなに苦難があろうがまた戻りたいと強く思う。彼らは利便性を求めていないのです。ココで生まれまたココに帰りたい。人間であるべき心をもった彼ら。彼らがうらやましいと強く感じた。何があってもどんなことが起こっても戻るべき場所。あなたはそんな場所がありますか。日本人ならばもって生まれた感情かもしれない。だからこそ、私は故郷と呼べるべき場所はありませんが、心を揺さぶられそして、止め処も無い涙が溢れてきた。今も作品を思い出すだけで溢れてくる。そしてとても温かい気持ちになれる。
橋本監督は昭和初期に16年の歳月をかけ、この山古志で貫通した1キロメートルの手作りトンネル中山隧道のトンネルの過程を証言と再現シーンを交えながら描いた作品「掘るまいか」の監督です。この作品は残念ながらDVD化されていません。なので、もしこの「1000年の山古志」に興味がわいたならば、DVDなどを考えるのではなく、公開場所は少ないですが足を運んでいただければ幸いです。
最後に
申し訳ありませんが、今回、結論はありません。各自で考える内容だと思います。ただし、私が最後に書きたいことは、橋本信一監督素晴らしい作品をありがとうございました。
X-MEN ZERO ウルヴァリン 壊れた俳優などの感想
X-MEN ZERO ウルヴァリンのキャラクターやら俳優やらの感想。
前編は、こちら
とうかですね。前編書いて一ヶ月も経過しているんですけど。
本当は前編書いてちょっとしたらできていたんですけどね。
えぇ書いているうちに、あまりに内容が壊れた世界になってきたので
こういった作品は熱烈なファンがいるわけで、また変に誤解されるとよくないってことで
とりあえず封印していたのですよ。で、そのまま忘れていたやつです。
まぁ、最近立て続けに壊れた感想だったのでドサクサにまぎれて公開することにしました。
なんで、一ヶ月前に書いたものなので、面白くもないかもしれませんが、
まぁ適当に読み流してください。
やっぱりいいね。ビクター・クリード役のリーヴ・シュレイバー。今回の私の一番の目的俳優。まぁ日本人受けはしないだろうと思いますが、特に、ディファイアンスで気に入ったのです。彼の優しいぼけーとした感じの中に狂気が渦巻く様がなんともいえません。その感じが、ディファイランス同様に生かされておりました。彼はどんな悪役をやろうがその奥に何かあるんじゃないか?と強く感じに憎めない悪役だと私は感じました。
今作品では、もうあれです。ヒュー・ジャックマンのランニングシャツ(タンクトップ)で、筋肉むちむちのサービスカットは多いです。えぇ、だってこのX-MENと撮影がオーストラリアと多少かぶったみたいですが、もりもりしてきてオーストラリアの編集者から注意されたほど。まぁ、でもですね、私は思いました。彼は、乗り物乗らないとどうやら脱ぎたがる性質みたいです。言い換えれば、乗り物乗るときはほとんどちゃんと服着ています。または、露出狂の恐れもあるかもしれません。要は、露出狂のため、今作品では、制服が無く喜んでいるヒュー・ジャックマンが感じられたのは、私だけではないはず。
ウェイド(デッドプール)役のライアン・レイノルズ。てか、最後の方では完全にネタに走り、もう笑いが止まりませんでした。あまりな扱いに・・・でも彼は、スカーレット・ヨハンソンの旦那です。そして彼女も来年公開予定のアイアンマン2に出演する。うーーん。夫婦そろってアメコミか。よし共演してください。あぁ、アイアンマン今から楽しみ。でもね、残念ながら、奥さんのほうが印象強すぎて、もう間違いなく、かかあでんかだと想像しております。
ストライカー役のダニー・ヒューストン。もうね、申し訳ないのですけど、ナイロビの蜂の印象で停止しています。またいい味だしています。今作品は、あの頃のイメージを崩せるか。
