本屋さんはセルフの方が向いていると言う記事! | 何でもアル牢屋

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地元に一軒しか無くなった三階建ての大きな本屋があるのだが、二階と三階に店員を置かなくなった。どう言う事かと言えば、二階と三階での会計が出来なくなり、わざわざ一階まで持って行って会計をする。
当然ながら万引きが発生するのではないか?となるのだが、そこは対策済みで、床に足跡のマークが書いてあって、その足跡を辿って階段を降り、一回のレジへと向かう。ビルなので、それぞれの階にエレベーターがあるのだが、乗ると万引き扱いになりそうな気配がするので乗らない様にしているw
でもこれって、五体満足、健康体なら良いけど、足が不自由だったり、移動が困難な人だったりすると困ってしまう。本は買いたいけど、あの本屋さんは移動が大変だからと言う気の毒な理由で、足が遠のくのも悲劇かなと。しかも、本屋だって客足が減るし、売り上げは伸びないし、良い事が一つも無い。この苦境を、どうすればいいのか。

単純な発想からすれば、本屋もセルフレジにすれば良いのではないか?となる訳だが、それだって最低でも一人、店員を置かないと、セルフのやり方が判らない人はパニックになってしまう。その辺の事情はガソリンスタンドと似ている。セルフであっても店員は配置しなければならない。
皆さん、本屋で本を買うと判ると思うけど、昔と比べると随分と面倒臭くなった。ポイントカードはあるかどうかとか、作るか作らないか聞かれたり、袋入りますか?と聞かれたり、店員とのやり取りが偉い増えた。おまけに、未だに会計の場所にビニールのカーテンをしてて何を言ってるのか聞こえ辛い。いつになったらビニールのカーテンを辞めるのか見当もつかない。これは何を怖がってる訳?
こんな風になる前はどうだったのか。買いたい本をレジに持って行って、店員が会計をして、せいぜい「カバーをお掛けしますか?」と聞かれ、後は勝手に袋に入れて、渡されて、それで終わり。元来、本屋と客の関係性は、そういう感じではなかったのか?
実の所、本屋だけに関して言えばセルフも悪くない。むしろ大歓迎かもしれない。勿論、本屋さん側からすれば、カバーを掛ける事自体が熟練した技なんですとなるのだが、客からすれば必ずしも必要ではない。そこを抜けば、後は本の裏面にあるバーコードを読み取って袋に入れて渡すだけとなれば、客も、それほど苦労する訳ではない。

良い例がゲオやTSUTAYAなどのレンタルビデオ店で、借りるビデオやCDなどはセルフで出来てしまう。慣れてしまえば客も快適だと思う訳だし、店側も手間を減らせて尚且つ、売り上げにもなる訳だし、御互いの為に良い。
コンビニだと少し事情が変わってきて、手間の類が違う。出来る事はあるけど出来ない事もある。小難しい手続きなんかは流石に店員さんにやって貰わないと不安。セルフに向いてるか向いてないかはモノによるのである。

セルフと言えるのかどうか判らないが、最近、焼き肉や鍋物などの店に行くと、注文用のタブレットが置いてあるのをチョクチョク見掛ける様になった。これは個人的には「待ってました!」と拍手したいくらいで、何故かと言うと、焼き肉や鍋などは、いちいち具材や肉の種類を口頭で伝えるのが意外に苦なのである。

店内がうるさければ大声を出さなきゃいけないし、具材の一々を注文取りの店員さんに上手に伝える事や、発声や発音に気を使わないと、御互いに「え?もう一度御願いします」とか言われて、気まずい雰囲気になって気が滅入るなんて事もある。その点、タブレットは一々の注文にうってつけのアイテムで、欲しい物をまとめて頼める利点がある。私なんかは、そう言った店でタブレットが置いてあったりすると「この店、正解!」とか、内心はしゃぐ時すらある。
タブレットの利点は面倒臭さからの解放だけでなく、体調を崩している人にも優しいアイテムと為り得る。例えば喉が不調の時とかは大活躍する。或いは精神的に不安症で、店員さんとのやり取りも苦手な場合も、直接の言葉のやり取りが無くても安心して注文出来る。そうする事で、そう言った客も「次も、この店に来よう」と意欲が沸くし、社会に対する自信にも繋がる。良い事ずくしで、マイナスを探す方が大変だと思う。極論で言えば、日本全国の焼肉屋さん、鍋屋さんは、全店でタブレットを標準にして頂きたいと願っている。

 

 

記事と関係ないけど、ドナルド・サザーランド(上の写真の人)が亡くなったそうな。享年88歳。病気だったらしいけど、この歳だと老衰の域かな。息子のキーファーの方が大好きだけど、親父の方も個性的で一度見たら忘れないタイプの俳優だなと思う。ロックアップと言う映画の極悪な所長役が一番好きかな。この映画をレビューした事あるんだけど、挙げる機会があったらやろうと思う。