大谷翔平の成金主義。芽生えた天下への野心! | 何でもアル牢屋

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日本では不思議な事が起こっていて、此処30年、給料が上がらず、時給100円~200円の小銭を巡ってギャーギャーやっている所に、メジャーリーグの大谷翔平が6億円のポケットマネーをはたいて、日本全国2万件の小学校に野球用グローブを三つずつ寄付したのだそうな。
これから書く事は私個人の一つの見方として捉えて欲しいのだが、いささか大谷翔平と言う人物に空恐ろしさを感じてしまった。彼の中に芽生えた天下人への野心である。6億円を<はした金>としてばら撒くと言う行為は天下人だけが許される行為だ。何が書きたいかと言えば、パフォーマンスとしてはヤリ過ぎなのではないか?と言う事。
疑問が残るのは、このパフォーマンスが本当に大谷翔平の発案なのかどうか?と言う事で、目立つ事を避けていた彼のイメージからは随分とかけ離れた行為であり、人変わりでも起こしたのか?と思うほどのビックリなのである。英雄に取り巻きと言うのは定番で、やっている行為は民への施しであり、人気取りだ。しかも子供に目を付けた辺りに<したたかさ><あざとさ>を感じる訳で、何故かと言えば、子供を釣れば大人も釣れるからだ。大人の篭絡は面倒臭い。だったら子供を釣ってしまえ!と言うのは常套手段で戦略として間違っていない。今回のグローブ寄付報道は世界配信され、何やら大谷翔平と言うブランドを使った大々的な大売り出しが始まった気がしてならない。
 

称賛は最初だけで、この一件は時間経過と共に、おそらく誹謗中傷へと変わっていくだろうと私は予想する。何様のつもりだ、王にでもなったつもりなのかと。

物事には限度があって、寄付も一定額なら見過ごすが、個人が出す金額として多過ぎると人は警戒心を持つ。

では、どうすれば良かったのか?

正解は無い。只、大谷翔平が桁を間違えたのは確かで、この場合、6億ではなく6千万の方が穏やかな様な気がする。寄付と言う善意に浮世離れは必要なく、気持ちが伝わればそれで良いのである。
例えば、貴方がホームレスだったとして、善意ある人間が「貴方の為に家を差し上げましょう」と言う展開になった時、どんな家を貰えば貴方は喜ぶのか?庭付きの豪邸をドーンっと貰って心の底から感謝となるのかどうか。きっとそうはならないと思う。自分が望んだ欲しい家は、食卓でゆっくり飯が食えて、安心して寝られる布団があれば十分満足なのではなかろうか?
大谷は6億円で人の心を買おうとしてるんだろうか?だとすれば、世間が想像して止まない大谷像は随分と違うキャラだったと愕然とするしかない。そうでないとするならば、一体、6億円のグローブの意味とは何だったのか?いずれにしても善意には違いは無いんだけど、子供に夢をって奇麗ごとだけでは到底納得がいかないだろう。