ブラッドリー役は、ドミニク・モナハン。えぇ海外ドラマのLOSTやロードオブザリングのホビット役で有名な彼です。電気使いのミュータント。とうか、電気なんです。エレキなんです。えぇ、たぶん、エレキをもったら、また中毒復活して、いつまた幻覚に悩まれると勝手に妄想してました(LOSTネタ系)
またちょい役ですけど、ハキーム・ケイ=カジーム。えぇ、イケ・デュバク大佐ですよ。(海外ドラマ24)うは、役柄も似ている感じがぷんぷん。とうか、まぁ私の見間違いだったら申し訳ないのですけどね。
真ん中は、後にX-MENのリーダーになるサイクロップス(スコット)役のティム・ポコック。えぇ、サングラスを外してしまうと、目から破壊光線だすためほとんど外しません。要は、俳優が代わってもばれ辛いミュータント役ってことです。で、注目は、その左のエマ・フロスト。この役はターニャ・トッティ。えぇ、サービスカット役ですよ。他のミュータントたちが制服みたいなのを着る中、白のタンクトップ。勿論注目はノーブラ。これが物語り後半の楽しみです。でたサービスカット。無論いりません。
いや、まて、もしかしたら、ウルヴァリンとペアルックを目指し白のタンクトップにしたのか。いや、そんな彼の服装みていないでしょ?って突っ込みはなしです。だって彼らはミュータント。以心伝心。お互い露出狂仲間。えぇ、同じタイプの人って二人要らないといいます。
ガンビット。とうか、もうこれは、あれを真似している以外ないでしょう。
ミュータント廃業したら、チョコレート工場する気まんまんですね。備えあれば、憂いなしってやすです。
さすがミュータント。
フレッド・ドゥークス(ブラブ)。ていか、おでぶで、ぷにぷにのみゅーたんと。えぇ、色々と特殊メイクしております。でもですね、そうです。彼ならば、そのままでいけます。作品ごとに増えていく彼ならば、、
あ、そういえば、最初ちょっと少し痩せているところも必要だから。無理か。
結論(ほとんど勝手な妄想)
ZEROのまとめ、ウルヴァリンは、最初、ウェイドとタンクトップの座を争いますが、そんな戦いに嫌気をさしてウルヴァリンは、ウェイドの元から去るのです。がやっと見つけた新たな地域でのタンクトップの座もつかの間、そんな彼には安堵は許さされず新たな戦いに巻き込まれ、終いには、エマという女性を武器にしたタンクトップの座を狙うミュータントが現れるのです。そんな強敵が現れ精神が不安定な時に再度、ウェイドがTHEタンクトップの座をかけて戦いを挑んできます。後の話では、エマはこのタンクトップの座を巡りウルヴァリンの地位を狙い、敵対関係になるのです。しかしその頃には、タンクトップが争いの元だと気づき、このZERO以降は、タンクトップではなく制服をきるようになったのです。要は、タンクトップは恐ろしいってことです。
エスター
原題:ORPHAN
監督:ハウメ・コジェ=セラ
製作総指揮:スティーヴ・リチャーズ 、ドン・カーモディ 、マイケル・アイルランド
脚本:デヴィッド・レスリー・ジョンソン
音楽:ジョン・オットマン
字幕翻訳:小寺陽子
主演:
ヴェラ・ファーミガ(ケイト・コールマン)
ピーター・サースガード(ジョン・コールマン)
イザベル・ファーマン(エスター)
CCH・パウンダー(シスター・アビゲイル)
ジミー・ベネット(ダニエル・コールマン)
アリアーナ・エンジニア(マックス・コールマン)
マーゴ・マーティンデイル(-)
カレル・ローデン(-)
ローズマリー・ダンスモア(-)
ストーリー
