保険セクターにおいて絶対的な存在ではありますが、最低購入金額が高く羨望の眼差しを浴びる銘柄でもある東京海上ホールディングス(8766)の株価推移、配当、利回りについてご紹介していきます。

 

東京海上ホールディングスの配当利回りは2022年11月21日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると3.58%です(1株当たり配当金100円÷株価2,791円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均を大きく上回る利回りです。

 

 

  配当金は100円

東京海上ホールディングスの年間配当額は100円。100株持っていたとすると年間10,000円(税引前)もらえることになります。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8766

 

単純に配当利回りだけを見るとMS&AD(8725)よりも低いですが、業界ナンバーワンという安心感もあり、保険セクターにおいては安定して人気の銘柄です。

 

 

  配当性向41.6%

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均よりは若干高いですが、まだまだ増配余力は高いと言えます。

 

配当性向は年によってバラつきがありますが、ざっくりと30~60%の間といったところです。

 

3メガ損保グループ(東京海上・MS&AD・SOMPO)の中で純利益が最も安定している点が投資家からの人気の要因のようです。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8766

 

 

  東京海上ホールディングスの株保有メリットは絶対的安定性

東京海上ホールディングスを含む保険セクターは配当利回りもよく、業績も安定しているため長期保有を好む投資家から絶大な人気があります。

 

不測の事態が生じた場合などに大きく株価が変動しますので、常日頃から世の中の流れと株価をチェックし、そのようなタイミングで仕込む方が多いようです。

 

 

MS&AD(8725)との比較は非常に難しいところです。個人的には純利益に関して東京海上ホールディングスが圧倒的な差をつけていたのですが、近年はその差も小さくなっており、どちらを保有するかはもはや「好み」の問題と言えるかもしれません。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、東京海上ホールディングスは高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

3分割により購入しやすくなったとはいえ、現在の株価(2,791円)は過去チャートを見ると高値圏に入っており、買いのタイミングが難しくなっています。

先週末に一時的に値下がりしましたが、週明けから大きく戻してしまいました。

 

個人的には一年ほど前まで「1,500円以下が買い」というイメージで見ていたので、現在価格では入りにくいです。

 

基準としては配当利回り4.5%以上(株価約2,230円)程度で狙いたいところです。

 

(過去20年間チャート)

このブログでご紹介している下記の高配当日本株10銘柄の現状報告をしたいと思います。

 

========

①花王(4452)

②日本たばこ産業(2914)

③三井住友フィナンシャルグループ(8316)

④東京海上ホールディングス(8766)

⑤キャノン(7751)

⑥武田薬品工業(4502)

➆オリックス(8591)

⑧日本電信電話(9432)

➈三井物産(8031)

➉九州旅客鉄道(9142)

========

 

私は上記10銘柄について毎日情報を更新し、自分自身の「回タイミング」を計っています。

このエントリーでは一週間に一度10銘柄の現状を確認していきたいと思います。

 

 

  137,460円の年間配当を得るために必要な購入資金は「3,541,200円」!!

今週末時点で「こくまろPF」を実現させたとすると、そこから得られる年間配当は税引前で137,460円、必要な購入資金は3,541,200円になります。(各銘柄100株ずつ購入想定)

 

 

配当利回りは3.88%となっており、先週末からは微減となり、業界平均2.32%と比較すると高い利回りとなっています。

 

個人的な目標としては税引前で4.8%以上の利回りで運用したいので、このタイミングでの購入に関しては「見送り」となります。

 

セクター(業界・業種)別の割合は下記のようになります。

 

 

先週末よりもこくまろPF全体の購入額(3,541,200円)は2.8万円ほど高くなりました。(先週末の合計購入額は3,513,600円)

 

上昇要因としては三井住友FGが好決算により上昇したこと(先週末:4,347円⇒今週末:4,592円)が大きいように感じました。

JTは2,800円付近の高値で安定していますね…。

 

いずれの銘柄も明確な買いタイミングと言える状況ではなく、個人的には様子見が続いています。

 

 

  まとめ

全体的に相場が上がってきており、新規の参入タイミングが難しくなってきた印象です。これまで通り、個々人の注目銘柄の株価推移を冷静に判断していく必要がありそうですね。

 

来週の相場も注視していきたいです。

 

ではまた。

日本株で高配当ポートフォリオを組む場合に金融セクターにおいてエース的な存在である三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価推移、配当、利回りについてご紹介します。

 

三井住友フィナンシャルグループの配当利回りは2022年11月18日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると5.01%です(1株当たり配当金230円÷株価4,592円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均よりかなり高い利回りです。

 

10月前半に株価が4,000円を下回る局面がありましたが、現在は決算発表を受けて(増配、自社株買い)、4,500円を超えてきており、なかなか手を出し辛くなってきました。

 

 

  配当金は230円

三井住友フィナンシャルグループの年間配当額は230円。100株持っていたとすると年間23,000円(税引前)もらえることになります。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8316

 

高配当銘柄の多い金融セクターにおいても際立った存在と言えます。

 

 

  配当性向は40.7%

三井住友フィナンシャルグループの配当性向は40.7%。

 

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均よりは若干高いですが、まだまだ増配余力は高いと言えます。

 

財務面も非常に健全で、BIS基準の自己資本比率は18%以上あります。(これはメガバンク3社の中で最も高い数字です。)

 

大きな事業成長が期待でいない金融セクターですが、配当金の原資となる安定した業績を、これからも期待したいです。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8316

 

 

