日本株で高配当ポートフォリオを組む場合に金融セクターにおいてエース的な存在である三井住友フィナンシャルグループ(8316)の株価推移、配当、利回りについてご紹介します。

 

三井住友フィナンシャルグループの配当利回りは2022年11月18日執筆時の終値と1株あたりの配当金合計から計算すると5.01%です(1株当たり配当金230円÷株価4,592円)。 東証プライム銘柄の平均配当利回りは2.32%(日本経済新聞社)のため、平均よりかなり高い利回りです。

 

10月前半に株価が4,000円を下回る局面がありましたが、現在は決算発表を受けて(増配、自社株買い)、4,500円を超えてきており、なかなか手を出し辛くなってきました。

 

 

  配当金は230円

三井住友フィナンシャルグループの年間配当額は230円。100株持っていたとすると年間23,000円(税引前)もらえることになります。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8316

 

高配当銘柄の多い金融セクターにおいても際立った存在と言えます。

 

 

  配当性向は40.7%

三井住友フィナンシャルグループの配当性向は40.7%。

 

東証プライムの市場平均は30%前後なので、平均よりは若干高いですが、まだまだ増配余力は高いと言えます。

 

財務面も非常に健全で、BIS基準の自己資本比率は18%以上あります。(これはメガバンク3社の中で最も高い数字です。)

 

大きな事業成長が期待でいない金融セクターですが、配当金の原資となる安定した業績を、これからも期待したいです。

 

株予報Pro様より

https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=8316

 

 

  三井住友FGの株保有メリットは安定成長

三井住友フィナンシャルグループは累進配当方針を宣言しており、リーマンショック時の減配を除いては安定して配当金の拡大を実現しています。

 

実際に10年前(2012年)の配当金100円と比較すると今年(2022年)は230円と2.3倍に拡大しています。

 

 

三菱UFJ銀行とどちらの株を保有するか迷うところですが、実際のところ「好み」で選んでもそう差異はないのかと個人的には思います。

 

 

  まとめ

お伝えしてきた通り、三井住友フィナンシャルグループは高配当狙いの長期保有としては非常に魅力的な企業だと言えます。

 

リーマンショック時に金融セクターの株価が大きく下落して以降はおおよそ3,000~5,000円の範囲内での推移しています。

 

現在の株価(約4,592円)も、上記範囲において「やや高い」水準でありはありますが、累進配当を表明している同社ですので、現時点での購入も「アリ」だとは思います。ちなみに私は3,500円付近まで大きく下落するタイミングを待っています。

 

(過去20年間チャート)