ケイト(ヴェラ・ファーミガ)は、流産で3人目の子供を亡くしてしまった。その精神的ショックにより悪夢に魘される日々。そして、夫ジョン(ピーター・サースガード)ともギクシャクした関係になっていた。そんな彼女は立ち直ろうと必死だった。そしてそのきっかけとして養子を迎えることに決めた。彼女達は孤児院に訪問し、そこで天使のような笑顔なエスター(イザベル・ファーマン)と出会い、そして養女として迎いいれた。しかしその直後より、謎めいた事件が起こり始める。そこには何が隠されているのか。
グロイシーンはあまりありませんが、音などで脅してくるシーンは多少あります。最初はホラー。そこを乗り切れば、次は徐々にサスペンス。そしてこの中盤でもあまり揺さぶられなければ、後半は、ギャグだと思うようになります。えぇ最後の方なんて、私がケタケタ笑いそうになりましたよ。あ、もしかしたらその笑い漏れていたかもしれません。周りの人がこれを映画の声だと思うと怖かった可能性あり。この場を借りてごめんなさい。このホラーはツボを抑えており、怖がらせるだけではなく、怖い中にもギャグをいれてきています。逆に最初で神経をのされてしまうと、後々のシーンでも全て怖く思えてくるかもしれません。この映画の怖さに関してはその各自パートをどう乗り切るかで感想が変わってくるんじゃないでしょうか。まぁ私にとってはブラックコメディになってしましましたけど。
男性軍なんて、おしっこ漏らしたり、発情期迎えていたりと、どうしようもないったらありゃしない。この作品も女性優先映画でございます。
女性軍は素晴らしいの一言。まず主人公であるケイト。通常こういった女性主人公の作品というのは、例外なく異常に女性は強い。えええ、火事場の場家事からではないですが、パワーありありで、行動力がものすごいのです。しかし今作ではそういったことがあまり無く控えめ。死産をしてしまいその過去を忘れられない弱弱しい平凡な女性なのです。逆にここの点がすごい、ヴェラ・ファーミガの抜群の演技力が生かされているのではないかと思います。繰り返しになりますが、こういった作品では普通の女性であり妻であり続けることはものすごいことだと思うのです。それをさらりとそしてさりげなく演じきった彼女が凄い。子供思いのか弱い女性。だけど、子供を守るために必死になるすべ。そもそもこの映画を観ようと思ったきっかけも彼女だったんです。「縞模様のパジャマの少年」で抜群の演技だったため、どうしても忘れられなく今作品を観ようと思ったのです。期待以上の彼女にもう、ノックアウト。また純情路線で売りたいのだろう精一杯のセクシーシーンにもうっとり。えぇただ脱げばいいってもんじゃないです。
またもう一人の主人公であるエスター役のイザベル・ファーマンもまたすごい。お父さんの前では甘える子供。そして母の前では憎たらしい女性と化す。このうまい二面性を使い分ける彼女。うん。ものすごく将来が楽しみな女優です。
また一番下の妹のマックス役のアリアーナ・エンジニアもかわいい。THEパツキン人形って感じです。マックスは難聴のため喋れない設定なのです。要は、声以外で演技をしなければならないという難しい役柄を見事に演じていると思います。
まぁ、マックスマックス言われていると、脳内では、あぁ、マックスコーヒー(*)と変換されるわけですよ。これはまさしく、サブリミナル効果。
*原料に多量の練乳を使用している甘い缶コーヒー。コーラとほぼ同量の糖分が入っているとても、メタボになるためには優しい飲み物。今年やっと全国展開するようになったが、元は、千葉県子、茨城県子、栃木県子にとってはとても標準だった飲み物。そのため、YOUは、こんな甘いものを飲むのかと虐めの対象になりえる飲み物でもあった(謎)
てことで、今回は久々に新チラシ発行。
今回は結構真面目に映画の作品の内容を組み入れてみました。
拡大してどうぞ。
結論