  三井住友FGの株保有メリットは安定成長

三井住友フィナンシャルグループは累進配当方針を宣言しており、リーマンショック時の減配を除いては安定して配当金の拡大を実現しています。

 

実際に10年前(2012年)の配当金100円と比較すると今年(2022年)は230円と2.3倍に拡大しています。

 

 

三菱UFJ銀行とどちらの株を保有するか迷うところですが、実際のところ「好み」で選んでもそう差異はないのかと個人的には思います。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、三井住友フィナンシャルグループは高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

リーマンショック時に金融セクターの株価が大きく下落して以降はおおよそ3,000~5,000円の範囲内での推移しています。

 

現在の株価(約4,592円)も、上記範囲において「やや高い」水準でありはありますが、累進配当を表明している同社ですので、現時点での購入も「アリ」だとは思います。ちなみに私は3,500円付近まで大きく下落するタイミングを待っています。

 

(過去20年間チャート)

誰もが知る高配当株の雄・日本たばこ産業(2914)の株価推移、配当、利回りについてご紹介します。

※以下、JTと表記します。

 

JTの配当利回りは2022年11月17日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると6.81%です(1株当たり配当金188円÷株価2,762円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均よりかなり高い利回りです。

 

 

  配当金は188円

JTの年間配当額は188円。100株持っていたとすると年間18,800円(税引前)もらえることになります。

 

株予報Pro様より

 

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=2914

 

配当利回りが非常に高く、高配当銘柄を語る際には避けて通ることができないほどメジャーな企業と言えます。

 

 

  配当性向は73.4%

JTの配当性向は73.4%。

 

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均の2倍以上です。増配余力はそこまでありません。

 

昨今のたばこ離れと外国為替の影響で本業での儲けが目減りしており、配当性向が高まってきていることが若干懸念されます。

 

減配による株価下落を起こさないためにも、利益を増やして配当性向も健全なレベルにまで下げてほしいところです。

 

株予報Pro様より

 

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=2914

 

 

 

  JTの株保有メリットは高配当・安定性

JTは株主還元を重要視しており、配当についても若干の増減はあるものの高い利回りを維持し続けています。

 

さらに昨今の利益性の低下は認められるものの、盤石なビジネスモデルを保持しており、海外売上比率も順調に拡大しており、経営については何の問題も見当たりません。

 

こうした安定感が高配当狙いの投資家からの熱狂的な支持を集めているものと考えられます。

 

配当性向の高さが若干気になりますが、よく比較される他社と比べてもその魅力がわかるかと思います。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、JTは高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

現在の株価(2,762円)は先日の増配により大きく上昇し、高値を維持しています。一時期の4,000円超えと比較すると買いやすいゾーンなので、まだまだ購入を検討してよいレンジだと考えます。

個人的に懸念するべき点があるとするとロシア事業の比率がやや高いので、これを嫌気される方はポートフォリオの見直しが必要かもしれません。

 

下記チャートからわかるように、ここ数年は2,000円~3,000円のボックス圏内を推移しています。直近の上昇により買いにくい状況ですが、配当利回りはかなり高い水準です。

 

(ちなみに私はだいぶ下値の2,100円以下で買い増しの方針なので、しばらくはタイミングは来そうにありません…。)

 

(過去20年間チャート)

32期連続増配で日本を代表する日用品メーカーである花王(4452)の株価推移、株主優待、配当、利回りについてご紹介します。

 

花王の配当利回りは2022年11月16日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると2.73%です(1株当たり配当金148円÷株価5,431円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均より若干高い利回りです。

 

 

  年間配当は148円

花王の年間配当額は148円。100株持っていたとすると年間14,800円(税引前)もらえることになります。

 

これはあくまで予想なので、最終的な配当額がいくらになるかはまだ不明です。

というのも、先日発表された第3四半期決算があまり良いものとは言えず(増収減益)、もしかすると増配幅の縮小(146円?)や前年据置き(144円)もあり得るかもしれないという状況です。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=4452

 

決して高い配当利回りではありませんが、日用品メーカーの特長でもある安定した株価、海外売上比率の高さなどからキャピタルの安定感に魅力を感じる方も多いかと思います。

 

 

  配当性向は62.4%

花王の配当性向は62.4%。

 

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均の2倍以上です。高過ぎるというほどではありませんが、増配余力はそこまでありません。

 

配当性向40%を目指すと花王は発表していますが、コロナの影響による売上減と原料高で経営指標が悪化しており、配当性向が高くなっています。

 

減配による株価下落を起こさないためにも、利益を増やして配当性向40%を実現してほしいところです。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=4452

 

 

  花王の優待は「なし」

一部で噂されている花王の株主優待ですが、現在のところ何もありません。

 

ディズニーランドのスポンサーなどをしていたり、株主総会での参加特典などの噂で「優待アリ」と誤認されている方が多いようです。

 

 

  花王の株保有のメリットは「安定配当」

花王の配当利回りは決して高くありませんが、32期連続の増配継続は非常に魅力的です。先述の通り今年も増配継続となるか、要注目です。(個人的には増配をストップするほどの悪材料ではないと判断しており、148円配当なのではないかと考えています。)

 

こうした安定感が高配当狙いの投資家からの熱狂的な支持を集めているものと考えられます。

 

配当性向の高さが若干気になりますが、よく比較される他社と比べてもその魅力がわかるかと思います。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、花王は高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

現在の株価(5,431円)が安いとは言えませんが、11/1の決算発表により大きく下げた株価が戻りつつあるのは間違いありません。今後ですが配当利回りが3%をタッチするような局面があれば買いを検討してもいいかと個人的には考えています。

 

(過去20年間チャート)