私が一番怖いと思ったシーン。
想像してみてください。
ここは台所。
そして夫婦の営み中に子供が。。。
ファイナル・デッドサーキット3D
原題:THE FINAL DESTINATION
監督:デヴィッド・R・エリス
製作総指揮:リチャード・ブレナー 、ウォルター・ハマダ 、シーラ・ハナハン・テイラー
音楽:ブライアン・タイラー
脚本 エリック・ブレス
主演:ボビー・カンポ(ニック)
シャンテル・ヴァンサンテン(ローリ)
ミケルティ・ウィリアムソン(ジョージ)
ニック・ザーノ(ハント)
ヘイリー・ウェブ(ジャネット)
クリスタ・アレン(サマンサ)
アンドリュー・フィセラ(アンディ)
ジャスティン・ウェルボーン(-)
ララ・グライス(-)
日本語吹き替え
ココリコ田中(ニック)
里田まい(ローリ)
たくませいこ(サマンサ)
はるな愛(アンディ)
アイドリング(-)
ストーリー
ニック(ボビー・カンボ)とその彼女ローリ(シャンテル・ヴァンサンテン)は、友達ハント(ニック・ザーノ)とその彼女のジャネット(ヘイリーウェブ)とWデートでサーキット場に訪れた。楽しいはずのデートだったが、そこで突然ニックはそのサーキット場で起こる事故の予知夢を見てしまう。そのことを仲間に伝えるが信じてもらえず喧嘩になってしまう。なんとか、サーキット場を脱出したところで事故が起こり、自分達を入れて本来は死ぬはずだった9名が助かったことがわかった。しかし安心もつかの間、助かった9名が徐々に残酷な事故で亡くなっていくのだった。彼らは死の運命から逃げることができるのか。
ファイナル・デスティネーションシリーズの最新の4作目。今作品は何より、3Dメガネ対応。対応の映画館では、へっぼいメガネを着用して鑑賞。まず、ここからチケットを買うときから既に怖い。だって一般一人2000円で割引無しですよ。サービスディもレイトショーも無論割引チケットさえ使えません。この時点でもう既に結構勇気いります。そしてチケットを買うと3Dメガネを渡されます。ていうか、見てください。
これです。えぇ、明らかに3Dメガネというより、ウルトラアイ(ウルトラマンセブンの変身メガネ)もう、この時点で3分しか持たないことを暗示しております。
私はこのシリーズを題名程度で、今まで見たことがありませんでした。今回は、そろそろ3D映画でも観てみようかと思いました。どかどが飛び出してくる作品がよさそうだということでチョイスしました。で鑑賞後知ったのですが、このシリーズのコンセプト、無残な死に様。まぁ結構いろいろかわいそうな死に方していきますね。ジャンルは、ショッキングホラー。なのでグロかったりもします。私はグロイのは何も感じないのですが、けっこうえげつないのでだめな人はだめかもしれません。これでも当のアメリカでは、封切後11日間で5,040万ドルというトータル興行成績をたたき出している作品なんですけどね。彼らは、こういうえげつないのお好きなんですね。そしてチラシを良く見直して見ると。
えぇ3Dメガネした彼ら笑っていますよ。再度書きますけど。これショッキングホラーでグロテスクに人がどんどん死んでいきます。で笑いって。あぁあ、もうそこが既に怖い。えぇ、むしろ映画よりこっちの方が怖いと思ったのは私だけではないはず。
3Dの感想は、まぁ普通ですかね。赤青タイプのセロハンではないので、綺麗なカラー映像なんですけど。うーーん、最初は少しいい感じだったのですけど。慣れなのですかね、違和感がないというか感動がないというか。まぁびしびしグロイ物や、危険な物が飛んできてもね。へーー、へーー。で終わっていましたよ。まぁまだまだこれからのものなので、もっと素晴らしい3Dを期待って感じです。
てかこれね、3Dだから仕方が無いのかもしれませんが、日本語吹き替えなんです。それもプロの声優を使えば、まだ許せたのですけど。どこぞの芸能人やら、お馬○やら、しまいにはおかまちゃんと、そして無名アイドルと。もうね、ネタ作りはわかりますけど。下手すぎるんですけど。B級映画だからといって舐めてもらっては困ります。本当に怖がらす気あるのかチョイスなんです。普通のコメディとかアニメとかだったらまだわかるんですけど。あの怖がらせたりするこういう作品でこれはね、ちょっと変てこすぎる。
まぁあれです。私の中で一番のショッキングだと思ったのは、ハント役ニック・ザーノが、今年31歳(1978年3月8日)になったんですけど。三十路超えてハイスクール役って。どんなバツゲームですかね。ちなみに、主人公のニック役のボビー・カンボも好青年って感じで一見若そうなのですけど26歳(1983年3月9日)。えぇ結構いっちゃっていますよ。ヒロインのローリ役のシャンテル・ヴァンサンテンは、24歳(1985年7月25日)。この年齢がぎりぎりかな?まぁこれでもサバ読みすぎて、おまえは夜の街の女か!!って突っ込みいれたくなりますけどね。ついでに、ハントの恋人役のヘイリーウェブは23歳(1985年11月25日)。いやいやー。もうね、もっと年齢の高い設定にしなさい。怪しすぎますよ。これらのサバ読み年齢が既にショッキングホラー。
ちなみに、この作品シリーズは00年に「ファイナル・デスティネーション」、03年に「デッドコースター」、06年に「ファイナル・デッドコースター」そして、今年と。要は3年ごとのシリーズらしいので、次回は12年ですね。えぇ古代マヤ人が世界終末の予知が外れれば無事公開ですかね。えぇリアルデスティネーションですよ。あ、てことはそれが外れてもいずれは。。。。
結論
私が一番怖かったシーンは、ジャンクフードを食べるところ。だって既にそれがデスフード。えぇ、カロリーを考えて青ざめましたよ。でかすぎるドリンクやポップコーン。アメリカ行ったことある人はわかりますけど。やっぱりでかすぎです。例えば、ジュースなんて、1.5リッターのボトルをそのままコップにした感じです。肥満大国を垣間見る。あぁ怖い。
サイクリングでゴー 埼玉の朝方が見たくて編
昨日は10月10日。
そうです。
萌え萌えの日なんです。
が、そんなのは無論、興味がないので却下で願いします。
で、もともと10月10日は体育の日がありました。
そこで
最近体のなまりっぷりがある
私はサイクリングにゴーですよ!!
ていか、寝ないで夜出発しサイクリング行き
そして90分ぐらいベンチの椅子で寝たぐらい。
えぇ、現在崩壊寸前。
とうか、足がもう。
まったりとアップする予定。
まぁ、埼玉をただ迷子になっていたとも言う。
てことで、朝日は撮れました。
日がでてきたあたり
幻想的な風景でした。
のどかなんです。でもこのときはまだ、肉体的にも余裕がありましたよ。
結論
川べりのパノラマ写真を撮ってみました。
今回は邪魔に大にしてみた。
空気人形 そもそもその人形を考えてみた
空気人形。そうラブドールが心を持ったお話。
てかラブドール。あぁかっちょいい名前だ。
最初聞いたときわかりませんでしたよ。
えぇオリジナルに戻そう。
そう南極2号と
もともとは南極隊員達が
禁欲生活を惜しまれて大変だからって作られたものだったんですけどね。
まぁダッ○ワイフの方が有名かな。
で、どうなっているかちょっと調べてみました。
今回空気人形で協力しているはオリエント工場。
そしてこの会社が10月10日公開の「ラブドール」にも協力しているんです。
しかしこの作品もすごい。
だってラブドールを日常生活に置いて
それをただ撮影しているだけですよ!!
なんですか。これ。
たぶん、これ観にいったら
作品よりもその作品を見ているお客様観察になりそうだ
ちょっとこれ
下手なかたがたよりかわいい気がする。
むしろ心がない分綺麗ではって毒を吐いてみたりする。
とうかなんか観たことあると思ったら。。
FF13(ファイナルファンタジー13)
ぐは。
そうか、このゲームは
ラブドール達が繰り広げるファンタジーRPGだったのですね。
約してラブファンタジーRPG
えぇそんなんでは、PTAがだまっていませんよ。
結論
そういえば、
去年秋葉原で見ました。
結構ショック受けました。
えぇ
エヴァンゲリオンの綾波レイ
しかし
明らかに
助手席にラブドール
私の中のあなた
原題:MY SISTER’S KEEPER
監督:ニック・カサヴェテス
製作総指揮:ダイアナ・ポコーニイ 、スティーヴン・ファースト 、メンデル・トロッパー 、トビー・エメリッヒ 、メリデス・フィン 、マーク・カウフマン
原作:ジョディ・ピコー
脚本:ジェレミー・レヴェン 、ニック・カサヴェテス
音楽:アーロン・ジグマン
字幕翻訳:戸田奈津子
主演:キャメロン・ディアス(サラ・フィッツジェラルド)、アビゲイル・ブレスリン(アナ・フィッツジェラルド)、アレック・ボールドウィン(キャンベル・アレグザンダー)、ジェイソン・パトリック(ブライアン・フィッツジェラルド)、ソフィア・ヴァジリーヴァ(ケイト・フィッツジェラルド)、ジョーン・キューザック(デ・サルヴォ判事)、トーマス・デッカー(テイラー・アンブローズ)、ヘザー・ウォールクィスト(ケリーおばさん)、エヴァン・エリングソン(ジェシー・フィッツジェラルド)、デヴィッド・ソーントン(ドクター・チャンス)/etc
ストーリー
11歳のアナ(アビゲイル・ブレスリン)は遺伝子操作によって生まれてきた。それは、白血病の姉ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)のドナーとして作られたのだった。母親のサラ(キャメロン・ディアス)は、ケイトを救うためならば、どんな犠牲もいとわないと思っていた。そしてそれが家族のみんなも同じ気持ちかと思っていた。しかしある日、アンは、ケイトのドナーになることを拒否し、そのことで裁判に訴えると言ってきた。そこに隠された真実とは。
鑑賞する前から思ったことなのですが、感動をもろに狙った王道系かなと思いましたが、やっぱりそうだった。私は原作を全部読んでおりませんが、違うのです。原作で重要な部位がねぇ。素直に言えば、これで同じ題名にしていいのかと思いました。せいぜい題名と意味が異なってくるので題名ぐらいは変えないと。そのため、話もただの王道お涙頂戴系に。子供の死のフラグをチラつかせれば、普通に作っても泣きますよ。感動と泣くことは別なんですがね。ソフィア・ヴァジリーヴァがよかっただけに残念。特に原作と変更のあった最後の方は、・・・・。
まず、サラ(キャメロン・ディアス)がクレイジーマザー。子供の為ならばおかしくなりますよ。の騒ぎではない。だって同じ子供であるケイト以外には微妙ですから。ケイト盲目なのでが、ではそこまで尽くす何かが余りにも気薄すぎる。まぁ元々、ケイトを救うため、人工授精でアナを産むほどなので、そもそも私たちの一般常識を当てはめたのが間違っていたのかもしれませんが。倫理的にも道徳的にも。一般的ではない家族のお涙頂戴を見てもね。でもアメリカでは、似たようなことはあるそうです。例えば、乳がん。遺伝子などを調べ、発症するタイプだと、ガンになる前に乳を取りシリコンをつめたりするそうです。ていか広告。「今回はキャメロン・ディアス、母親役。」ていか、女優15のベテランで今年37歳になった女優の宣伝がこれでいいんですか。えぇ普通に考えれば、ものすごく普通の設定だと思いました。そうか、あまりにシングルっぽいキャラクターだからか。えぇ、広告も毒付いていますね。で、よく調べたら、初の母親役か。繰り返しますが37歳女優歴15年、そんな女優はどうなのでしょう。
また共感できなかったことに、アナ役であるアビゲイル・ブレスリンの演技に重みがあまり感じられませんでした。それが子供の残虐性を表現したために、ああいった演技になってしまったのかが正直判断に困ったところなのですが、彼女はまだ女優ではなく、子役かなと思ってしまった。かわいいにはかわいいのですけどね。とうかですね。えぇ、なんか似ているんです。
キルステン・ダンスト。
ケイトのソフィア・ヴァジリーヴァがよかった。役柄的にも同情される役ですが、それ以上だった。彼女が言った。「私綺麗?」と。私はこのシーンでは思わず感動して泣いてしまった。かわいそうで同情して泣いたわけではなく綺麗だったから。彼女の瞳が素晴らしかった。この作品は彼女が全てだと思った。
しかし最近の男性軍は。。この作品もほぼ男性軍活躍せず。女性主体作品だなと。今作品はまぁ3名のキャラクターが強すぎますけれども。判事もジョーン・キューザックと女性ですから、彼女はかわいいから許す。むしろ彼女をヒロインにしなさいと。
この作品はなんか、有名どころであるアビゲイル・ブレスリンとキャメロン・ディアスを全面的に押しすぎている気が。それが素晴らしい役柄だったりすれば、話はまた別なんですが。はい、この二人に共感がもてなかったもので。そして家族の絆を押すのに、宣伝には、家族5名の写真がないことも。もうこてこてに俳優とベタな話で泣かせましょう。って宣伝がね。そしてがんばっていたソフィア・ヴァジリーヴァがちょっと宣伝には。彼女の扱いにはおおいに同情しました。
映画とは関係ないことで、私ごとになり申し訳ないのですが、私は数年前に父を亡くしています。私は家を出ていた時期でしたが、父が家で倒れていたそうです。そしてそのまま意識が戻らず2ヶ月経過し、家族で話し合い最後は延命処置をやめました。そして家を出ていた家族が一緒に遅いクリスマスを過ごし、その次の朝方に亡くなりました。未だにあるんですよ。延命処置をやめた後悔。あの時、もし続けていれば。もしかしたら。もし家にいて発見が早ければ。いくらでも思いつく、もしも。いくら生前本人が嫌がっていても。理解はしているんです。あのときの家族の決断は間違っていなかったと。でもですね、理解していても後悔するんです。わかっていても、ふとたまに辛くなるんです。知性で押さえ込めない気持ち。私の心がただ弱いだけかもしれない。弱い心だから余計にこの映画の家族の気持ちがわからないのかもしれない。
結論
やっぱりアナは嫌い。
その一番の理由は、物語の序盤で飲み物で、7UPとドクターペッパーを薦められたときに、7UPを選びますから。ドクターペッパー好きな私のエネミーになることは疑いようのない事実です。
クリーン 原題:Clean
原題:Clean
監督 オリヴィエ・アサイヤス
製作総指揮 アリーン・ペリー 、ルパート・プレストン
脚本 オリヴィエ・アサイヤス
音楽 ブライアン・イーノ 、デヴィッド・ローバック 、トリッキー
字幕翻訳:寺尾次郎
主演:マギー・チャン(エミリー・ワン)、ニック・ノルティ(アルブレヒト・ハウザー)、ベアトリス・ダル(エレナ)、ジャンヌ・バリバール(イレーヌ)、ジェームズ・デニス(ジェイ)、ドン・マッケラー(-)、マーサ・ヘンリー(-)、ジェームズ・ジョンストン(-)、レミ・マルタン(-)、レティシア・スピガレッリ(-)、トリッキー(-)/etc
ストーリー
過去人気があったロックスターのリー。その妻エミリー(マギー・チャン)。彼女は、歌手として成功を夢見ていた。二人の間にはジェイという幼い息子がいたが、バンクーバーに住むリーの両親アルブレヒト(ニック・ノルティ)に預けていた。そんなあるとき、リーがドラッグの過剰摂取により亡くなってしまった。そして、エミリー自身もドラッグをやっていたため、捕まってしまい、遂には子供の養育権までも奪われてしまった。半年後、出所して子供に会いにアルブレヒトの元に行ったが、子供とは距離を置いてほしいと言われてしまった。そんなどん底の彼女が再スタートを始めた。
まず、なぜ2004年製作されながら、日本での公開が遅くなってしまったかを書かせてもらいます。2004年の第57回カンヌ国際映画祭で女優賞をマギー・チャン、撮影賞とダブル受賞した作品です。そのためかフランスでも人気が上がり、この映画版権が高騰してしまったのです。この監督自体悲しいことに日本ではマイナーであったためか、オリヴィエ・アサイヤス監督のものは手をつけると危険とまで言われていたそうです。そしてまた数年後に再度映画版権を問い合わせたところまだ高く、そのときでさえ1000万オーバーはしていたそうです。そしてまた月日が流れ、去年か一昨年にいきなりテレビ放映されたそうです。そこで映画評論家として活躍する樋口泰人さんが再度交渉し、去年、彼の主催する爆音映画祭にて公開にいたったのです。それを鑑賞した今回の配給元であるトランスフォーマーの杉本雄介さんが一般公開をしたいということで、オリヴィエ・アサイヤス監督の作品である「夏時間の庭」などが日本でも公開されるといういいタイミグがあり、やっと今回の一般公開にいたったそうです。確かにお金の問題が一番大事なのですが、こういった版権が原因で日本での公開されない優秀作品が少なくないそうです。特に現在日本では、邦画ブームなので余計に肩身が狭いのかもしれません。
オリヴィエ・アサイヤス監督は、1996年製作された「イルマ・ヴェップ」に主演したこの作品の主人公であるマギー・チャンと結婚し、2001年に離婚しているのです。要は、離婚後3年の元妻を主人公にした映画なのです。このあたりの情報は鑑賞後知ったのですが、これで私のもやもやが一つ解消しました。それは鑑賞中感じたのが、監督のマギー・チャンへの強い愛情が感じたのです。そしてそれに答えるような彼女の演技。卓越した演技にプラスして素を知っている監督だからこそできた作品だったのはないでしょうか。
麻薬に溺れている彼女をみてはっきりいって共感もできません。タバコや薬ばかりやって子供を旦那の親に預けほってけぼり、そして旦那が亡くなれば、その同じDNAが入っている子供を恋しくなる。そしてそれを自然とやってのける。要は演技がうま過ぎるからこそ、余計に同情を感じないのです。この過程がはっきりいってリアルすぎます。そう、すぐに子供のためと思わなく、ずるずると。しかし子供との会話に見せる変化が素晴らしい。徐々に変わっていく様。まさに再生。
そしてアルブレヒト・ハウザー役のニック・ノルティ。彼が予想以上にいい味を出しておりました。彼は、息子ジェイを預かっているのだが、エミリーに対する態度も巧妙にそして切なく変化していくさま。この作品は、マギー・チャンと彼のための映画かなと思ってしまった。
また、こっそりとカナダのグループ「メトリック」も出ていたりと音楽好きな方にもちょいちょい楽しめたりするんではないかと思ったりもしました。
不思議な感じなのです、雰囲気や展開はフランス映画なのですが主人公がアジア人。まず、このあたりをどう思うかでまず評価が分かれるところではないでしょうか。まぁオリヴィエ・アサイヤス監督作品なので、それ以上に独自の世界観や、なぜこんなシーンが、と思うような箇所が多々あったりと理屈抜きで楽しめる人にお奨めです。
結論
でも、やっぱりジャンヌ・バリバールの方が好きなのことは内緒です。今年で41歳かすごい。てことで、やっぱりパリジェンヌーは素晴らしい。